國學院大學(A日程)の英語対策

本記事では國學院大學A日程(全学部統一)の英語対策について記載しています。

英語の試験時間は60分で、配点は100点(偏差値換算)です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

●全体の傾向
長文読解①、長文読解②、空所補充問題①、空所補充問題②という構成です。
2021年度まではアクセント問題が出題されていましたが、2022年度ではなくなっています。
大問3と4の形式が2021年度と2022年度で異なります。

●大問1、2(長文読解①、②)
2022年度配点:大問1が36点、大問2が34点
2021年度配点:大問1が34点、大問2が38点

設問は空所補充問題、下線部と同じ用法で使われているものを選ぶ問題、文章中の整序問題、下線部の意味としてふさわしいものを選ぶ問題、下線部の言い換え問題、内容一致問題などで構成されています。

空所補充問題文法・語法・熟語の知識が問われます。
レベルは基礎的なものばかりなので、基礎的な知識を網羅した問題集を1冊完璧に覚えましょう。

・remember ingとto doの意味の違いはわかりますか?
・meetに「(需要など)を満たす」という意味があるのを知っていますか?
・熟語の前置詞部分を正しく覚えていますか?

どれも私立大学では頻出の内容ですので、正確に覚えましょう。

下線部と同じ用法で使われているものを選ぶ問題は大問1と2をあわせて3問出題されています。

・thatの用法
・asの用法
・to+動詞の原形の用法
・ing形の用法
などが出題されています。

不定詞だったら名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法をわけられるようにしたり、ing形ならば進行形、現在分詞などを判別できるようにします。

一つで多様な用法があるものが狙われやすいので、勉強の段階でそういった文法・語法に注目しましょう。

文章中の整序問題は日本語をヒントにしてカッコ内の語句を並べ替える問題です。
文脈で判断する必要がないため、ほとんど通常の整序問題と変わりません。
助動詞の過去形など語順を間違って覚えてしまいそうなものに注目しましょう。
*could have 過去分詞、might have 過去分詞など

下線部の意味や内容についてふさわしいものを選ぶ問題は文の内容理解が問われています。
4択のうち2択はありえない選択肢なので、まずはそれを削っていきます。

残りは「答えっぽい選択肢」と「答えの選択肢」を見分けます。
日本語を語句ごとに1つ1つ確認して英文と合致していなければ消します。

英語の選択肢の場合はまず下線部が「何を言いたいのか」を明確にしましょう。
何が言いたいのかわからない場合は、選択肢を確認して下線部の前後からもっとも適切だと思うものを選びましょう。

下線部の言い換え問題は下線部の意味がわからないと回答することができません。
意味がわかるというのは単語の意味を覚えている+文脈上判断できる意味にわけることができます。

単語の意味を覚えていれば手っ取り早いですが、そうもいかない場合は選択肢の中から文脈上意味が通りそうなものを選ぶという方法で回答しましょう。

内容一致問題は途中の問題を解きつつ文章の内容も理解しないといけないので大変ですが、文法力、単語力、熟語力、構文把握力を鍛えて、読むのが遅くならないように練習しておきましょう。

●大問3、4(空所補充問題①、②)
2022年度配点:大問3は14点、大問4は16点
2021年度配点:大問3は16点、大問4は12点

・大問3
2022年度:日本語と同じ意味になるように空所に入る適切な語を選ぶ問題
2021年度:空所に入る語を選ぶ問題

2022年度は1文に空所が連続して2ヶ所あり、そこに入るものを選びます。
基本的に文法・語法問題で、語順が曖昧になっている表現に注意です。
*twice as 形容詞/副詞 asなど

その他、仮定法や時制などの頻出文法事項から出題されています。

・大問4
2022年度:日本語と同じ意味になるように空所に入る適切な語を選ぶ問題
2021年度:各組に共通して入るものを選ぶ問題

2022年度は文法、語法の知識を問う問題でした。
中には比較的難易度の高い問題も含まれていますが、ほとんどが『NextStage』や『Vintage』などの網羅系の問題集を仕上げておけば対応できます。

文法・語法を中心とした基礎力を多様な問題で確認するような構成です。

英単語、英熟語、英文法・語法が収録された問題集をそれぞれ1冊ずつ仕上げていけば対応できますが、ここで手を抜いてしまう人が多いです。

しっかり1年かけて準備し、過去問演習を積んだ状態で受験に臨むようにしましょう。