早慶上智・GMARCHの法学部比較

2023年3月24日

早慶上智・GMARCHの法学部を学科ごとに試験科目・配点・試験時間・合格最低点・募集人数・倍率の観点で比較していきます。
*データは2022年度のものを参照しています。
*個別入試を対象としています。(上智大学はTEAPスコア利用方式と共通テスト併用方式、青山学院大学はA方式、B方式を記載しています)

試験科目・配点・試験時間

●早稲田大学 法学部
・英語
配点:60点  試験時間:90分
・国語
配点:50点  試験時間:90分
・地歴公民・数学
配点:40点  試験時間:60分
合計:150点

●慶應義塾大学 法学部 法律学科 / 政治学科
・英語
配点:200点  試験時間:80分
・論述力
配点:100点  試験時間:90分
・地歴
配点:100点  試験時間:60分
合計:400点

●上智大学 法学部 TEAPスコア利用方式
・TEAP
配点:150点
・国語
配点:100点  試験時間:60分
・地歴公民・数学
配点:100分  試験時間:90分
合計:350点

●上智大学 法学部 共通テスト併用方式
・英語(共通テスト)
配点:60点
・国語(共通テスト)
配点:40点
・地歴公民・数学(共通テスト)
配点:40点
・独自試験(社会と法・政治に関する試験)
配点:100点  試験時間:75分
合計:240点

学習院大学 法学部 法学科 / 政治学科 コア方式
・英語
配点:150点  試験時間:90分
・国語(漢文なし)
配点:100点  試験時間:60分
・地歴公民・数学
配点:100点  試験時間:60分
合計:350点

●明治大学 法学部 法律学科
・英語
配点:150点  試験時間:70分
・国語(漢文なし)
配点:100点  試験時間:60分
・地歴公民
配点:100点  試験時間:60分
合計:350点

●青山学院大学 法学部 法学科 / ヒューマンライツ学科
・共通テスト(英語・A方式)
配点:65点
・共通テスト(国語・A方式)
配点:100点
・共通テスト(地歴公民・数学・A方式)
配点:35点
・総合問題(国語総合・日本史・世界史・政治経済)
*日本史、世界史は17世紀以降からの出題です。
配点:200点  試験時間:90分
合計:400点

青山学院大学 法学部 法学科 / ヒューマンライツ学科
・共通テスト(英語・B方式)
配点:100点
・共通テスト(国語・B方式)
配点:65点
・共通テスト(地歴公民・数学・B方式)
配点:35点
・総合問題(英語・日本史・世界史・政治経済)
*日本史、世界史は17世紀以降からの出題です。
配点:200点  試験時間:90分
合計:400点

●立教大学 法学部 法学科 / 国際ビジネス法学科 / 政治学科
・英語資格or共通テスト
配点:200点
・国語(漢文なし)
配点:200点  試験時間:75分
・地歴公民・数学
配点:100点  試験時間:60分
合計:400点

●中央大学 法学部 法律学科 / 企業関係法学科 / 政治学科 3教科 / 4教科
*3教科式は地歴公民・数学から1科目です。
・英語
配点:150点  試験時間:90分
・国語(漢文なし)
配点:100点  試験時間:60分
・地歴公民
配点:100点  試験時間:60分
・数学
配点:100点  試験時間:60分
合計:450点

中央大学 法学部 法律学科 / 企業関係法学科 / 政治学科 共通テスト併用
・共通テスト(英語)
配点:100点
・共通テスト(国語)
配点:200点
・共通テスト(地歴公民・理科)
配点:100点
・共通テスト(数学から1科目)
配点:100点
・英語
配点:200点  試験時間:90分
合計:700点(国際企業関係法学科は800点満点)

法政大学 法学部 国際政治学科 / 法律学科 / 政治学科 A方式
・英語
配点:200点  試験時間:90分
・国語(漢文なし)
配点:100点  試験時間:60分
・地歴公民・数学
配点:100点  試験時間:60分
合計:400点

募集人数・合格最低点・倍率

●早稲田大学 法学部
募集人数:350人
合格最低点:89.895/150点(60%)
倍率:4.8

●慶應義塾大学 法学部
【法律学科】
募集人数:230人
合格最低点:239/400点(60%)
倍率:4.3
【政治学科】
募集人数:230人
合格最低点:236/400点(59%)
倍率:4.0

