英語外部検定利用入試(2022年度版)【英検・産近甲龍編】

2022年度一般入試における英語外部検定利用入試(英検)の状況をまとめました。

本記事は産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)での利用状況です。
*一般入試、共通テスト利用入試のみに限定してまとめています。(推薦やAO入試などについてはございません)

最初に英検に関する用語について説明します。

●CSE2.0
従来のCSE1.0より高い精度で英語力を識別できるようにしたもの。
スコア精度が向上しているため、CSE1.0では合否のみ大学入試の選抜基準だったが、CSE2.0では合否に加えてスコアも選抜基準とすることができる。

●英検CBT、英検S-CBT、英検S-interview
・英検CBT
4技能(スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング)を1日で測定できる試験。
コンピュータ上で受験する。受験級は準1級、2級、準2級、3級。
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・英検S-CBT
毎週土日に従来型の英検と同じ形式をとりつつスピーキングを吹き込み式にして1日で4技能を測定できる試験。部活などの予定が立て込んでいる方には便利な試験。
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・英検S-interview
英検CBTもしくは英検S-CBTでの受験が難しい方向けの試験。
1日目をマークシートで解答し、2日目に対面でスピーキングテストを行う。
合理的配慮が必要な障がいのある受験者のみを対象に実施。
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各級の満点と合格基準点

各級の合格点は下記の通りです。(CSE2.0スコア)
本記事では大学入試で考慮される級のみとなります。

英検1級
満点:3400 合格点:2630

英検準1級
満点:3000 合格点:2304

英検2級
満点:2600 合格点:1980

英検準2級
満点:2400 合格点:1728

京都産業大学の利用状況

京都産業大学は公募推薦で英検を利用することができます。
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一般入試では英検利用は採用されていません。

近畿大学の利用状況

近畿大学では国際学部が対象となっています。

一般入試・前期(A日程)、一般入試・前期(B日程)、一般入試・後期で使用できます。

対象判定方式はA日程がスタンダード方式、高得点科目重視方式および国際学部独自方式、B日程がスタンダード方式、高得点科目重視方式、後期が高得点判定方式です。
指定の資格試験の得点、資格を「英語」の見なし点数とします。英語資格を利用したとしても個別学力試験の英語問題も受験する必要があります。(得点の高い方を採用します)

英検の得点と見なし得点は下記の通りです。

・1次試験受験時期が2016年3月以前の場合
英検準1級:100点換算
英検2級A:85点換算
英検2級:70点

・1次試験受験時期が2016年4月以降(CSE2.0)以降の場合
英検準1級:100点換算
英検2級(CSEスコア2150以上):85点
英検2級:70点
*英検は英検CBT、英検S-CBT、英検S-interviewいずれも提出可能です。

甲南大学の利用状況

甲南大学では大学入学共通テスト利用型入学試験(前期日程)外部英語試験活用型で使用できます。

上記の形式では英語資格の成績提出が必須となっています。

・みなし得点が200点満点の学部学科
文学部(日本語日本文学科、英語英米文学科、人間科学科)、経済学部

英検準1級以上(CSEスコア2304)200点満点あつかい
英検2級(CSEスコア1980)160点あつかい

出願資格は 英検2級(CSEスコア1980) です。

・みなし得点が100点満点の学部学科
文学部(社会学科)、法学部、経営学部、知能情報学部

英検準1級以上(CSEスコア2304)100点満点あつかい
英検2級(CSEスコア1980)80点あつかい

出願資格は 英検2級(CSEスコア1980) です。

*CBTも対象となっています。
*級数以外に、CSEスコアも対象です。

龍谷大学の利用状況

龍谷大学では共通テスト利用入試において英検のスコアを利用できます。

英検のスコアと換算した点数は下記の通りです。

2,300点(英検準1級以上受験)100点満点
2,150点(英検2級・準1級受験)85点
1,950点(英検2級・準1級受験)70
*上記の点数はCSEスコアです。
*2019年4月1日以降に受験したものに限ります。