慶應義塾大学 商学部の地理対策

本記事では慶應義塾大学 商学部の地理対策について記載しています。

地理の試験時間は60分で、配点は100点です。

選択問題だけでなく記述問題、記述説明問題も出題されるので語句の意味や定義、出来事の背景を言語化できるようにしておきましょう。

商学部の入試情報

年度方式募集人員志願者数受験者数合格者数倍率合格最低点
2024A4804,6154,3541,6992.6250/400(62.5%)
B1202,5332,3433856.1290/400(72.5%)
2023A4804,1893,9471,6212.6237/400(59.2%)
B1202,5902,4043826.3278/400(69.5%)
2022A4804,0233,7161,4342.3240/400(60.0%)
B1202,8672,7073166.7302/400(75.5%)
2021A4803,6413,4041,3122.2252/400(63.0%)
B1202,7632,5602987.3288/400(72.0%)

各項目の傾向と対策

問題は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

世界の農業と食糧生産26問(選択、記述、記述説明)
世界各国の貿易と産業構造26問(選択、記述、記述説明)
アメリカ合衆国の地誌26問(選択、記述、記述説明)

・2023年度

鉱山資源の分布と石油の開発27問(選択、記述、記述説明)
アフリカの地誌24問(選択、記述、記述説明)
生乳の生産26問(選択、記述、記述説明)

・2022年度

地球温暖化と資源・エネルギー問題21問(選択、記述、記述説明)
国家と民族紛争25問(選択、記述、記述説明)
ラテンアメリカの地誌27問(選択、記述、記述説明)

・2021年度

エネルギー資源と産業17問(選択と記述)
交通の種類と発達23問(選択と記述)
インドの地誌27問(選択と記述)

選択問題が中心に出題されます。2021年度と比較して2022、2023、2024年度は10問程度問題が増えています。記述説明問題の総字数は100字程度です。
大問1、2は系統地理の内容、大問3は地誌という構成です。
基本的な問題が大半ですが、難問も含まれているので時間を取られないようにしましょう。

●系統地理分野
農業、工業を中心とした産業に関する問題のほか、環境問題、国際情勢、資源・エネルギー問題、国家・民族、世界経済などが頻出しています。
近年の出題を見ていると、産業・経済分野からの出題に偏っています。

●地誌分野
アジア、ヨーロッパ、アメリカからの出題が頻繁にあり、発展途上国に関する出題が近年では目立ちます。
自然環境、産業、民族・文化、貿易など幅広い観点から出題される傾向にあります。

・選択問題
文章があり、その中にある空所に当てはまる語句を語群から選ぶ問題です。
問題数が多い一方で時間が60分と短いため語群の中からゆっくり用語を選んでいる時間はありません。
教科書、参考書、問題集、一問一答を使って正確な知識を身につけていきましょう。

・記述問題
一問一答形式、空所補充形式で出題されます。
選択問題より正確な知識が要求されるので、語句単体だけでなく、語句の内容、地理的事象の内容も併せて覚えていきましょう。

・記述説明問題
用語の説明や地理的事象の理由を問う記述問題が出題されます。
他の問題と同じように正確な知識を身につけていきましょう。
60分という短い試験時間なのであまり時間を取られないようにしてください。

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