青山学院大学 全学部日程の日本史対策
本記事では青山学院大学 全学部日程の日本史対策について記載しています。
全学部日程の世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は80~85%に設定して勉強しましょう。
全学部日程の入試情報
青山学院大学のサイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つあります。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2024年度
Ⅰ | 原始~中世の政治・社会・経済・文化(A・B・C) | 20問(選択) |
Ⅱ | 14~19世紀の情勢(A・B・C) | 15問(選択) |
Ⅲ | 近現代の史料(A・B) | 15問(選択) |
・2023年度
Ⅰ | 原始~中世の政治・社会・経済・文化(A・B・C) | 15問(選択) |
Ⅱ | 近世の対外関係(A・B・C) | 20問(選択) |
Ⅲ | 近現代の外交・政治(A・B) | 15問(選択) |
・2022年度
Ⅰ | 原始~中世の政治・社会・経済・文化(A・B・C) | 20問(選択) |
Ⅱ | 14~17世紀の日朝関係史(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) | 15問(選択) |
Ⅲ | 近現代の文化・外交(A・B) | 15問(選択) |
・2021年度
Ⅰ | 原始~中世の信仰と宗教(A・B・C・D) | 20問(選択) |
Ⅱ | A:戦国大名 B:江戸幕府の職制 C:幕末の政治動向 | 15問(選択) |
Ⅲ | 近代のエネルギーと産業、対外関係(A・B・C・D・E) | 15問(選択) |
設問数は50問です。
空所補充問題、文の正誤判定問題、年代整序問題、正誤問題などが出題されます。
出題範囲は原始から近現代まであるので、近現代まで時間をかけられるように早めに通史を終わらせましょう。
史料からの出題もあるので教科書に書いてある史料はもれなく確認しておきましょう。
●問題別の分析
・空所補充問題
文章中の空所に入る語句を選択肢から選ぶ問題です。
教科書で通史学習をしつつ、一問一答などで用語を覚えていきましょう。
難しい用語を確認するような問題も出題されますが、基礎知識を使って消去法で解くことができます。
・文の正誤判定問題
文が4つ並んでいるので、その中で合っているものや間違っているものを選ぶ問題です。
実際に出題された2021年度の問題を見てみましょう。
下線部gについて述べた文として誤っているものを、次の①~④の中から一つ選んでマークしなさい。
① 空海は真言宗修行の道場として東寺と西寺を賜った。
② 最澄は新たな大乗戒壇設立を目指し、自身の死後朝廷に公認された。
③ 空海は『三教指帰』を著して仏教の優位性を説いた。
④ 最澄は『顕戒論』を著して旧仏教の主張に反論した。
正解は①です。
空海が嵯峨天皇から賜ったのは東寺(教王護国寺)のみであるため、西寺は誤りです。
以上のように教科書の記述を確実に覚えている必要があります。
5W1H(誰が、何を、なぜ、なぜ、どこで、どうやって)を意識して読み込んでいきましょう。
・年代整序問題
3つの出来事を古い順に並べる問題です。
文化史も含めて幅広く出題されます。
年号だけでなく、流れも意識して覚えていきましょう。
・正誤問題
2つの文があり、その正誤を判別する問題です。
文の正誤判定問題と同じように歴史的事象を用語だけでなくその内容なども理解し、覚えている必要があります。
他の問題と同様教科書の記述を確実に覚えていることが得点につながります。