東京理科大学(理学部第一部・B方式)の英語対策

本記事は東京理科大学(理学部第一部・B方式)の英語対策について記載しています。

東京理科大学の理学部第一部は昼間部で、応用数学科、応用物理学科、応用化学科にわかれています。
*第二部は夜間部です。

理系学部ということでどうしても数学・理科に意識がいってしまいますが、英語でもしっかり得点しないと合格を勝ち取ることは難しいです。

東京理科大学(理学部第一部・B方式)の英語は60分100点満点です。

目標得点について

東京理科大学(理学部第一部・B方式)の英語の目標点は数学・理科が得意な人は70%以上数学・理科が苦手な人は75%以上に設定して勉強しましょう。

理系学部とはいえ、ある程度難易度が高いので、英語の勉強を避けることはできません。

各項目の傾向と対策

全体の傾向
総合読解、対話文で構成されています。
点数配分は総合読解:対話文 = 6 : 4の割合です。
個別の設問は簡単なものから難しいものまで多種多様ですが、何よりも難易度をあげているのは60分という時間の短さでしょう。
対話文は長く、一つの長文読解問題ととらえてもらってもいいと思います。
年度によっては対話文の問題文が英語の場合があります。
*とはいえ、だいたい問題の種類は空所補充か整序問題です。
毎年頻出の問題がいくつかありますので、長文読解の勉強をしつつ個別の対策をおこなっていきましょう。

総合読解(目標解答時間:30分、目標得点率:70%以上)
下線部の内容を示す問題(選択肢)、下線部の意味にもっとも近いものを選ぶ問題、空所補充、下線部和訳、下線部と同じ用法を選ぶ問題が主です。たまに発音の問題もありますので、毎年頻出の問題対策をメインにしつつ、細かなところもしっかり対策していきましょう。
整序問題が必ず出題されますが、総合読解で出題されるのか、対話文で出題されるのか、両方で出題されるのかは毎年異なります。
文章の流れに沿って設問が並んでいますが、設問をみて時間がかかりそうなものは後にしてもいいと思います。
「この順番でこれが出る」みないなものはほとんどないので、試験会場で臨機応変に対応するしかありません。
下線部和訳問題は過不足なく解答できているか確認してください。時間がなく急いでいると見逃してしまう確率が高くなります。

対話文(目標解答時間:20分、目標得点率:75%以上)
一般的な対話問題と異なり、かなり長めなので一種の長文読解問題と考えて下さい。
しかし、対話文ということもあり、総合読解よりは気楽に読めるのではないかと思います。
空所補充や整序問題が主ですが、整序問題が大問1の総合読解に出題される年度もあります。
空所補充は総合読解と同じように対策すればいいと思います。
整序問題は一文が長いパターンもありますので、一気に文を作ろうとせずにありえる組み合わせをまず作ってみましょう。
例えば、hadという選択肢があれば、過去完了形か動詞haveの過去形、過去分詞形がありえます。
前者であれば次に過去分詞がきますし、後者であれば後ろに名詞などが来ると思います。
多くの文法知識をもっている必要はなく、基本的な知識をどれだけ知っているのかがポイントになります。

理系大学ですが、数理的な文章は基本的に出ません。
総合的に文章を読解する能力を身につけて、過去問演習を行いましょう。
実際解いてみると時間が短いことが分かるかと思います。
あまり数学・理科に時間をかけすぎずに英語にも目を向けましょう。