英語は早めの対策が必要!その理由を説明します!
文系・理系問わず英語の試験は必須ともいっていい状況になっていますが、近年になって以前より高い英語力が求められています。
その理由を英語学習全体の話、英検をはじめとした英語資格・検定の取得を中心に説明していきます。
高い英語力とは具体的に何なのか、どのようにしていけばいいのかを知ると早期の学習が大学受験突破の大きなカギになっていることが理解できるでしょう。
目次
大学受験英語の現状について
大学受験は共通テストとそれぞれの大学で出題される試験が主ですが、ほとんどの方式に英語が課されます。
大学受験英語ではどのような問題が出題されているかご存じでしょうか?
●共通テスト
2020年度まで出題されていたセンター試験では大問が6つあり、アクセント問題、文法問題、長文問題など様々な能力が試されていましたが、共通テストでは大問6つすべて長文読解という構成になっています。
長文の語数もセンター試験は約4,300語で前後していたのですが、共通テストは2021年度は約5,500語、2022年度が約5,800語、2023年度が約6,100語、2024年度が約6,200語と年々増えてきています。
長文を読むスピードもセンター試験の約1.5倍の速さで読む必要があるといわれています。
明らかに英語の知識を問うよりも英語の運用能力を試すように変化していってます。
●各大学の試験
国公立大学は二次試験、私立大学では個別試験が課されます。
国公立大学はほとんどが記述式の問題で私立大学では年々問題の種類が多様化したり、長文が長くなっていく傾向にあります。
例えば、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)の各学部で出題される問題の割合を見てみましょう。(2023年度の問題を元にしています)
大学 | 文法・語法 | 英語長文 | 会話問題 | 英作文 | 自由英作文 | 語彙 | リスニング |
学習院 | 約41% | 約26% | 約15% | 約11% | 約4% | 約4% | 0% |
明治 | 約17% | 約58% | 約17% | 約3% | 0% | 約6% | 0% |
青山学院 | 約15% | 約32% | 約11% | 約2% | 約17% | 約9% | 約4% |
立教(文学部) | 20% | 40% | 20% | 0% | 0% | 20% | 0% |
中央 | 約38% | 約30% | 約9% | 約4% | 約2% | 約13% | 0% |
法政 | 約7% | 約86% | 約4% | 0% | 0% | 0% | 0% |
*青山学院ではデータの読み取り問題、要約問題、和訳問題なども出題されます。
*青山学院のリスニング問題は文学部のみです。
*立教大学は文学部のみ英語の独自試験があります。
一部の大学は文法・語法問題の割合が高いですが、配点で考えると長文読解が一番大きいという構成になっています。
他大学でも長文読解が中心となっており、上位大学になるにつれて単純な知識を問う問題が少なくなり、試される英語力も多様になります。
私立大学でも共通テストの受験が必須になっている大学や学部があり、高得点をとらないと対策の難易度が高い大学独自試験で高得点をとる必要が出てきてしまいます。
共通テストをはじめとして徐々に文法や単語などの理解、暗記をしていることは前提として、その能力を使って読解などができるかという試験に変わってきているということです。
高校英語の全体像について
高校で学習する英語は中学の英語と違い、覚える単語や熟語の量が多く、文法も複雑なものになっていきます。
高校英語を段階別に説明していきます。
ステップ1
ステップ1は文法、語法の理解と単語、熟語の暗記がメインとなります。
高校で学習する文法や語法を参考書や問題集を使って理解、暗記していきます。
単語は日東駒専やGMARCHレベルなら新たに2,000~3,000語、早稲田や慶応であれば新たに3,000~4,000語必要です(受験する学部などで前後します)
国公立大学でも難関大学は新たに3,000~4,000語は覚える必要があります。
英検2級なら中学から合わせて5,000~6,000語、英検準1級なら7,500~9000語です。
高校受験とは比べものにならないくらいの単語力を身につける必要があります。
ステップ2
ステップ2は英文解釈と長文読解、必要に応じてライティングやリスニングを学習していきます。
ステップ1で理解した文法を使って英文を正しく読む練習(英文解釈)や長文読解をやって本格的な英語力を身につけていきます。
ステップ3
