近畿大学(A日程)の地理対策

試験時間・形式: 60分、全問マークシート方式。
難易度: 標準的ですが、細かい知識(都市名や統計数値)を問う問題が混じります。
特徴
地誌: オセアニア、極圏、南米など、年度ごとに特定の地域が深く掘り下げられます。
地形図: 読解問題が必ず1題含まれ、新旧の地形図比較や断面図の選択、面積・高度計算など実戦的な技能が求められます。
図表・統計: 雨温図、農業産出額、輸送量など、統計データの読み取り問題が豊富です。
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各項目の傾向と対策
| 項目 | 内容・詳細 |
| 全体傾向 | 試験時間60分、全問マーク式。地誌・地形図・系統地理の3本柱。 |
| 大問I(地誌) | 特定地域の総合問題(2025:南米、2024:極圏、2023:オセアニア)。 |
| 大問II(地形図) | 新旧地形図比較、写真判別、断面図選択、高度・距離の算出技能。 |
| 大問III(系統) | 主題学習(2025:自然災害、2024:村落・都市、2023:交通・通信)。 |
| 重要分野 | 統計データの読み取り(農業・工業産出額、輸送量、人口統計)。 |
| 対策ポイント | 縮尺計算や断面図の演習、主要国の統計割合、時事的な環境・災害用語。 |
大問I:地誌(世界の諸地域)
特定の地域をテーマにした総合問題です。自然環境から産業、時事問題まで幅広く問われます。
- 2025年度: 南アメリカ(公用語、気候、日系ブラジル人、アンデス高地の暮らし、経済共同体)
- 2024年度: 北極圏と南極圏(ツンドラ、南極条約、対蹠点、超大陸パンゲア、生物相、資源争い)
- 2023年度: オセアニア(地形、気候、農業、鉱産資源、グレートバリアリーフ、島嶼区分)
大問II:地形図読解
日本の特定の場所を対象に、地図記号や地形の成り立ち、土地利用の変化を読み取ります。
- 2025年度: 北海道(夕張周辺)(新旧比較、炭鉱から観光への変化、縮尺、高度差、作付農作物)
- 2024年度: 東京都(秋川・五日市周辺)(役場間距離、河川地形、植生、地図記号、伝統野菜)
- 2023年度: 濃尾平野西部(輪中地域)(治水工事、海抜ゼロメートル地帯、新旧地形図比較、写真判別)
大問III:系統地理(主題学習)
特定のジャンル(交通、都市、産業、環境問題など)に絞った横断的な出題です。
- 2025年度: 自然災害と防災(森林火災、地震、風水害、火山災害、日本の防災対策、公助・自助・共助)
- 2024年度: 村落と都市(散村、ニュータウン、政令指定都市、都市の立地要因、プライメートシティ、アジア・欧州の都市)
- 2023年度: 世界の交通・通信(コンテナ船、鉄道輸送統計、高速鉄道、パークアンドライド、ハブ空港、日本の交通)
●対策
1. 「地誌」は周辺知識まで固める
単に国名・都市名を覚えるだけでなく、その国の「公用語」「過去の首都」「主要な輸出品目」など、教科書のコラムや統計資料集に載っている周辺知識が重要です(例:ブラジルの旧首都や日系人の歴史 )。
2. 「地形図」は実務的な演習を
- 断面図: 標高の変化を正確に追う練習が必要です。
- 新旧比較: かつて何があり(例:炭鉱や桑畑)、現在はどう変化したか(例:住宅地やゴルフ場)を記号から読み取る訓練をしてください。
- 計算: 縮尺を用いた実際の距離計算や、等高線による高度差の算出は頻出です。
3. 「統計データ」の読み解きに慣れる
農業産出額の割合や、国別の鉄道旅客・貨物輸送量など、表から国や地域を特定する問題が必ず出ます。
- 対策: 統計集(『データブック オブ・ザ・ワールド』など)を使い、主要国のランキング上位だけでなく、「割合(%)」の特徴(例:北海道は生乳の割合が圧倒的に高い )を把握しておきましょう。
4. 時事・環境問題への意識
2025年度の「防災」 や、2023年度の「モーダルシフト」など、現代社会の課題と地理的知識を結びつけた問題が出ます。日頃からニュースで取り上げられる環境破壊や災害対策の用語に触れておきましょう。
