明治大学(法学部・個別入試)の英語対策

本記事は明治大学(法学部・個別入試)の英語対策について記載しています。

明治大学法学部はビジネスローコース、国際関係法コース、公共法務コース、法と情報コース、法曹コースにわかれています。

明治大学法学部の英語は70分150点満点です。

目標得点について

明治大学法学部(個別入試)の合格最低点は70%前後で推移しており、高い時だと75%程度になります。ただ、私立大学は得点調整が行われるため実際の割合は不明です。
関連記事:私立大学が公表する「合格最低点」を鵜呑みにしてはいけない理由【答えは得点調整】

したがって、目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

配点が高い科目なので、英語で得点できないと挽回が難しいです。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
2010年度~2021年度まで調査しました。
2010年度~2014年度まで大問が3つの形式が続き、2015年度に1度大問が2つになり、2016年度、2017年度には大問が3つの形式が復活しましたが、2018年度~2021年度は大問が2つの形式です。
問題はすべて読解問題であり、語数は1000語程度という超長文が続きます。
試験時間が70分なので素早く文意を読み取り、回答していく練習が必要です。
一問一答的な文法・語法問題は出題されませんが、長文読解の中で問われています。

●長文読解(目標得点率:80%)
語数が1000語程度の読解問題が2題続きます。
毎年出題されている問題は、下線部の内容に近いものを選ぶ問題、長文の内容に関する質問、空所補充です。
下線部の内容に近いものを選ぶ問題は単語の場合と文の場合があります。
また、出題頻度の高い問題は言い換え問題、下線部の内容を日本語で説明する問題、日本語訳、内容一致です。
その他の問題は毎年少しずつ違うので、試験本番に考える必要があります。
2017、2018年度くらいまで毎年だいたい同じ形式の問題が出題されていたのですが、それ以降は毎年マイナーチェンジをしています。
そのため、過去問は当然として、他の大学の多種多様な問題にあたっておく必要があります。
いずれにせよ、超長文なので英文解釈能力と語彙力を鍛えて、制限時間を設定して長文を解くという練習は欠かせません。
「速読力を鍛えましょう」という文言が多いですが、「速読力」の正体とは何かについて説明している記述は少ないです。
速読についてはこちらの記事(「速読力」を鍛える必要はありません)を参考にしてください。

●段落整序問題(大問3がある場合)
近年は大問3が出題されていませんが、出題されるとしたら段落整序問題です。
文章のかたまりがあるので、それを文脈に沿って並べ替える、もしくは空所にいれていくという問題です。
整序問題の中でも段落整序問題はやっかいであり、苦手とする受験生は多いでしょう。
話の始まりと終わりを確認して何が主題となっているかたまりなのかを把握し、読み取った内容にそって並べかえていく必要があります。
このタイプの問題は英語力を鍛え上げても対処することができないので、現代文の勉強に力をいれていきましょう。

全体的に素早く処理する必要があります。
なので、構文を把握する力、語彙力を鍛え上げていきましょう。
早稲田大学や慶応義塾大学を受験する人も明治大学法学部を受けているので、明治大学法学部が第一志望の受験生は早稲田大学や慶応義塾大学の受験生に負けないようにしましょう。

他学部の記事は下記のリンクから参照してください。
明治大学政治経済学部(個別入試)
明治大学商学部(個別入試)