●上智大学 法学部
【法律学科・TEAPスコア利用方式】
募集人数:45人
合格最低点:非公表
倍率:3.3
【国際関係法・TEAPスコア利用方式】
募集人数:30人
合格最低点:非公表
倍率:2.9
【地球環境法・TEAPスコア利用方式】
募集人数:19人
合格最低点:非公表
倍率:3.0
【法律学科・共通テスト併用方式】
募集人数:65人
合格最低点:非公表
倍率:2.8
【国際関係法・共通テスト併用方式】
募集人数:45人
合格最低点:非公表
倍率:2.8
【地球環境法・共通テスト併用方式】
募集人数:30人
合格最低点:非公表
倍率:3.3

●学習院大学 法学部
【法学科・コア】
募集人数:150人
合格最低点:非公表
倍率:4.2
【政治学科・コア】
募集人数:120人
合格最低点:非公表
倍率:3.2

明治大学 法学部
【法律学科】
募集人数:375人
合格最低点:238/350点(68%)
倍率:4.7

●青山学院大学 法学部
【法学科・A方式】
募集人数:約80人
合格最低点:291/400点(72.8%)
倍率:
【ヒューマンライツ学科・A方式】
募集人数:約20人
合格最低点:299/400(74.8%)
倍率:4.6
【法学科・B方式】
募集人数:約25人
合格最低点:270/400点(67.5%)
倍率:2.1
【ヒューマンライツ学科・B方式】
募集人数:約10人
合格最低点:285.3/400(71.3%)
倍率:3.4

●立教大学 法学部
【法学科】
募集人数:183人
合格最低点:非公表
倍率:3.8
【国際ビジネス法学科】
募集人数:46人
合格最低点:非公表
倍率:4.0
【政治学科】
募集人数:58人
合格最低点:非公表
倍率:3.6

●中央大学 法学部
【法律学科・4科目】
募集人数:60人
合格最低点:255.9/450点(56.9%)
倍率:2.6
【企業関係法学科・4教科】
募集人数:5人
合格最低点:261.4/450(58.1%)
倍率:2.3
【政治学科・4教科】
募集人数:20人
合格最低点:283.3/450(63%)
倍率:2.1
【法律学科・3科目】
募集人数:269人
合格最低点:204.9/350点(58.5%)
倍率:3.7
【企業関係法学科・3教科】
募集人数:60人
合格最低点:212.8/350点(60.8%)
倍率:2.3
【政治学科・3教科】
募集人数:128人
合格最低点:191.8/350点(54.8%)
倍率:2.7
【法律学科・共通テスト併用】
募集人数:52人
合格最低点:非公表
倍率:2.7
【企業関係法学科・共通テスト併用】
募集人数:13人
合格最低点:非公表
倍率:1.7
【政治学科・共通テスト併用】
募集人数:26人
合格最低点:非公表
倍率:1.8

法政大学 法学部
【国際政治学科・A方式】
募集人数:71人
合格最低点:255/400点(63.7%)
倍率:3.2
【法律学科・A方式】
募集人数:198人
合格最低点:222.7/400点(63.6%)
倍率:5.7
【政治学科・A方式】
募集人数:54人
合格最低点:217.1/400点(62%)
倍率:4.0

まとめ

早慶上智
試験科目でみた場合、慶應義塾大学が論述力を課してくるので併願がしにくい印象ですが、慶應義塾大学の論述力は書く能力だけでなく、読解力も問われるのでいずれにせよ国語力全般を鍛える必要があります。
しかし、古典を使用しないため、総合的にみて併願を決めるのが難しいでしょう。

また、上智大学の共通テスト併用方式だと独自問題があるため、早慶の併願として上智を受験する場合TEAPスコア利用方式での受験が適しています。

倍率については早稲田大学と慶應義塾大学では大差がありませんので、過去問の相性と国語と論述力の兼ね合いを考えましょう。

GMARCH
青山学院大学は総合問題を出題し、かつ倍率も高いのでおさえの大学として機能しにくい面があります。
青山学院大学を志望する場合は第一志望にして集中的に対策していきましょう。

中央大学の合格最低点が低めですが、問題の難易度が高いため、簡単に越えられるということではないので要注意です。

総合的にみて早慶上智などの併願としては学習院大学や法政大学が比較的安全に狙うことができ、少し厳しくなりますが、明治大学も併願に適しているでしょう。

立教大学は英検準1級以上を準備しておきたいところです。
できれば早期(高2まで)、遅くても中期(夏休み終わりまで)に英検準1級以上を用意し、国語と社会の勉強に全力を注ぎましょう。

こちらの記事も参照してください。
早慶上智・GMARCHの経済学部比較