早稲田大学(文化構想学部)の英語対策

2023年11月2日

本記事は早稲田大学文化構想学部の英語対策について記載しています。

早稲田大学第一文学部と第二文学部の後継として2007年に文学部文化構想学部が設置されました。

文化構想学部の英語は90分75点満点です。

文化構想学部の情報(一般選抜)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
20233707,3537,0497369.6131.7/200(65.8%)
20223707,7557,4438328.9134.0/200(67.0%)
20214307,5517,27370210.4130.6/200(65.3%)
20204308,0767,67263812.0131.5/200(65.7%)
20194308,4998,06164612.5134.0/200(67.0%)

各項目の傾向と対策

全体の傾向
文学部とともに設置されていることもあってか、文学部の英語の問題と形式自体は同じです。
大問は全部で5つあり、大問1,2が読解問題、大問3が文の挿入問題、大問4が会話問題、大問5の要約問題という構成になっています。
問題の種類が多いため、時間配分に気を配りましょう。
関連記事:早稲田大学(文学部)の英語対策

大問1(長文の空所補充×2)
300語程度の長文が2つ出題され、すべて空所補充問題となっています。
選択肢の中には受験レベルを超えた難しい単語もありますが、消去法で判断することができるので語彙をやたら増やす必要はありません。
ただ、意味を知っていれば即答できる問題ではないため、文脈を考えて何を入れたらいいのかを判断しましょう。

●大問2(長文読解×3)
文章自体は短く、設問も平易なため、ここは短時間で高得点をとってほしいパートです。
そのためには文法・語法を早めに頭にいれ、英文解釈をやって正確に文の意味をとれるようにし、すぐに多読にうつれるようにしましょう。
平易とはいえ何も対策せずに対応できるような問題ではないので、文学部の過去問とあわせてたくさん演習しておきましょう。

●大問3(文の挿入)
多くの受験生が苦手とする文の挿入問題です。
基本的には、まだ出てきていない用語が入っている文を削っていくなどの方法で選択肢をしぼっていくと解答しやすいと思います。
すべての選択肢を使うわけではなく、ダミーの選択肢が含まれているので、注意しましょう。

●大問4(会話問題)
会話文の中に空所があり、下にある選択肢の中から適切な表現を選ぶ問題です。
会話表現をたくさん知っているよりは、語彙や熟語を強化していったほうが効果的です。
また、文法知識でも処理することが出来ます。
名詞や形容詞、副詞などに分類して、文法的に入らない選択肢は削っていくという方法で解くという方法です。
入らない選択肢が多くあるので、注意が必要です。

大問5(要約問題)
文章を読んで、その文章を要約する文を考えて英語で作文する問題です。
要約文はとちゅうまで書かれているので、続きを自分の言葉かつ4~10語で英作文します。
文章中に出てくる連続する2語を使用することはできません。
特殊な問題ではありますが、文学部でまったく同じ形式の問題が出題されるので、演習はたくさんできます。

要約問題以外は私立大学でよく出題される形式の問題ですので、とにかく基礎をおさえたら読解問題をたくさん解くようにしましょう。
いかに早く知識系を完成させるかが合否をわけます。