法政大学 T日程(統一日程)の理系数学対策

本記事では法政大学 T日程(統一日程)の理系数学対策について記載しています。
T日程の数学の配点は学部・学科によって異なります。
下記の表を参照してください。
| 情報科学部・理工学部(機械工学科航空操縦学専修)、デザイン工学部、生命科学部 | 150点 |
| 法学部、文学部(哲・英文・史・心理)、経済学部、社会学部、経営学部、国際文化学部、人間環境学部、現代福祉学部、キャリアデザイン学部、スポーツ健康学部 | 100点 |
試験時間は90分です。
デザイン工(システムデザイン)、生命科学部はⅠ~Ⅴ、情報科、デザイン工(建築・都市環境デザイン工)、理工学部はⅠ~Ⅲ、Ⅵ、Ⅶを回答します。
T日程(統一日程)の情報
法政大学の公式サイトを参照してください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で7つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2026年度 | |
| Ⅰ | ・場合の数、確率 設問×2 |
| Ⅱ | ・三角比、座標、図形 設問×2 |
| Ⅲ | ・微分法 設問×2 |
| Ⅳ | ・指数、対数関数 設問×2 |
| Ⅴ | ・積分法 設問×2 |
| Ⅵ | ・ベクトル 設問×3 |
| Ⅶ | ・微分積分、極限 設問×2 |
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| Ⅰ | ・複素数、方程式、場合の数、確率 設問×4 | ・整数、式の計算、指数 設問×3 | ・漸化式、等差数列、和 設問×3 |
| Ⅱ | ・三角関数、図形 設問×2 | ・三角比、図形 設問×2 | ・場合の数、確率 設問×2 |
| Ⅲ | ・微分法、積分法 設問×2 | ・微分法 設問×2 | ・微分法、積分法 設問×2 |
| Ⅳ | ・指数、対数関数 設問×3 | ・指数、対数関数 設問×3 | ・指数、対数関数 設問×3 |
| Ⅴ | ・積分(面積) 設問×2 | ・積分法 設問×2 | ・積分法(面積) 設問×2 |
| Ⅵ | ・ベクトル、空間図形 設問×4 | ・ベクトル 設問×3 | ・ベクトル 設問×3 |
| Ⅶ | ・微積分総合 設問×2 | ・微分積分 設問×2 | ・複素数平面、極限、微積の融合 設問×2 |
全体として「難問を解く力」よりも「標準問題を時間内に取り切る力」が重要です。
理工・情報科学部では Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶ(小問集合・三角比・微分・ベクトル・数学Ⅲ)を重点的に仕上げることが合格への近道です。
生命科学部・システムデザイン学科では Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ(小問集合・三角比・微分・指数対数・積分)を重点的に演習しましょう。
どちらの学部でも、「教科書~標準問題集レベルを確実に解けること」が最も重要で、青チャートなどの標準例題を完璧にすることが、過去問で安定して得点するための王道対策になります。
●対策
教科書から標準レベルの問題を正確かつ速く解く力が求められる試験です。難問や奇問はほとんど出題されず、基本事項を理解し、それを確実に得点へ結び付けられるかが重要になります。問題は誘導形式が多く、途中の設問を利用して最後まで解く構成になっているため、計算ミスや符号ミスをしないことも高得点への重要なポイントです。理工学部などでは大問Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶを解答する形式となっており、大問Ⅰは小問集合、大問Ⅱは三角比や三角関数、大問Ⅲは微分、大問Ⅵはベクトル、大問Ⅶは数学Ⅲが中心となっています。
大問Ⅰは年度によって出題分野が変化します。
数列、整数、複素数、場合の数、確率、方程式など幅広い単元から出題されるため、苦手分野を作らないことが重要です。
問題自体は標準レベルなので、教科書や基本問題集の例題を確実に解けるようにしておけば十分対応できます。
