岡山大学(前期日程)の英語対策

本記事では岡山大学(前期日程)の英語対策について記載しています。

岡山大学では文学部、教育学部(学校教育教員養成課程の中学校教育コースの文系・特別支援教育コース)、理学部、歯学部、薬学部、工学部、農学部、医学部の英語受験が必須です。
*経済学部、 教育学部(幼児教育コース・小学校教育コース) では選択科目です。

配点は基本的に200点満点ですが、下記の学部学科では配点が異なります。

医学部医学科:400点満点
医学部保健学科(看護学):200点満点
医学部保健学科(放射線技術科学):200点満点
医学部保健学科(検査技術科学):200点満点
理学部数学科:100点満点
理学部物理、化学科:200点満点
理学部生物学科:300点満点
理学部地球科学科:400点満点

試験時間は120分です。

各項目の傾向と対策

全体の傾向
大問はぜんぶで4題です。
長文読解が2題、和文英訳が1題、自由英作文が1題という構成です。
長文読解は標準レベルで、問題内容は説明問題、内容一致問題など国立大学でよく出題されるものです。
和文英訳はいわゆる構文を覚えていれば、すぐに何を書けばいいのかわかる問題もありますが、基本的には英語にするのが少し難しい日本語を使用しています。
試験時間が120分ですので、時間の限り、細かいところで点を落としていないか最後まで確認するようにしましょう。

●長文読解(大問1,2)
問題構成は内容一致問題、下線部の内容に関する選択問題、日本語で説明する問題などが中心です。
設問は英語と日本語が混在しています。特に設問が英語の選択問題では条件を見落とさないようにしましょう。
中には「あっているものをできるだけ選べ」という問題もあります。
文章自体は標準的で、難しい単語や構文はほとんどありませんので、たくさん語彙や英語表現を知っているよりは基本的な単語や表現を確実に知っている、アウトプットできるという状態が理想です。
上述したように試験時間が長いため、日本語で説明する問題は書いた内容にこだわりましょう。

和文英訳問題(大問3)
設問数は3~4問で、日本語の文章の中に下線部がひかれており、その部分を英訳していきます。
難易度が高いというわけではないのですが、ただの構文のアウトプットで解ける問題がすべてではないため、対策は必須です。
まず、前提として基本的な構文を用いた文をいつでも書くことができるという状態にし、あとは日本語特有の表現をうまく言い直して英語にする練習を積んでいきましょう。
例えば、「不格好な」「がんばって」などをうまく英語にできるようにするということです。

●自由英作文(大問4)
英文を読み、指示にしたがって10行程度という条件で英語で意見を書くという問題です。
10行程度と書いてありますが、おおむね100語以上と考えておけばいいでしょう。
問題は日本を紹介するYouTuberとして日本国内のどこを紹介したいか、大学生として環境問題に対して何ができるか、空き家や捨てられた家が引き起こす問題点と解決策など、よくある出題から知識や想像力を要する問題まであります。
理路整然とした文章展開、構成、文法などの英語表現のミス、時間配分に気をつけて書いていきましょう。