英語外部検定利用入試（2025年度版）【英検・3大女子大学編】
本記事は3大女子大学（日本女子・津田塾・東京女子）での利用状況です。
＊一般入試、共通テスト利用入試のみに限定してまとめています。（推薦や総合型選抜などについてはございません）
最初に英検に関する用語について説明します。
●CSE2.0
従来のCSE1.0より高い精度で英語力を識別できるようにしたもの。
スコア精度が向上しているため、CSE1.0では合否のみ大学入試の選抜基準だったが、CSE2.0では合否に加えてスコアも選抜基準とすることができる。
●英検CBT、英検S-CBT、英検S-interview
・英検CBT
4技能（スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング）を1日で測定できる試験。
コンピュータ上で受験する。受験級は準1級、2級、準2級、3級。
詳細はこちら。
・英検S-CBT
毎週土日に従来型の英検と同じ形式をとりつつスピーキングを吹き込み式にして1日で4技能を測定できる試験。部活などの予定が立て込んでいる方には便利な試験。
詳細はこちら。
・英検S-interview
英検CBTもしくは英検S-CBTでの受験が難しい方向けの試験。
1日目をマークシートで解答し、2日目に対面でスピーキングテストを行う。
合理的配慮が必要な障がいのある受験者のみを対象に実施。
詳細はこちら。
各級の満点と合格基準点
各級の合格点は下記の通りです。（CSE2.0スコア）
本記事では大学入試で考慮される級のみとなります。
英検1級
満点：3400 合格点：2630
英検準1級
満点：3000 合格点：2304
英検2級
満点：2600 合格点：1980
英検準2級
満点：2400 合格点：1728
日本女子大学の利用状況
日本女子大学では一般選抜（英語外部試験利用型）で英検の成績を利用できます。
対象学部は全学部です。
出願基準は下記の通りです。
| 学部 | スコア |
| 全学部 | 2級以上の1950以上 |
＊出願日からさかのぼって2年以内に受検した証明書が対象です。
＊合格・不合格ではなくCSE2.0スコアが基準となります。
＊従来型・S-CBT、S-Interviewいずれも対象です。
加点設定は2つあります。
| 基準Ⅰ | CSEスコア2100 |
| 基準Ⅱ | CSEスコア2300 |
各学部の加点は下記の通りです。
| 学部 | 学科 | 基準Ⅰ | 基準Ⅱ |
| 家政学部 | 児童学科 | 10点 | 20点 |
| 被服学科 | 5点 | 10点 | |
| 家政経済学科 | 10点 | 20点 | |
| 文学部 | 日本文学科 | 10点 | 20点 |
| 英文学科 | 10点 | 20点 | |
| 史学科 | 20点 | 40点 | |
| 人間社会学部 | 現代社会学科 | 10点 | 20点 |
| 社会福祉学科 | 10点 | 20点 | |
| 教育学科 | 10点 | 40点 | |
| 心理学科 | 10点 | 20点 | |
| 理学部 | 数物情報科学科 | 10点 | 20点 |
| 化学生命科学科 | 10点 | 20点 | |
| 国際文化学部 | 国際文化学科 | 20点 | 40点 |
| 建築デザイン学部 | 建築デザイン学科 | 10点 | 20点 |
| 食料学部 | 食料学科 | 5点 | 10点 |
| 栄養学科 | 5点 | 10点 |
津田塾大学の利用状況
津田塾大学では一般選抜 A方式（英語外部試験利用型）で英検の成績を利用できます。対象学部は全学部です。
出願基準は下記の通りです。
| 出願基準 | 加点基準Ⅰ | 加点基準Ⅱ |
| 1950以上（英検2級以上） | 2124（2級以上） | 2300（2級以上） |
＊出願日からさかのぼって2年以内に受検した証明書が対象です。
＊合格・不合格ではなくCSE2.0スコアが基準となります。
＊従来型・S-CBT、S-Interviewいずれも対象です。
加点は下記の通りです。
| 学科 | 加点基準Ⅰ | 加点基準Ⅱ |
| 英語英文学科 | 20 | 40 |
| 国際関係学科 | なし | なし |
| 多文化・国際協力学科 | 20 | 40 |
| 数学科 | なし | なし |
| 情報科学科 | 10 | 20 |
| 総合政策学科 | 20 | 40 |
東京女子大学の利用状況
東京女子大学では一般選抜（英語外部試験利用型）で英検の成績を利用できます。対象学部は全学部です。
出願基準はCSE2.0スコアで1950以上です。
現代教養学部の人文学科（英語圏文化専攻）、国際社会学科はスコアに応じて得点換算されます。それ以外の学部は英語を除いた2科目で受験できます。
| 換算点 | 英検2級以上 |
| 100点 | 2450～ |
| 60点 | 2300～2449 |
| 30点 | 2124～2299 |
| 0点 | 1950～2123 |
＊出願日からさかのぼって2年以内に受検した証明書が対象です。
＊合格・不合格ではなくCSE2.0スコアが基準となります。
＊従来型・S-CBT、S-Interviewいずれも対象です。
また、一般選抜のGlobal Citizenship Program Link型でも利用可能です。
出願基準は下記の通りです。
英検2級以上でCSE2.0スコア2124以上
＊出願日からさかのぼって2年以内に受検した証明書が対象です。
＊合格・不合格ではなくCSE2.0スコアが基準となります。
＊従来型・S-CBT、S-Interviewいずれも対象です。
共通テストと英語スピーキングテスト（BCT-S）、小論文で合否判定されます。情報数理科学科は共通テスト、英語スピーキングテスト（BCT-S）、小論文、面接（数学Ⅲの知識を問う）で合否判定されます。
以上です。
英語検定をもっているだけで受験を有利に運ぶことができるので、高校3年生はもちろん高校1年生、2年生も英検の勉強をがんばってみてはいかがでしょうか。
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