明治大学 商学部の世界史対策
本記事では明治大学 商学部の世界史対策について記載しています。
商学部の世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
商学部の情報(個別入試)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
2023 | 485 | 8,504 | 7,481 | 1,513 | 4.9 |
2022 | 485 | 7,568 | 6,664 | 1,628 | 4.1 |
2021 | 485 | 8,158 | 7,290 | 1,467 | 5.0 |
*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。
各項目の傾向と対策
大問は全部で5つです。
年度別の内容を確認しましょう。
・2023年度
Ⅰ | 冷戦と代理戦争 | 15問(記述) |
Ⅱ | 台湾の歴史 | 10問(記述) |
Ⅲ | 第一次世界大戦 | 10問(選択) |
Ⅳ | 西洋の時代区分 | 10問(選択) |
Ⅴ | スペイン継承戦争 | 1問(論述問題) |
・2022年度
Ⅰ | 近代以降の中国、東南アジア、エチオピア | 15問(記述) |
Ⅱ | 第二次世界大戦後のアジア・アフリカ | 10問(記述) |
Ⅲ | 19世紀後半の欧米 | 10問(選択) |
Ⅳ | 古代から近代までの欧州 | 10問(選択) |
Ⅴ | 対抗宗教改革 | 1問(論述問題) |
・2021年度
Ⅰ | 唐以降の中国と周辺地域 | 15問(記述) |
Ⅱ | ガンディーとインド独立運動 | 10問(記述) |
Ⅲ | 近世から近代の欧州 | 10問(選択) |
Ⅳ | 地中海世界とその周辺 | 10問(選択) |
Ⅴ | 国土回復運動 | 1問(論述問題) |
記述問題、選択問題、論述問題で構成されています。
多くの受験生が苦手とする記述問題の割合が多く、最後に用語に関する論述問題が出題されるので、教科書をベースとした通史学習を徹底する必要があります。
また、出題範囲が現代史に偏りがあるので、早めに通史を終わらせてすぐに復習を始めていく必要があります。
●問題別の分析
・記述問題
空所補充問題や一問一答形式の問題として出題されます。
用語をそのまま覚えるのではなく、歴史の流れの中で理解しながら覚えていきましょう。
中国史だと羈縻や靺鞨などかなり難しい用語を書かせる問題が出題されたことがあるので、覚えにくい用語ももれなく記述練習をしておきましょう。
現代史からの出題も多いので、間に合うように通史学習を早めに終わらせましょう。
・選択問題
正しい文や誤っている文を選ぶ問題として出題されます。
教科書を読むときに5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって)を意識しましょう。
「用語を聞いたことがある」のように曖昧な知識では得点がのびていきません。
・論述問題
ある用語について4行以内で説明しなさいという問題が出題されます。
4行以内というのはだいたい100字前後の記述です。
論述問題としてはそこまで長くない部類になりますが、用語に関連するワードや流れを人に伝わる形で記述する必要があります。
直近の3年間でスペイン継承戦争、対抗宗教改革、国土回復運動といったある出来事について論述させる問題が出題されていますので、教科書を読みながら出来事について100字程度で書けるように簡単にまとめておきましょう。