鹿児島大学の英語対策

本記事は鹿児島大学(前期)英語対策について記載しています。

法文学部、教育学部、医学部、歯学部受験者は自由英作文がありますが、理学部、工学部、農学部、水産学部は自由英作文のかわりに総合読解があります。

試験時間は90分です。

各項目の傾向と対策

問題の傾向
読解総合、文法・語法・熟語問題、和文英訳、自由英作文という構成です。
全体的に標準的な内容ですので、ぜひ高得点を狙ってほしいところです。

読解総合
内容説明、空所補充、選択問題などが主となっています。
毎年2題出題されます。
内容説明問題は下線部の近くに該当部分が書いてあることが多く、比較的簡単です。
ただ、該当箇所の単語がわからなかったり、構文が読み取れなかったりすると過不足ない解答をつくることができなくなりますので、単語と英文解釈には特に注意をはらって勉強をしましょう。
空所補充問題は長文中に空所があり、選択肢の中から該当する語句を選んだり、本文中から抜き出して空所を埋めたりする問題が出題されます。
空所の前後の文を読んで正答を決定しましょう。
全体として、標準的な文をどれだけ理解しているかということが問われています。
普段から適当に読んでいると力を出すことができませんので、標準レベルを習熟できるように参考書や問題集を理解できるまで反復しましょう。

文法・語法・熟語問題
全部で10問です。
国立大学には珍しい、選択肢から解答を選ぶタイプの文法・語法・熟語の空所補充問題です。
問題は典型的なものなので、標準的な問題集を何度か反復すれば満点も狙うことができます。
文法は比較、関係詞、分詞といった頻出分野から出題される傾向があります。(これが確実に出るということではありません)

和文英訳
2人の会話の一部が和文になっているので、それを英訳していく問題です。
問題は文法・語法・熟語問題と同じように典型的な問題なので、基本例文を暗記するという勉強が最適でしょう。
和文英訳において重要なのは「言いかえる力」です。
例えば実際に出題された表現のひとつに「心掛ける」という日本語がありますが、英語にできますか?
「心掛ける」の英訳として”bear in mind”という言葉がありますが、「心掛ける」を言いかえて「気を配っている」などと言いかえれば”take good care of”などもありです。場合によっては”try to”もありです。
このように自分が知っている表現に日本語を許容範囲内で言いかえる練習を重ねおくと効果的です。

自由英作文
「A、Bいずれかの質問を選び、二つの例を挙げて意見を80~100語で書きなさい」という問題です。
A、Bを見て書きやすいほうで書きましょう。
文字数や問題の内容的に英検2級のライティングが練習に最適です。
過去に出題された質問は下記の通りです。
*実際は英語での質問です。
〔2017年〕
日本の人口減少と高齢化に対して備えるためのアイデアを述べよ。
*2017年度は質問は一つだけです。

〔2018年〕
若年で(小学校で)外国語を学習することは良いことか悪いことか。
*2018年度は質問は一つだけです。

〔2019年〕
A : 会社を始めるとしたら、どのような会社を始めるか?
B : 科学技術は多くの点で私たちの生活を変えました。一番大きな変化は何だと思うか?

〔2020年〕
A : 気候変動が悪くなっていくのを私たちはどのように防ぐのを手助けできるか?
B : 今日の若者はどのように世界で起こっていることに対して影響を与えることができるか?

自由英作文でよく聞かれる質問ですので、上述したとおり英検2級などの問題を使って演習を重ねましょう。

総合読解(理学部、工学部、農学部、水産学部対象)
大問1、2のように空欄補充、内容説明があり、空所に入る文を選ぶ問題があるのが特徴です。
空所に入る文を選ぶ問題の空所は段落ごとにありますので、その段落の内容を理解していれば簡単に解くことができます。
内容説明問題は大問1、2と同じように解いていきましょう。

記述式は事前の演習が欠かせません。
急に記述力があがるわけではありませんので、どれだけはやく基礎的な内容を終わらせて演習に入れるかがカギとなります。

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