明治大学 商学部の日本史対策
本記事では明治大学 商学部の日本史対策について記載しています。
商学部の日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
商学部の情報(個別入試)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
2023 | 485 | 8,504 | 7,481 | 1,513 | 4.9 |
2022 | 485 | 7,568 | 6,664 | 1,628 | 4.1 |
2021 | 485 | 8,158 | 7,290 | 1,467 | 5.0 |
*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2023年度
Ⅰ | 古代~中世の東北地方 | 10問(選択と記述) |
Ⅱ | 琉球・沖縄史 | 10問(選択と記述) |
Ⅲ | 江戸時代中期以降の政治経済 | 10問(選択と記述) |
Ⅳ | 高度経済成長期の社会経済 | 10問(選択と記述) |
・2022年度
Ⅰ | 古墳とヤマト政権 | 10問(選択と記述) |
Ⅱ | 近世の貿易・対外交流 | 10問(選択と記述) |
Ⅲ | 近代の政治、社会運動 | 10問(選択と記述) |
Ⅳ | 第二次世界大戦後の日本経済 | 10問(選択と記述) |
・2021年度
Ⅰ | 仏像の歴史 | 10問(選択と記述) |
Ⅱ | 医学の歴史 | 10問(選択と記述) |
Ⅲ | 近世の幕藩体制 | 10問(選択と記述) |
Ⅳ | 明治期の商業教育 | 10問(選択と記述) |
文章中の空所に入る語句を記述する問題、文章中にある選択肢を選ぶ問題が出題されます。
出題範囲は原始~現代までと幅広いので通史学習を早めに終わらせるようにしましょう。
教科書をベースとした学習をしつつ、一問一答などを使って用語の暗記をしていきましょう。
●問題別の分析
・選択問題
文章中にある選択肢から前後を見て適切な語句を選ぶ問題です。
実際に2022年度で出題された文章から一部抜粋してみます。
GHQは日本の軍国主義の温床になっていたと考えた財閥と寄生地主制の解体を経済民主化の中心課題とした。三井・三菱・住友・(A)【①浅野 ②大倉 ③渋沢 ④古河 ⑤安田】の四大財閥を含めた多くの財閥や持ち株会社が解体された。…
解答は⑤です。
四大財閥を覚えておけば容易に解答できます。
以上のように難易度は教科書レベルを超えることが少ないので高得点を狙っていきましょう。
・記述問題
文章中にある空所に入る語句を記述で答える問題です。
実際に2019年度で出題された文章から一部抜粋してみます。
日本では、中大兄皇子が、蘇我倉山田石川麻呂や中臣鎌足の協力を得て、蘇我蝦夷・入鹿を滅ぼした。この後、(1)天皇(596~654)の時代にすすめられた中央集権化の諸改革は、大化改新といわれる。…
解答は「孝徳」です。
大化改新が行われたときの天皇を覚えていれば解答できる問題です。
縦の流れだけでなく、政治・経済などの多分野を関連させた横の流れもつかむようにしましょう。
記述問題は多くの受験生が苦手とするので、確実な知識を身につけて差をつけましょう。
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