近畿大学(A日程)の世界史対策

本記事では近畿大学A日程の世界史対策について記載しています。
世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は80%以上に設定して勉強していきましょう。
各項目の傾向と対策
| 年度 | 主要なテーマ | 主なキーワード |
| 2023年度 | 中世ヨーロッパの交易と宗教 | 地中海・北海交易圏、ハンザ同盟、レコンキスタ、キリスト教史 |
| 2024年度 | ウィーン体制と19世紀の欧州 | ウィーン会議、ナポレオン、ドイツ統一、フランス王政復古 |
| 2025年度 | フランス革命とナポレオン時代 | 人権宣言、恐怖政治(ロベスピエール)、第一帝政、対外戦争 |
1. 大問ごとのテーマ設定
例年、大問ごとに特定の地域や時代をテーマにしたリード文が出題されます。
- 大問I: 西洋史が中心。中世ヨーロッパの商業都市、ウィーン体制、フランス革命、ナポレオン時代などが出題されています。
- 大問II: 東洋史・中央アジア史・人類の起源などが中心。中国の王朝交代(北宋・北魏など)、遊牧民族(スキタイ・匈奴・エフタル)、人類の進化と農耕の始まりなどがテーマとなります。
2. 正誤判定問題(ア・イの組み合わせ)
リード文に関連して、2つの文章(ア)と(イ)の正誤の組み合わせを選ぶ問題が頻出です(例:①正・正、②正・誤…) 。
- 「班超が派遣されたのは大秦(ローマ)か?」 、「ユリアヌス帝が国教化したのはアタナシウス派か?」 など、用語の細部が入れ替えられていることが多く、曖昧な知識では太刀打ちできません。
3. 年代配列問題
出来事を古い順に並べ替える問題が必ず出題されます。
- キリスト教史(ピピンの寄進、修道院建設など)
- ドイツの統一戦争(プロイセン=フランス戦争など)
- フランスの王政復古(ルイ18世、ルイ=フィリップなど)
- 中国・中央アジアの遊牧国家(匈奴、突厥、ウイグル)
4. 文化史・学問史の重視
政治史だけでなく、文学・美術・科学・文字なども幅広く問われます。
- 文学・思想: トルストイ 、ルソー 、フィヒテ
- 美術: ドラクロワ 、ゴヤ 、ラスコーの壁画
- 科学・実用書: ラヴォワジェ 、『斉民要術』(農業技術書)
●対策
① 教科書の「太字」以外の周辺語句も押さえる
近大の4択は、「ピサ」 や「リューベック」 、「カネム・ボルヌー王国」 、「タングート」 など、他大学ではやや細かめとされる用語が正解になることがあります。図説や地図帳を活用し、場所とセットで覚えましょう。
② 「ヨコ」のつながり(同時代史)を意識する
「五胡十六国時代と同時期の出来事はどれか(ゲルマン人の大移動)」 といった、異なる地域の出来事を結びつける問題が出ます。年表を活用し、同世紀に各地域で何が起きていたかを整理してください。
③ 紛らわしい人名・地名の区別
「シャーププール1世とホスロー1世」 、「ルイ18世とルイ=フィリップ」 など、似たような名前の人物の事績を混同しないように整理する必要があります。
④ 未解読文字や農業書などの「文化・学問」を総ざらい
「インダス文字は未解読」 、「ロゼッタストーンを解読したのはシャンポリオン」 など、文化史の知識はそのまま得点源になります。主要な農業技術書や、各時代の代表的な絵画(「清明上河図」など )もチェックしておきましょう。
⑤ 過去問で「正誤判定」のクセに慣れる
近大特有の2文セットの正誤判定問題は、消去法が使いにくいため、一文ずつ「どこが間違っている可能性があるか」を疑いながら読む練習が必要です。
