英語の予備校講師がカバーしきれない部分に勝利のカギがある

各予備校には人気講師がいて生徒が殺到します。

オンラインサービスにも人気講師がいて、その人の授業を受けたいがためにサービスに登録することもあるでしょう。

僕自身も受験生時代は予備校に通っており、講師の話をきいて、初めて知ることがたくさんありました。

しかし、どんなに人気の講師でも授業ではカバーしきれない部分があり、そこが受験における勝利のカギとなっている部分があります。

予備校教師はどうやって差別化をはかるのか

予備校講師は他の講師と差別化をはからないと生き残っていけません。

正直、受験という答えが決まっている勝負には上限があり、いくらその教科に詳しくても受験生はそこまで深く知ろうと思っておらず、受験に受かりさえすればいいと思っている人が多いです。

知識量で差別化することはほぼ不可能(超難関校を受験する人たちには需要があるかもしれませんが)なので、教え方とクセの強さで生徒をひきつけるしかありません。

例えば、現代文の講師である東進の林修先生は「クセの強さ」で圧倒的な地位を確立しています。

彼の「いつやるか。今でしょ!」というフレーズは誰もが知っていますよね。

教え方については英語を例にします。

英語の勉強すべき分野は主に文法、語法、熟語、会話表現、語彙、発音、英文解釈、長文読解、英作文、リスニング、スピーキング、各大学対策です。

この中で教え方で差を出せるのは文法、英文解釈、長文読解、英作文各大学対策です。

試しにいくつか予備校の講座や映像授業の講座を確認できるサイトを確認してみてください。
これらがメイン講座になっており、生徒にも人気です。

つまり理屈を理解しないといけない分野に関してはプロの講師が強いですし、「あぁ、そういう理解の仕方があったんだ!」と目からうろこの知識が盛りだくさんになっています。

英語の人気講師は文法、英文読解、英作文、各大学対策の教え方で差を出して、難関大学受験者がうなるような授業をすれば、そのまま口コミで広がっていきます。

勉強ができる生徒が「あの人はすごい講師だよ!」といえば、勉強が苦手な生徒もその講師に殺到します。

英語の予備校講師がカバーできない分野とは?

しかし、受験で出題されるのは理屈で処理する問題だけではありません。

語法、熟語、会話表現、語彙、リスニング(、スピーキング、発音)も立派な得点源です。

例えば、センター試験の大問2は文法・語法・熟語問題ですが、文法知識で解ける問題より語法や熟語で解ける問題が多いのです。この傾向は他大学でも同じです。

なぜ、語法、熟語、会話表現、語彙、リスニング(、スピーキング、発音)をカバーできないのかというと、暗記分野、もしくは対面授業では対策しようがない分野なので授業が成り立たないからです。

語法、熟語、会話表現、語彙については自分で暗記しないといけないですし、リスニング、スピーキングは授業という形で力を伸ばすことができません。

語法、熟語、リスニング、スピーキングの授業は一部予備校でありますが、授業が展開されている校舎が限られている場合があります。

加えて、理屈で理解する分野でも予備校講師がカバーできないことがあります。

それは長文問題の多読です。

予備校では長文の読み方を教えてくれますが、長文をたくさん読むことについては管理のしようがありません。生徒の自主性に任せるしかないのです。

長文の解き方を理解しただけであらゆる問題に対応できるほど柔軟性がある高校生は少なく、ほとんどが英文解釈をして、長文の読み方を身につけ、多読をしないと実力が伸びません。

つまり、予備校で文法、英文解釈、英文読解の方法を身につけても、自分で語彙、語法、熟語、多読をやらないと本番で合格点をとることができません

僕自身、受験生時代は予備校の授業のほかに単語帳を3~4冊覚えて、300本以上英語長文を解きました。

受験生は予備校の授業だけで満足するべからず

受験生は凄腕講師たちの授業に驚いているだけでは志望大学に合格することができません。

予備校での授業はあくまで理屈を理解する分野の補助であり、授業を聞いているだけで成績が伸びて合格するなんてことはないのです。

かまなび特進(文系)ではカバーできない分野をカバーします

僕は千葉県鎌ケ谷市にあるかまなび「かまなび特進(文系)」を担当しています。

かまなび特進では自主学習がメインで、授業がありません。

しかし、理屈を理解する分野を補完するテキストも配布しますし、暗記分野なども管理していくので、自分で勉強を進められない人にはうってつけです。

かまなび特進(文系)の詳細はこちらに記載していますので、ご検討ください。

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