明治大学 全学部統一入試の世界史対策

本記事では明治大学 全学部統一入試の世界史対策について記載しています。

全学部統一入試の世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率は70~80%以上に設定して勉強しましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2023年度

古代~17世紀におけるクレタ島の歴史10問マーク
仏教の伝播10問マーク
産業革命と社会主義の発展10問マーク
「移民国家」アメリカ10問マーク

・2022年度

歴史における感情史13問マーク
近現代のオーストラリアをめぐる歴史12問マーク
辛亥革命と中国の近代化12問マーク
ラテンアメリカ史13問マーク

・2021年度

古代、近現代における史学史12問マーク
大航海時代・ルネサンス・宗教改革13問マーク
香港の歴史12問マーク
国際連盟と国際連合13問マーク

時代や地域の区分による出題よりテーマ史での出題が多いです。
用語を確認する問題、正しいものまたは誤っている文章を選ぶ問題、適切なものを選ぶ問題、空所補充問題、年代の整序問題、地図を利用した問題などが出題されます。

●問題別の分析
・用語を確認する問題、正しいものまたは誤っている文章を選ぶ問題、適切なものを選ぶ問題、空所補充問題

4つの選択肢の中から正しい用語や文章を選ぶ問題です。
選択肢の中には細かい知識が入ったものがありますが、ほとんど消去法で解くことができます。
どれだけ知識があるかよりも教科書や参考書に書いてあることを確実に覚えていることが重要です。

用語だけではなくその背景や目的などの関連知識もあわせて覚えましょう。
例えば、囲い込みは第一次と第二次がありますが、二つの違いは理解していますか?
第一次は農地を羊毛生産用の牧用地にする目的があり、第二次は穀物生産用の資本主義的大規模経営により開放耕地が囲い込まれたという特徴があります。
「なんか囲い込みって2回あったよな」程度の知識だと対処することができない問題が出題されます。

●年代の整序問題
2021年度は3問、2022年度は2問、2023年度は出題されていません。
主要な出来事の年号の暗記だけでなく、一つの出来事の中の順番も覚えておきましょう。

●地図を利用した問題
2021年度は出題されていません。2022年度と2023年度で1題ずつ出題されています。
地図問題が出ないとしても世界史の学習において地図を意識した勉強は非常に有効です。
国や出来事を覚えたとしても、それが地図上のどこで起きたのかを知らないと曖昧になってしまいます。