東北大学(前期日程)の国語対策

本記事では東北大学の前期日程の国語対策について記載しています。

国語の試験時間は150分です。配点はこちらをご参照ください。

目標得点率は65%以上に設定して勉強していきましょう。

東北大学の入試情報

東北大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
・現代文
出典:「AIの手を掴むくらいなら溺れて死ぬ」松井哲也
1. 漢字問題×5
2. 傍線部に関して40字以内で説明する
3. 傍線部に関して45字以内で説明する
4. 傍線部に関して60字以内で説明する
5. 傍線部に関して75字以内で説明する
・現代文
出典:『境界線の政治学』杉田敦
1. 漢字問題×5
2. 傍線部に関して35字以内で説明する
3. 傍線部に関して40字以内で説明する
4. 傍線部に関して70字以内で説明する
5. 傍線部に関して75字以内で説明する
・現代文
出典:『自由という牢獄』大澤真幸
1. 漢字問題×4
2. 傍線部に関して30字以内で説明する
3. 傍線部に関して40字以内で説明する
4. 傍線部に関して90字以内で説明する
5. 傍線部に関して75字以内で説明する
・現代文
出典:『剛心』木内昇
1. 傍線部の意味×3
2. 傍線部に関して40字以内で説明する
3. 傍線部に関して60字以内で説明する
4. 傍線部に関して40字以内で説明する
5. 傍線部に関して90字以内で説明する
・現代文
出典:『向田邦子との二十年』久世光彦
1. 傍線部の意味×3
2. 傍線部に関して30字以内で説明する
3. 傍線部に関して80字以内で説明する
4. 傍線部に関して40字以内で説明する
5. 傍線部に関して60字以内で説明する
・現代文
出典:『手のひらの音符』藤岡陽子
1. 傍線部の意味×3
2. 傍線部に関して45字以内で説明する
3. 傍線部に関して45字以内で説明する
4. 傍線部に関して30字以内で説明する
5. 傍線部に関して90字以内で説明する
・古文
出典:『源氏物語』
1. 傍線部の口語訳×2
2. 傍線部の口語訳
3. 傍線部の歌について45字以内で説明する
4. 傍線部に関して45字以内で説明する
5. 傍線部に関して65字以内で説明する
・古文
出典:『一休ばなし』
1. 傍線部の口語訳×2
2. 傍線部の口語訳
3. 傍線部に関して60字以内で説明する
4. 傍線部に関して45字以内で説明する
5. 傍線部に関して45字以内で説明する
・古文
出典:『花月草子』松平定信
1. 傍線部の意味×2
2. 傍線部に関して30字以内で説明する
3. 傍線部の口語訳
4. 傍線部に関して60字以内で説明する
5. 傍線部に関して60字以内で説明する
・漢文
出典:『履園叢話』銭泳
1. 傍線部の意味×2
2. 傍線部の書き下し文
3. 傍線部の口語訳
4. 傍線部について30字以内で説明する
5. 傍線部について70字以内で説明する
・漢文
出典:「諫論」蘇洵
1. 傍線部の意味×2
2. 傍線部の口語訳
3. 傍線部の書き下し文×2
4. 傍線部について30字以内で説明する
5. 内容ついて70字以内で説明する
・漢文
出典:『水心文集』葉適
1. 傍線部の読み方×2
2. 傍線部の書き下し文×2
3. 傍線部の口語訳
4. 傍線部に関して35字以内で説明する
5. 傍線部に関して60字以内で説明する

構成は、現代文2題、古文1題、漢文1題という「現古漢オーソドックス」な4大問形式が基本となっています。

現代文では、評論文と小説文が例年出題されており、評論は抽象的・学術的テーマが多く、論理構造の把握や論旨理解力が求められます。
小説文では、登場人物の心理・状況・描写の細かいニュアンスや文脈の理解が問われる設問が多く、単なる読み取りだけでなく、人物関係や心情の変化、作者の意図把握が必要です。

古文・漢文は、単なる文法・文型の知識だけではなく、記述・口語訳・内容説明などの記述力を伴う設問が中心で、過去問では字数制限付きの論述も少なくありません。特に古文では、内容説明や口語訳において、本文全体の構造や文脈を把握したうえで、必要な要素を過不足なく記述する力が求められます。
漢文では句法・語彙だけでなく、書き下し文や書き下し+訳、白文の読解など高いレベルの古典力が必要です。

全体として、東北大学の国語は「知識+読解力+表現力」をバランスよく試す構成で、特に「記述・論述問題」が多く、字数制限のある設問が頻出するため、表現力と論理的記述力が合否を分ける重要な要素となっています。

また、安易な暗記頼みや形式慣れだけでは通用せず、文章全体の構造理解や論旨把握、思考を伴う読解が必要とされる「良問中心」の出題が多いため、本質的な国語力の定着が求められています。

●対策
まず、漢字の書き取りや語彙・表現力を固めることが出発点です。過去問でも漢字問題が出ることがあり、ここでミスをすると得点差に響きやすいためです。
また、評論文で扱われるテーマが幅広いため、一般教養的な語彙や現代的なテーマへの理解・語彙を日頃から増やしておくことが有利です。

評論文・小説文いずれも、本文の論理構造、主張や文脈、描写の意図などを正確に読み取る力が重要です。
段落ごとの論理展開を把握し、設問が求める根拠を的確に見抜けるよう、普段から読解演習を重ねましょう。要旨まとめや要約の訓練も効果的です。

また、設問の多くが字数制限付きの記述形式なので、限られた文字数で論理を簡潔かつ正確に表現する練習を繰り返すことが重要です。
過去問を使って「本文を読んで → 根拠探し → 答案を書く」という流れを時間を意識して練習するとよいでしょう。

古文では文法・単語に加え、口語訳や内容説明、登場人物の心情・和歌解釈などが出題されるため、幅広い文章形式に慣れておく必要があります。
特に和歌や修辞表現への理解、文脈把握力も重要です。

漢文では基本句形・語法を確実にマスターしたうえで、白文読解、書き下し、和訳・意訳、現代語訳といった多様な問題形式に対応できる練習が必要です。
書き下し・訳文・内容説明などを、反復して演習しておくと安心です。

東北大学の国語は問題形式が比較的安定しているため、過去問を多く解くことが非常に効果的です。
出題傾向、設問の誘導、記述の構成、解答のスタイルを把握することで、実戦力をつけることができます。

答案作成時には「主張 → 根拠 → 結論」の構成を意識し、字数制限に収まるよう簡潔に書く訓練を行ってください。
特に記述式や論述式問題は、良問であるがゆえに構造を整理し、的確に答える力が求められます。

150分という長丁場を要する試験なので、時間配分を意識した練習が不可欠です。
過去問や模擬試験を時間制限付きで行い、「読む・考える・書く」の流れをスムーズに進められるよう体力と集中力を鍛えましょう。
特に後半の古文・漢文で疲れてミスしないよう、見直し時間も確保できるペース配分を身につけることが重要です。

旧帝大対策のまとめはこちら!↓

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