志望大学に合格できる受験生の7つの特徴
受験生ならば志望大学に合格したいと思うのは当然ですが、残念ながら不合格者になってしまう人がいます。
僕自身も現役のときはすべての受験校に不合格となり、浪人を余儀なくされました。
関連記事:浪人が決まったらやるべきことは「現役時代の反省」
合格できる受験生には共通する点があります。
そこで本記事では「合格できる受験生の7つの特徴」をまとめました。
*どちらかというと難関大学受験生向けです。
息子、娘が受験生だという親御さんにも読んでいただきたい記事となっています。
目次
計画は自分で考える
基本的に誰かに計画を立ててもらって勉強をするということがありません。
自分で必要な情報を収集して、受験当日までの計画を立てて勉強を進めます。
受験自体は数十年間にわたって実施されている制度ですので、探そうと思えば関連情報はいくらでも集めることができます。
それこそ予備校や個別塾が提供している情報やネット上にある情報、書籍の情報、最近では動画サイトで受験情報を発信している人もいます。
厳しい言い方になりますが、これだけ受験情報がある中で(多すぎてどれをやったらいいかわからないということはあるにしても)、計画を立てるための情報を集められない人は大学入学後はさらに苦労すると思います。
具体的な計画の立て方についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
大学入学後に何をやりたいかが明確である
志望大学に合格できる受験生は大学入学後に何をやりたいかが明確であることが多いです。
僕の場合は得意な英語をさらに伸ばしつつ、経済学の勉強をしたいと考えていました。
大学入学がゴールになってしまうと、どうしても受験勉強に希望を見出しづらくなります。
志望大学のどこどこのサークルに入って活躍したい、興味のある分野に関する論文を書いて評価されたい、部活動に入って活躍したいなど大学に入ってできることはたくさんあります。
何もやりたいことがない人は危険ですので、志望大学のパンフレットをとりよせて本当にこの大学に入る気持ちがあるのかを再確認しましょう。
小さな勝ちではなく大きな勝ちを取りにいく
受験で失敗してしまう人は目の前の小さな勝ちにこだわってしまい、大きな勝ち(志望大学の合格)を逃してしまうことがあります。
小さな勝ちというのは下記のようなことです。
・クラスの友だちとの成績勝負
・予備校内での順位
・模試の偏差値や全国順位
・定期テストの順位
など
これらすべて志望大学合格と直接的な関係はありません。
どこかの誰かに成績で勝ったからといって、その年の志望大学の合格最低点を超えることができなければ不合格だからです。
僕は浪人が決まったあと、親に「成績順で席が決まる」という理由で駿台予備校をすすめられましたが、僕の目標は早稲田大学に合格することであり、駿台で上位になることではなかったので断りました。
*別に駿台予備校が悪いということではありません。
全戦全勝という言葉は聞こえがいいけど、負けることができるところは素直に負けておくというのも大きな勝ちをとるためには必要なことだったりします。
親が放任主義である
合格できる受験生の親御さんは「あなたが好きなようにやりなさい」というタイプが多いです。
「このままだと受からないからもっと勉強しなさい!」というタイプの親御さんをもつ受験生は精神的に圧迫されて心身ともに健康的な状態で努力することができないですからね。
なぜ勉強をするように命令する形になるのかというと、基本的な考え方として「勉強は苦行」だと思っている傾向にあるからです。
極端な親御さんだと「子どもが楽しそうに勉強している」ということにもイライラしてしまうそうです。
「受験勉強とは歯をくしばって必死にやるものだ!」という考え方は今すぐやめてください。
申し訳ないのですが、勉強は苦行という考え方をしている親御さんの話を聞くと、僕は「この方も今まで(今でも)あまり勉強してこなかったんだろうな」と感じてしまいます。
子どもには子どもの人生がありますので、心配なのはわかりますが、放っといてあげましょう。
ちなみにご近所さんやお友達間でのマウントの取り合いに子どもの受験を使うのは論外ですので、こちらも今すぐやめましょう。
体験談ですが、僕が早稲田大学に合格したことを知るや否や、母の電話番号を着信拒否にしたご近所さんがいました。ひどすぎです。やめましょう。
関連記事:保護者の言動や行動は影響力が大きい【体験談あり】
学ぶことが苦じゃない
受験生自身も勉強を苦行の一種だと思っていると合格が遠のいていきます。
とくに「勉強が何の役に立つのか」という質問が出てしまう人はかなり厳しいです。
勉強が好きでないならば大学に行く必要はないし、それでも大学に行きたいのであれば割り切るしかないからです。
大学に難なく合格していく受験生はそもそも勉強を楽しんでやっています。
知らなかったことを勉強して知ることができるという行為は現代に生きる我々だからこそできる贅沢なことです。
学問というのは最近まで特権階級の人たちだけが享受できることでした。
それ以外の人は目の前の生活に精一杯で学問どころではなかったわけです。
大きな話になってしまいましたが、知的好奇心という欲求に従って思い切り勉強できる経験はそんなに訪れるものではないので、楽しみながらやってみましょう。
志望大学がずっと変わらない
合格する受験生は最初から最後まで志望大学が変わりません。
少なくとも夏休みまでには確定していて、直前で変えるということは基本的にありません。
学部レベルであれば悩んでもいいかもしれませんが、大学については早いうちにオープンキャンパスなどで雰囲気を確認したら決めてしまいましょう。
志望大学が決まらないと受験日当日までの勉強計画を立てられませんから。
直前まで悩む人で合格している人をみたことがないです。
参考書・問題集は浮気しない
合格する受験生は1冊の参考書・問題集をボロボロになるまで何回も読んだり、解いたりします。
僕自身も英単語帳や世界史の教科書はボロボロになるまで使い込みました。
関連記事:偏差値を70まであげた世界史の勉強法を紹介!【反省点あり】
仮に参考書や問題集にのっていない知識を問う問題が本番で出題されたら、無視して解ける問題だけ解けばいい話です。
入試は満点じゃないと合格しないというものではないので、細かいことを気にしてコロコロ参考書や問題集を変えていたら合格を逃してしまいますよ。
まとめ
合格する受験生の特徴は…
・大学入学後に何をやりたいかが明確である
・小さな勝ちではなく大きな勝ちを取りにいく
・親が放任主義である
・学ぶことが苦じゃない
・志望大学がずっと変わらない
・参考書・問題集は浮気しない
考え方を変えて、合格する受験生になりましょう。