夏休み前にセンター試験の過去問を解いてみよう
知っているかと思いますが、夏休みは「受験の天王山」とよばれていて、ここで時間をとって勉強しないと合格する可能性がかなり低くなる時期です。
とはいえ、いきなり1日中勉強できる人は少ないと思います。
なので効率的に勉強を進めないといけないですよね。
より効果的な勉強をするために、夏休み前にセンター試験の過去問をぜひ解いてほしいと思うのです。
本記事では夏休み前にセンター試験を解くべき理由について説明します。
今の実力を把握するための最適ツールです
センター試験は受験者がひじょうに多いため、平均的で基本的な内容の試験になっています。
なので、基本を身に着けるべき期間である夏休み前にとりくむことによって、どこがどれだけわかっていなかったのかが目に見えるようになります。
自分の実力について何も知らない状態で夏休みをむかえるより、少しでも自分の実力を把握した状態で夏休みをむかえるのでは大きな差になります。
大学のレベル別で夏休み前に到達すべきセンター試験の得点割合は下記のとおりです。
東大・京大レベル:英語9割、国語8割、数学9割、社・理8割
早慶上智上位学部レベル:英語9割、国語8割、数学9割、社理7割
早慶上智下位学部レベル:英語8割、国語7割、数学8割、社理6割5分
GMARCH・関関同立レベル:英語6~7割、国語6~7割、数学6~7割、社理5割~6割
日東駒専レベル:英語6割、国語6割、数学6割、社理5割
もちろんあくまで目安ですので、きっちり上記の点数をとれていないからといって不合格になるわけではありません。
しかし、合格者の大半は夏休み直前には上記のような点数をおおむね取れている傾向にあります。
苦手な科目を「受験マトリックス」で可視化しよう
苦手な科目・分野はこちらで紹介した「受験マトリックス」で目にみえるようにしましょう。
一度、試験問題をとけば漠然と「ここが苦手」というのがわかるのですが、もっと正確に把握することによって間違った努力を避けることができます。
受験マトリックスで可視化した苦手分野を夏休み中につぶしていけばいいのですから、効率的ですよね。
受験マトリックスは下記でダウンロードすることができるので活用してみてください。
センター試験の配点を知って重点をおくべきところを把握しよう
センター試験はすべて同じ配点ではありません。
センター試験側が「ここは重要だぞ」と認識している問題は配点が高いです。
たとえば下記の画像はセンター英語の配点です。
第4問、第5問、第6問は長文読解問題です。
見ての通り他の問題より配点が高いですよね。
つまりセンター試験側は「発音とか英文法も大切だけど英語長文がすごい大切ですよ!」というメッセージを送っているわけです。
英語に限らず国語も数学も「これが大切!」という部分があるので、そこをゴールに設定すればいいのです。
ただ、難関大学の場合はセンター試験くらいのレベルであれば満点を狙って勉強をしましょう。
夏休み前に「重点的に勉強すべきところ」を知っているのと知っていないのとでは大きな差になりますよ。
まとめ
夏休み前にセンター試験を解くべき理由は…
・今の実力を知るため
・受験マトリックスで苦手な部分を可視化するため
・どこを重点的に勉強すべきかを把握するため
効率的に勉強を進めるために夏休み前にやるべきことを可視化しましょう。