明治大学 法学部の国語対策
本記事は明治大学法学部の国語対策について記載しています。
法学部の国語の試験時間は60分で、配点は100点満点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
各項目の傾向と対策
現代文が2題、古文が1題で、各大問の問題数は10~12問です。
漢文の独立問題は出題されませんが、現代文の中に漢文が入っていることがあるので、基本的な漢文の知識や読み方は学習する必要があります。
現代文は2題とも評論で、抽象的な内容が多いため「つまり何を言っているのか」という視点をもって過去問演習をやっていきましょう。
古文も知識だけでなく、傍線部の解釈や内容一致も多く出題されるので読解の練習は必須です。
●出典
・2022年度
大問1:『民間伝承論』柳田国男
大問2:『人間にとって』高橋和己
大問3:『神皇正統記』(南北朝時代)
・2021年度
大問1:『科学上における権威と価値の弊害』寺田寅彦
大問2:『悪人礼賛』中野好夫
大問3:『百人一首一夕語』尾崎雅嘉(江戸時代)
・2020年度
大問1:『日本文化とは何ぞや』内藤湖南
大問2:『造反漢文のすすめ』藤堂明保
大問3:『十訓抄』(鎌倉中期)
●現代文
大問1、2が現代文で、大問2からは漢文からの出題があります。
漢文の問題は文章中での解釈や書き下し文、内容の確認などが出題されます。
漢字の書きと読みが必ず出題されており、読みにくい書き方だと減点されますので注意してください。
選択問題は下線部と同じ漢字を使用しているものを選ぶ問題で、センター試験や共通テストの問題で練習ができます。
抜き出し問題も毎年出題されているので、過去問を使って時間内に適切に処理できるように練習を重ねておきましょう。
文学史については日本史選択者であれば即答できるような問題ばかりです。日本史以外を選択している人は直前でもいいので文学史に目を通しておきましょう。
内容理解の対策ですが、下記の2点に注意しましょう。
①語彙を増やす
②徹底的な精読をする
①はけっこう多くの受験生がやっているのですが、②は面倒くさいからか、あまりやる受験生がいません。
②のプロセスがかなり重要で、書かれている文章が伝えたいことや知らないワードについて徹底的に考え、自分のものにするという地道な作業がないかぎり現代文の得点はあがっていきません。
②はすでに現代文の授業でやっていることです。
学校の授業にヒントがあるのですが、ノートをとって定期テスト直前に暗記すればいいと思っている学生が多いので気づかれません。
●古文
直近3年分の出題傾向をみてみると、平安時代からの出典はなく、鎌倉~江戸から出されています。
助動詞の問題が毎年必ず出題されていますが、文法や単語を覚えているのは大前提として、文章の内容に焦点をあてた問題が多く出題されますので、知識があればそのまま対応できるということはないので、注意です。
解釈を要する問題が多く出題されているので、現代文と同じように文章を読んで知識を自分のものにしつつ、「つまり何を言っているのか」ということを徹底的に考えながら演習を積んでいきましょう。
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