短時間で処理することが求められるため、基本計算を素早く行えるよう繰り返し練習しておきましょう。
大問Ⅱでは三角比や三角関数、座標、図形が頻出です。正弦定理、余弦定理、加法定理、二倍角公式などを正しく使い分けられるようにしておくことが必要です。
図を正確に描き、条件を整理してから計算を始める習慣を身に付けることで、計算ミスを減らすことができます。
大問Ⅲは毎年微分が出題されています。
接線、増減、極値、最大・最小などが中心で、教科書の典型問題がほとんどです。
導関数を正確に求めること、増減表を丁寧に作成すること、接線の方程式を素早く求めることなどを重点的に練習するとよいでしょう。
大問Ⅳでは指数・対数・関数が中心に出題されます。
指数法則や対数の基本性質を正しく使えることが前提となり、指数方程式や対数方程式、不等式、関数の性質を利用する問題が多く見られます。
難易度は標準レベルであり、複雑な発想は必要ありません。
計算量はやや多いものの、公式を正確に使いこなせれば十分対応できます。対策としては、教科書の例題を完全に理解したうえで、指数関数・対数関数のグラフの特徴、底の変換公式、指数・対数方程式の解法を繰り返し練習しておくことが重要です。
また、対数の計算ミスが得点を大きく左右するため、日頃から途中式を丁寧に書き、符号や底の扱いを確認する習慣を身に付けましょう。
青チャートやFocus Goldの例題・重要例題程度まで完成させておけば十分対応できます。
大問Ⅴでは積分を中心とした問題が毎年出題されます。
定積分の計算、面積、関数のグラフを利用した積分、微分との融合問題などが頻出であり、数学Ⅱの積分を確実に使いこなせることが求められます。
問題は誘導形式で構成されることが多く、前の設問で求めた結果を利用して次の設問を解く流れになっています。
そのため、一つの計算ミスが最後まで影響しやすいことに注意が必要です。
対策としては、基本的な積分公式を確実に覚え、置換積分や部分積分などの基本的な計算を素早く処理できるようにしておきましょう。
また、グラフを描いて積分区間や面積を確認する習慣を付けることで、符号ミスや面積の取り違えを防ぐことができます。
教科書の章末問題から始め、『青チャート』や『Focus Gold』の標準例題を繰り返し解き、面積計算や積分計算の精度と速度を高めることが重要です。
最後に過去問演習を通して、誘導に沿って計算を進める練習を積めば、本番でも安定して得点できるようになります。
大問Ⅵでは、平面ベクトルや空間ベクトルが毎年出題されています。内積、位置ベクトル、面積、距離、直線や平面に関する問題が多く、ベクトルの基本公式を理解するだけでなく、図形との対応を意識しながら学習することが大切です。空間ベクトルも頻出であるため、平面ベクトルだけで満足せず、空間図形まで学習しておく必要があります。
大問Ⅶでは数学Ⅲの総合問題が出題されます。極限、微分、積分を組み合わせた問題が中心ですが、難関国立大学のような高度な発想力を要求する問題ではありません。数学Ⅲの基本事項を理解し、典型問題を繰り返し解いておけば十分対応できます。計算量はやや多いため、途中式を整理しながら正確に計算する力を身に付けることが重要です。
対策としては、まず教科書の例題を完全に理解し、その後『青チャート』や『Focus Gold』などの標準レベルの問題集を繰り返し解くことが効果的です。
特に微分、積分、ベクトル、数学Ⅲは毎年出題されるため、最優先で完成させましょう。
その後、確率、場合の数、三角関数、指数・対数などの頻出分野を学習し、最後に数列や複素数などの出題頻度が比較的低い分野を仕上げると効率よく学習できます。
過去問演習は非常に重要です。
法政大学は出題形式が安定しているため、過去問を繰り返し解くことで時間配分や出題傾向に慣れることができます。
最初は時間を気にせず解法を理解し、その後は本番と同じ九十分で演習を行い、時間内に最後まで解き切る練習をしましょう。
法政大学T日程の理系数学は、難しい問題を一問解く力よりも、標準問題を確実に解き切る力が合格に直結する試験であるため、基本事項を徹底的に反復し、計算力と処理速度を高めることが最も効果的な対策となります。
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