明治大学(商学部・個別入試)の英語対策

本記事は明治大学(商学部・個別入試)の英語対策について記載しています。

明治大学商学部は2年間の学習をもとに下記のコースを選ぶことができます。
・アプライド・エコノミクスコース
・マーケティングコース
・ファイナンス&インシュアランスコース
・グローバル・ビジネスコース
・マネジメントコース
・アカウンティングコース
・クリエイティブ・ビジネスコース

明治大学商学部の英語(個別入試)は80分150点満点です。

目標得点について

明治大学商学部(個別入試)の合格最低点は明治大学の中でも高く、70%~76%あたりをキープしています。ただ、私立大学は得点調整が行われるため実際の割合は不明です。
関連記事:私立大学が公表する「合格最低点」を鵜呑みにしてはいけない理由【答えは得点調整】

したがって、目標得点率は80~85%に設定して勉強しましょう。

配点が他教科に比べて高く、ある意味、英語で高得点を取ることは当たり前という状況です。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
2015年まで大問は3つでしたが、2016年から大きく変更され大問が4つになっています。
英文法・語法問題、会話問題(読解問題)、長文読解2題という構成です。
英文法・語法問題、会話問題に時間をかけないようにして、長文読解に時間を割きましょう。

●英文法・語法問題(目標解答時間:7分、目標得点率:85%以上)
英文法・語法問題は全部で17,8題です。
文法問題は少なく、語法の割合が多いため、勉強の配分を間違えないようにしましょう。
覚えていればすぐに解ける問題ですので、あまり時間をかけないようにしてください。

●会話問題(読解問題)(目標解答時間:7分、目標得点率:50%以上)
2020年度まで会話問題が出題されていましたが、2021年度では会話問題ではなく、シンプルな読解問題でした。
一つの話が展開され、文脈に沿って空所に適切な文を選んでいれていくという問題です。
2022年度以降もシンプルな読解問題が続くのか会話問題に戻るのかは不明ですが、いずれにせよそこまで難しくないので落とせないです。

●長文読解(目標解答時間:60分、目標得点率:80%以上)
長文読解の問題は特に変化はありません。
さまざまな空所補充問題、動詞を適宜変化させる空所補充問題、文中の下線部に関する問題、内容一致(内容不一致もあるときがある)が基本パターンです。
下線部に関する問題は意味が近いもの、指示語の内容、下線部の内容を選択する問題が多いです。まれにアクセント問題が出題されることもあります。
文章が長いので英単語を瞬時に思い出せるようになるまで反復し、英文解釈をしっかりやって、ほとんど日本語を読んでいるときと同じ感覚で英文を読めるようにしましょう。
速読についてはこちらの記事(「速読力」を鍛える必要はありません)を参考にしてください。
明治大学法学部の問題も読解の練習になりますので活用してみてください。

他学部の記事は下記のリンクから参照してください。
明治大学政治経済学部(個別入試)
明治大学法学部(個別入試)

問題の難易度が高いというよりは、比較的簡単な問題であるがゆえに高得点を取らなければいけないという点が難しいところでしょう。
いつでも高得点を取れる状態にするには多くの勉強が必要ですので、簡単な問題をみて油断しないようにしましょう。