東京理科大学(創域理工学部・数理、先端物理、情報計算、生命生物、経営システム工学科・B方式)の数学対策

本記事は東京理科大学 創域理工学部(数理科、先端物理、情報計算、生命生物、経営システム工学科・B方式)の数学対策について記載しています。
東京理科大学では2023年4月に理工学部が創域理工学部と名称を変えています。
科目は数理科、先端物理、情報計算、生命生物、経営システム工学科と建築、先端化、電気電子情報工、機械航空宇宙工、社会基盤工学科で分かれています。
数学の試験時間は100分で、配点は数理科学科が200点、その他の学科が100点です。
創域理工学部の入試情報
東京理科大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2026年度 | |
| 1 | ・小問集合(40点、数理科学科は80点) 1. 整数 2. 微積分、極限 3. 微積分、確率 |
| 2 | ・微積分、極限(30点、数理科学科は60点) 設問×5 |
| 3 | ・数列、不等式の証明(30点、数理科学科は60点) 設問×5 |
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| 1 | ・小問集合(40点、数理科学科は80点) 1. 空間ベクトル、図形 2. 定積分、三角関数 3. 確率、平面図形 | ・小問集合(40点、数理科学科は80点) 1. 複素数平面、方程式 2. 三角関数、不等式 3. 図形と方程式、整数 | ・小問集合(40点、数理科学科は80点) 1. 確率、場合の数 2. 3次関数、多項式 3. 漸化式、数列 |
| 2 | ・微分法、図形と方程式(30点、数理科学科は60点) 設問×5 | ・微分法、極限、図形(30点、数理科学科は60点) 設問×4 | ・図形と方程式、関数(30点、数理科学科は60点) 設問×4 |
| 3 | ・微積分(30点、数理科学科は60点) 設問×3 | ・微積分、極限(30点、数理科学科は60点) 設問×4 | ・微分法、微積分(30点、数理科学科は60点) 設問×5 |
東京理科大学創域理工学部の数学は、試験時間100分で、マーク式の大問1と記述式の大問2・3から構成されます。
数学Ⅲの微積分を軸としながら、確率、数列、整数、ベクトル、複素数平面なども幅広く出題されるため、特定分野だけに偏らない総合力が必要です。
●対策
数学Ⅲの微積分が重要
記述問題では、微分、積分、極限、関数の増減、面積などが中心となる傾向があります。
ただし、毎年必ず数学Ⅲだけが出題されるわけではありません。
数列、不等式、整数、図形などが記述問題の主題になったり、微積分と融合したりする年度もあります。
そのため、数学Ⅲを最優先にしつつ、数学A・B・Cも標準問題まで仕上げておく必要があります。
また、指数関数や対数関数そのものを特別視するより、どのような関数でも微分して増減や極値を調べ、必要に応じて積分や極限へつなげる力を養うことが重要です。
大問1は即答型の小問集合ではない
大問1はマーク式ですが、短い独立問題が並んでいるだけではありません。
確率から整数の条件へ展開する問題や、方程式の解から複素数平面上の図形を考える問題など、誘導に沿って複数の内容を処理する中規模問題となっています。
したがって、単なる計算速度だけでなく、前の設問で得た結果を次に利用する力が必要です。
確率、整数、数列、ベクトル、複素数平面は頻出候補なので、教科書から標準レベルの典型問題を素早く正確に解けるようにしましょう。
記述では計算過程の見せ方が大切
大問2・3では、答えだけでなく導出過程も採点されます。
ただし、証明問題ばかりが出るわけではありません。
中心となるのは、誘導に従って式を立て、条件を整理し、計算の根拠を示す問題です。
途中式を省略しすぎず、どの条件や前問の結果を使ったのかが伝わる答案を作る練習が必要です。
数学的帰納法や不等式評価にも対応できるよう、過去問演習後は答案を見直し、論理の飛躍がないか確認しましょう。
数理科学科は配点に注意
数理科学科では、大問1の配点が他学科より大きく設定されています。
そのため、数理科学科と先端物理学科、情報計算科学科、生命生物科学科、経営システム工学科では、時間配分を同じにするべきではありません。
他学科では大問1を25~30分程度で進め、残りを記述問題に使うのが基本です。
一方、数理科学科では大問1の正確性がより重要になるため、30~40分程度かけて見直す戦略も考えられます。
効果的な対策
まず数学Ⅲの微分、積分、極限を、途中で手が止まらないレベルまで仕上げましょう。
そのうえで、確率、数列、整数、ベクトル、複素数平面の標準問題を反復します。
参考書では、青チャートやフォーカスゴールドで典型問題を確認し、標準問題精講や数学重要問題集で複合問題への対応力を高める方法が有効です。
仕上げでは100分を計り、学科ごとの配点を意識して過去問を解きましょう。
まとめ
創域理工学部の数学は、数学Ⅲの微積分を中心としながら、幅広い分野を誘導形式で処理する試験です。
合格には、標準問題を正確に解く計算力、条件を整理する力、前問の結果を利用する力、途中過程を伝える記述力が必要です。
数学Ⅲだけに偏らず、全範囲の典型問題を固めたうえで、学科ごとの配点に合わせた時間戦略を完成させることが重要です。
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