明治大学 情報コミュニケーション学部の世界史対策
本記事では明治大学 情報コミュニケーション学部の世界史対策について記載しています。
情報コミュニケーション学部の世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
各項目の傾向と対策
大問は全部で5つです。
年度別の内容を確認しましょう。
・2024年度
Ⅰ | オリエントの歴史 | 6問マーク、記述 |
Ⅱ | ギリシアの文化遺産 | 10問記述 |
Ⅲ | イスラームの歴史 | 10問マーク |
Ⅳ | モンゴルの歴史 | 10問マーク |
Ⅴ | アメリカ合衆国の歴史 | 10問マーク |
・2023年度
Ⅰ | エジプト文明 | 10問記述 |
Ⅱ | 18世紀以降のインド史 | 10問記述 |
Ⅲ | 前3~20世紀前半の中国史 | 10問マーク |
Ⅳ | キリスト教史 | 10問マーク |
Ⅴ | 17世紀後半~20世紀のロシア史 | 10問マーク |
・2022年度
Ⅰ | アメリカ大陸の古代文明 | 10問記述 |
Ⅱ | 19世紀末~20世紀初めの帝国主義 | 10問記述 |
Ⅲ | 前8世紀~21世紀の中国史 | 10問マーク |
Ⅳ | 1980年代以降の米ソ対立 | 10問マーク |
Ⅴ | 9世紀~19世紀のヨーロッパ | 10問マーク |
・2021年度
Ⅰ | 古代ローマ史 | 10問(選択と記述) |
Ⅱ | 疫病の歴史 | 10問記述 |
Ⅲ | 殷~20世紀の中国史 | 10問マーク |
Ⅳ | ビザンツ帝国 | 10問マーク |
Ⅴ | 17~19世紀のフランス史 | 10問マーク |
3年連続で中国史が問われています。また、世相を反映しているのか、ロシア史も目立ちます。
2024年度は中国史、ロシア史の出題はありませんでした。
2022年度から大問1はすべて記述問題になっています。
時代は古代から現代まで幅広いので早めに通史を終わらせて現代まで手が伸ばせるように計画を立てて勉強しましょう。
記述式とマーク式の両方があります。用語を間違えて覚えないように注意しましょう。
●問題別の分析
・記述式の問題
空所補充問題、一問一答形式の問題として出題されます。
どちらも教科書、参考書、一問一答などを利用しながら用語とその内容を覚えていきましょう。
中にはあまり教科書や参考書などには出てこない用語も出題されますが、すべて答えないと合格しないというわけではないので、とにかく基礎基本の取りこぼしがないようにしましょう。
・選択式の問題
文章中の下線部のうち適切でない文章を選ぶ問題、文章中の下線部に関連する問題が出題されます。
大問3、5は文章が10個あり、それぞれの中にある下線部のうち間違っている文を選ぶ問題です。
教科書や参考書の記述を正確に覚えているかが重要です。
例えば、『張角は「王侯将相いずくんぞ種あらんや」をスローガンに黄巾の乱を起こした』という文があります。(2023年度で出題)
基本レベルの知識なのですぐにわかる人は多いと思いますが、このスローガンを掲げたのは「陳勝・呉広の乱」なので間違っています。
スローガンだけを覚えていて、何に関連しているのかを意識していないと答えることができません。
大問4は下線部に関して適切なものや不適切なものを選ぶ問題です。
この問題も他の選択式の問題と同じように確実な知識を覚えましょう。
選択肢が4~5行程度ある長めの文章で出題されることもあります。
教科書や参考書は流れを意識して読み込んでいきましょう。