近畿大学(A日程)の国語対策

・試験構成と基本情報
- 制限時間: 60分
- 問題数: 大問3題(現代文2題、古文1題)
- 解答形式: すべてマークシート方式
近畿大学の入試情報
近畿大学の公式サイトの情報をご確認ください。
各項目の傾向と対策
| 大問 | 内容 | 特徴 |
| 一 | 現代文(論説・評論文) | 漢字問題、空所補充、内容一致。論理的読解力が問われる。 |
| 二 | 古文(説話・物語など) | 文法、単語の意味、敬語、和歌の解釈、内容一致。 |
| 三 | 現代文(随筆・文芸論など) | 比較的文章が長く、筆者の意図やレトリックの理解が必要。 |
1. 現代文:論理的思考と語彙力
- テーマの多様性: 写真と社会 、プラトンの洞窟の比喩と影 、サイバースペースの墓など、哲学的・文化論的な文章がよく出題されます。
- 漢字問題: 毎年必ず、二重傍線部のカタカナを漢字に直し、それと同じ漢字を含む選択肢を選ぶ問題が出ます。
- 空所補充: 文脈に合う接続詞や重要語句を選ばせる問題が頻出です。
2. 古文:基礎知識の徹底重視
- ジャンル: 『文机談』 、『西行物語』 、『三宝絵』 など、説話や仏教的なエピソード、歌物語が中心です。
- 文法・単語: 助動詞の意味や識別(「なり」の識別など) 、古文単語の正確な意味 がストレートに問われます。
- 和歌: 歌の解釈や、歌が詠まれた背景・心情を問う問題が必ずと言っていいほど含まれます。
3. 圧倒的な時間不足
- 60分間で現代文2題(各3,000〜4,000字程度)と古文1題を解き切る必要があり、1問にかけられる時間は非常に短いです。
●対策
① 現代文:漢字・語彙で「秒殺」する
- 漢字や接続詞の問題は、文章を読み込む前に解けるものも多いです。ここで時間を稼ぎ、内容一致問題に時間を回しましょう。
- 対策: 標準的な漢字問題集(『入試漢字マスター1800+』など)を1冊完璧にし、評論キーワード(「疎外」「アイデンティティ」など)の意味を理解しておきましょう。
② 古文:文法と和歌の修辞を固める
- 近大の古文は、文法的に正しく訳せれば解ける問題がほとんどです。
- 対策: 助動詞の活用・意味・接続を完璧に暗記してください。また、和歌については「掛詞」や「縁語」などの修辞技法を整理し、直訳から心情を導く練習が必要です。
③ 現代文:段落ごとの「要約」を意識する
- 文章が長いため、最後まで読んでから設問に取り組むと内容を忘れてしまいます。
- 対策: 1段落(または意味のまとまり)ごとに「何が言いたいのか」をメモしたり、線を引いたりしながら読み進める「パラグラフ・リーディング」が有効です。
④ 過去問による「時間配分」のシミュレーション
- 「古文15分、現代文(一)20分、現代文(三)25分」といった自分なりの配分を決め、過去問で何度も時間を測って解いてください。
- 令和5年度の養老孟司氏の文章 のように、大問三が読みやすい随筆である場合もあれば、令和7年度のように深い論考である場合もあります。
