英文の音読はあまり意味がないのか【音読のポイントをおさえる】

2019年8月1日

英語学習において昔から「音読が効果的」といわれています。

しかし「音読」にはどういう効果があるのかについて正確に把握している人が少ない印象です。

目的がないままにお経を読むかのごとく英文を音読しても意味がありません。

結論からいうと音読でおさえるポイントは下記の3つです。

・正確に発音することができるか
・文法は頭にはいっているか
・英文の内容は頭にはいっているか

以上の3ポイントをおさえていないと効果がありません。

正確に発音することができるか

音読する目的はリスニング力の向上英文を頭から理解することができるようになることの2つです。

自分で正確に発音できない単語は聴きとることができません。

何よりもまず音読しようとしている文章を正確に発音できるのかを確認しましょう。

なのではじめはCDつきの参考書・問題集にのっている英文を音読したほうがいいですね。

日本人丸出しの発音をしていると音読の効果はほとんどありません。

正確に発音することを恥ずかしいと思う人が多いですが、少なくとも音読をしているあいだはネイティブになりきって発音することをおススメします。

文法は頭にはいっているか

英文を音読する前に基本的な文法が頭にはいっていないといけません。

英文の読み方もわからないのに盲目的に音読をしても、ただ文字の羅列をみているだけになってしまいます。

もう一度いいますが、音読の目的の1つは「英文を頭から理解できるようにすること」です。

頭から理解するには音読するしない以前に、そもそも英文を読んで理解できるのかが重要ですよね。

英文を読んで理解できないという状態であれば、音読をするより文法学習をやったほうが成績アップにつながります。

英文の内容は頭にはいっているか

英文の内容は音読をしたときに理解できているか確認すべきもので、最初から内容が頭にはいっていたら意味がないと思っていませんか?

ここでいう「内容」というのは、日本語にしたときに文章を理解できるかどうかを指しています。

たとえば人工知能について何も知識がない人が人工知能について書かれた英文を読んで1回で理解できると思いますか?

英文にする前に日本語の訳を読んでも理解できないという場合は音読の効果がありません。

英文を理解するということは単純に文法的に読めるというだけではNGです。

文章の内容を理解できていないと長文問題で正解を導き出すのは難しいでしょう。

音読をする前に事前に日本語訳を読んでわからない文やわからない単語がつかわれていたらチェックしておきましょう。

まとめ

意味のある音読にするために…

・正確に発音できるようにしよう!
・基本的な文法を頭にいれておこう!
・文章を内容をあらかじめ理解しておこう!

以上の3点を守って、効果のある英文音読をやっていきましょう。