関西学院大学(全学部日程)の国語対策

本記事では関西学院大学 全学部日程の国語対策について記載しています。

全学部日程の国語の試験時間は75分で、配点は200点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強していきましょう。

各項目の傾向と対策

現代文が1題、古文が1題、各大問の問題数は13~14問です。
漢文の独立問題は出題されません。
典型的な私立の問題であり、一般的な国語の対策をすれば得点することができます。
現代文は漢字、用語の意味、接続詞、傍線部の読み取り、文学史が主に出題され、古文は古文単語の意味、文法知識の確認、内容の解釈、文学史が主に出題されます。

●出典
・2022年度(2月1日)
大問1:『「複数の状態」にひらかれたデジタル写真をどう認識するか』松本健太郎
大問2:『俵藤太物語』(室町時代)

・2023年度(2月1日)
大問1:『森鴎外「翻訳」という生き方』長島要一
大問2:『宇治拾遺物語』(鎌倉時代前期)

・2022年度(2月2日)
大問1:『都市のライオン』山内朋樹
大問2:『苔の衣』(鎌倉時代)

・2023年度(2月2日)
大問1:『椿の海の記』石牟礼道子とこの作品を評した池澤夏樹の文章
大問2:『源氏物語』御法(平安時代中期)

●現代文
漢字の問題は傍線部と同じ漢字を使うものを選択するタイプ、読みを選択するタイプです。
前者の問題はセンター試験や共通テストと同じタイプなので演習用としてセンター試験や共通テストの過去問を活用することができます。

空所補充問題として接続詞や語句が出題されます。
選択肢を確認する前に自分で仮のものを入れてみて、選択肢の中から同じもの、もしくは同様の意味をもつものを選びましょう。

傍線部の読み取り問題は「つまりどういうことか」という視点で回答することが多いです。
現代文の対策を行っているときは、まず時間制限を設けずに考え抜く習慣を身につけましょう。
多くの受験生は手っ取り早く回答できるという点を重視していて、根拠をもって正答を導くという習慣がついていません。

現代文の問題に根拠をもって答える→解答解説を確認→わからなかった言葉や文を解釈していくという地道なプロセスを踏むことで現代文の能力はあがっていきます。

文学史は直前に国語便覧や文学史をまとめたテキストを確認しておきましょう。
日本史選択者にとっては簡単な文学史なので、日本史以外を選択する受験生はまとめたものを確認しておく必要があります。

●古文
まず古文単語や古文文法など覚えれば即答できるものを徹底的に対策していきましょう。
知識問題は対策した分だけ得点が伸びていくので、落とすのはもったいないです。

傍線部の解釈や内容一致は標準的な読解問題で対策をしていきましょう。
文章の読解→解答解説の確認→わからなかった単語を覚え、理解できなかった文を解釈→音読しながら現代語訳を頭の中でできるか確認という流れで勉強していきましょう。

音読は無意識の読み飛ばしを防ぐことができるため、文章全体の解像度を上げることができます。

文学史が出題されるので現代文と同じように対策していきましょう。

関西学院大学 全学部日程(2月1日)の英語対策はこちらです。