明治大学 商学部の国語対策
本記事では明治大学 商学部の国語対策について記載しています。
商学部の国語の試験時間は60分で、配点は100点です。
*英語4技能試験利用方式は150点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
商学部の情報(個別入試)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
2023 | 485 | 8,504 | 7,481 | 1,513 | 4.9 |
2022 | 485 | 7,568 | 6,664 | 1,628 | 4.1 |
2021 | 485 | 8,158 | 7,290 | 1,467 | 5.0 |
*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | |
一 | ・現代文 出典:『日本人と神』佐藤弘夫 1. 傍線部の理由 2. 傍線部の説明 3. 傍線部の理由 4. 空所補充問題 5. 傍線部に関する問題 6. 抜き出し問題(記述) 7. 傍線部に関する問題 8. 空所補充問題 | ・現代文 出典:「江戸のダイバーシティ」『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』所収 田中優子 1. 傍線部の意味 2. 傍線部に関する問題 3. 傍線部に関する問題 4. 傍線部の説明 5. 空所補充問題 6. 傍線部の意味 7. 傍線部の意味 | ・現代文 出典:「貨幣と信用」『文化人類学の思考法』所収 深田淳太郎 1. 漢字問題×2(記述) 2. 記述説明問題(記述) 3. 傍線部の理由 4. 傍線部の説明 5. 空所補充問題 6. 傍線部の理由 7. 傍線部の説明 |
二 | ・現代文 出典:「子どもらしさ」畑中章宏 1. 漢字問題×3(記述) 2. 傍線部の説明 3. 傍線部に関する問題 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部に関する問題 6. 空所補充問題(記述) | ・現代文 出典:『故郷喪失の時代』小林敏明 1. 漢字問題×3(記述) 2. 傍線部の理由 3. 傍線部の使用法 4. 傍線部の例 5. 空所補充問題(記述) 6. 空所補充問題 7. 傍線部に関する問題 8. 内容一致 | ・現代文 出典:『生きものとは何か 世界と自分を知るための生物学』 1. 傍線部の例 2. 傍線部の説明 3. 傍線部が指していること 4. 空所補充問題 5. 傍線部の原因 6. 空所補充問題(文学史) 7. 本文の主旨 |
三 | ・古文 出典:「住吉物語」 1. 傍線部の読み(記述) 2. 傍線部の解釈 3. 和歌の解釈 4. 傍線部の解釈 5. 敬意の対象 6. 文法問題 7. 抜き出し問題(記述) 8. 内容一致 9. 文学史 | ・古文 出典:「とはずがたり」 1. 文法問題 2. 文法問題 3. 傍線分の理由 4. 空所補充問題(記述) 5. 傍線部の理由 6. 和歌の解釈 7. 文学史(記述) 8. 傍線部の解釈 9. 傍線部について適切でないもの | ・古文 出典:「石清水物語」 1. 傍線部の理由 2. 文法問題 3. 掛詞(記述) 4. 傍線部の解釈 5. 敬意の対象 6. 記述説明問題(記述) 7. 傍線部の意味 8. 傍線部の解釈 9. 内容に一致しないもの 10. 抜き出し問題(記述) |
現代文2題、古文という構成です。
試験時間が60分なので、1題あたり約20分以内で解く必要があります。
設問数が23~4個なので、1問あたり2分前後しか時間をかけることができません。
漢字問題などの知識問題を瞬時に解いて、読解を要する問題に時間をかけられるようにしましょう。
設問は私立大学で出題される典型的な問題なので、過去問演習や他の学部、他大の問題も解いて問題演習をしていきましょう。
●現代文
・漢字問題
書き問題、読み問題が出題されます。どちらが出題されるかは年度によって異なります。
『漢字マスター1800+』などの標準的な漢字問題集を仕上げておけば対応できます。
・傍線部に関する問題
傍線部の説明や理由などを表わしている文を選ぶ問題が出題されます。
要するに「つまりどういうことを言っているのですか?」ということを聞かれているので、自分の中で解釈できていないと正答にたどりつけません。
まずはありえない選択肢を消して、問われていることや内容を整理したうえで残りの選択肢を検証しましょう。
・空所補充問題
文や用語を空所に入れる問題です。
空所の前後関係や段落の内容を理解しているかが問われています。
他の問題も含めて苦手な人は文章を何度か声に出して読んでみましょう。
●古文
文法問題、和歌の解釈、敬意の対象、傍線部に関する問題、文学史など多角的に出題されます。
基本的な語彙や文法を頭に入れつつ、読解の練習をしていきましょう。
すべて読むことができなくても注釈や設問を見ながら内容をつかんでいきましょう。
選択肢の正解は1つですが、正解以外の選択肢も本文を理解するヒントになります。