ステップ3からは読解力や理解力の壁があります。
英語を読めたり聞けたりするのは当たり前で、文章の内容を制限時間内に正しく理解できるかどうかが問われます。
以上のステップを考えると高校3年生からステップ1を開始するようだと、多くの高校生にとってかなりハードな受験になってしまうことが明らかだと思います。
英検などの資格試験や検定試験を利用する入試について
大学受験では英検などの英語資格や検定試験を利用できる入試があります。
早めに受検して大学入試に専念することをオススメします。
立教大学などの大学は英語の試験はなく、英語資格もしくは共通テストの点数が英語の点として扱われます。英検準1級を取得していることが当たり前になっているというのが現状です。
以下のリンクから主な私立大学の英検利用状況を確認できます。
早慶上理(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科)についてはこちら。
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)についてはこちら。
関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)についてはこちら。
成成明学獨國武(成城・成蹊・明治学院・獨協・國學院・武蔵)についてはこちらです。
日東駒専(日本・東洋・駒沢・専修)についてはこちら。
産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)についてはこちらです。
4工大(芝浦工業・工学院・東京都市・東京電機)についてはこちら。
英語の成績アップで重要な点とかまなびのご案内
英語の成績アップで重要なことは発音することと徹底的な基礎事項の反復です。
文法や語法の本質的な理解は難関大学受験において効果を発揮しますが、その前にやるべきことがあります。
英語の成績が上がらないと言っている人の多くは英語を勉強しているときにほとんど発音していないことが多いです。
言語なので、だまって勉強していては身につかないのは当たり前のことなのですが、やはり教科の1つという認識があると黙々と勉強してしまうのかもしれません。
予備校だとプロの講師陣が文法や長文の読み方などを教えてくれるものの、単語や熟語暗記などの反復が必要なことについては生徒任せにするしかなく、個別指導塾だと宿題で出されはするものの新たな部分しか出されず、すでにやった範囲の復習テストがおろそかになっているところが多いと思います。
かまなびではiPadを基本的に無償で貸し出しており、GoodNotesというアプリで学習管理を行っています。
このアプリにはフラッシュカード機能があり、それを使って発音と意味を口頭で言ってもらうテストをしています。
すでにやった単語や熟語もテスト範囲としており、例えば単語集の1~50を1週間で覚えてもらったら、次の週の宿題は1~100となるといった仕組みです。
英検対策も充実しており、4技能を効率よく勉強できる体制が整っています。
・リーディング
上述の単語、熟語暗記、過去問演習によりリーディングの力をつけていきます。
・リスニング
iPadにより音声コンテンツを再生することができますし、必要に応じてシャドウイング(流れてきた音声のあとに続いて発音することによりリスニング力をアップさせる)もサポートしています。
・ライティング
GoodNotesの共有ノート機能を使ってリアルタイムで添削しています。
*共有ノートは管理者と生徒で同じノートを共有して、更新されるとすぐに他方のノートも更新されるという機能です。
・スピーキング
通塾でもオンラインでもメッセージアプリを使って通話し、いつでもどこでもスピーキングの練習ができるようにしています。
予備校や個別指導塾だと1回も練習しないということがあったり、英会話教室でも1、2回しか練習しないというところが多いですが、かまなびでは少なくても3~4回、多いと8~10回以上練習します。
英検以外の資格試験の対策も可能で、例えばTEAP対策を実施したこともあります。
かまなびの英検特訓コースのご案内をこちらに添付します。
*高校1年生は英検特訓コースのみご案内しております。
英語は高校1年生から勉強し始めましょう!
英語は他教科に比べて非常に必要な学習量が多い科目です。
すでに述べたように高校3年生から0スタートだと間に合わない可能性が高いのです。
高校1年生から少なくとも単語暗記や基本文法の理解、英検の取得に向けて動き出した方が後々のことを考えると効果的です。
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