青山学院大学 社会情報学部(D方式)の総合問題対策

本記事では青山学院大学 社会情報学部(D方式)の総合問題対策について記載しています。

社会情報学部のD方式の独自問題として総合問題が出題されます。
D方式の試験科目は下記の通りです。

D方式

テスト区分教科科目配点
独自問題外国語英語200点
独自問題総合問題文章やデータを読み解き、物事を論理的に考察し、的確に表現する力を問う論述等を課す。200点

総合問題の試験時間は90分で、配点は200点です。

目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

社会情報学部の情報(D方式)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2024約15110102214.9222.0/400.0(56%)
2023約15212203514.0308.0/400.0(77%)
2022約15190178424.2310.5/400.0(78%)
2021約15174159404.0345.5/400.0(86%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で2つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2024年度『日本の公教育:学力・コスト・民主主義』中沢渉から出題31問資料読解、グラフ解析、語彙、数式、正誤問題、論述(250字以内)
2023年度主観的確率と客観的確率の乖離(プロスペクト理論)33問資料読解、グラフ解析、語彙、論述(70字×2)
2022年度ネット右翼とオンライン排外主義者の違い36問資料読解、書き取り、論述(400字)
2021年度現代日本人の意識構造・結婚観31問資料読解、論述(80字)、計算、書き取り

グラフや表、資料から読み取れたことをもとに選択式の問題や論述問題に答えていく形式です。
2023年度、2021年度は課題文の空所補充問題の比率が高く、2022年度は内容真偽の問題の比率が高かったです。
一部、漢字問題や語句の意味が問われる問題が出題されたこともありますが、基本的に正確に読み取って情報を整理する能力が必要なので、何か特定の知識が求められるということはありません。
2024年度は共通テストが出題科目から除外されたからか合格最低点が大幅に低下しています。

●具体的な対策
・資料、グラフ、表の読解力を上げる
文字資料だけでなくグラフや表を考察する力を身につける必要があります。
社会科の資料集には多くのグラフや表があるので、考察の練習になります。
共通テストの社会科目でも知識を必要としない考察問題が豊富にあるので解いてみるのもいいでしょう。
資料の読解は記述式の現代文の問題集を使うと考察力と記述力を鍛えることができます。
2023年度では数字を用いた資料が使われており、数字に対してアレルギーがある人は、実際読んでみると簡単なのにもかかわらず無意識に敬遠してしまいます。
じっくりと文章にあたってみるのも有効です。

・考察することを習慣化する
世の中で問題となっており、議論が多くなされているテーマについて考える習慣をみにつけましょう。
教科書に書いてあることをただ覚えるだけの学習ではなく、「なぜなんだろう」「どうしたらいいんだろう」ということを考えるようにしてください。
時間があればその考えを文章にして表現してみましょう。

・過去問などを使って論述の練習を積んでいく
考察したことをアウトプットする能力は実際に書いてみることでしか身につきません。
社会情報学部の過去問や他大、他学部の小論文や考察問題にも取り組むといいでしょう。

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