早慶上智のアドミッションポリシー一覧

各大学が公表しているアドミッションポリシーとは「入学者受け入れ方針」を指します。

推薦入試などを考えている人は参考にすることが多いですが、一般入試を受験する人は軽視しがちです。

しかし、アドミッションポリシーから入試問題の傾向が見えたり、その学部が欲している学生像に自分があっているかを確認することができます。

本記事では早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学のアドミッションポリシー(文系学部のみ)をまとめています。

早稲田大学のアドミッションポリシー

●政治経済学部
・全体
政治経済学部は、早稲田大学の校旨である『学問の独立』の教育理念のもと、高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れる。こうした学生の質の高さ、および多様性を確保するため、政治経済学部では一般入試、センター入試、推薦入試、グローバル入試の4つを核とする入学試験を実施し、特に推薦入試、グローバル入試については門戸を国外にまで開放して、多くの受験機会を提供している。受験生に期待されるのは、学習の土台となる母語および英語を核とする言語運用能力や論理的思考力、自身の立ち位置を認識するために必要となる歴史・文化的知識、そして世界中の人々と交流しながら様々な問題に立ち向かう行動力であり、上述の各種入学試験ではこれらの知識・能力を多面的に考査することになる。

・政治学科
政治学科は、学問の独立と自律的な市民社会の確立という建学の精神を今に受け継いでいる。その精神は、経済学との密接な連携により、生きた政治現象を分析し、日本から世界に発信できる学問をめざすという高い理想に反映されている。入学者にはこのような学科の伝統を発展的に継承できる人物であることを求める。高校までの基礎学力を十分に備えたうえで、現代の政治や経済などの社会的現象に対する強い関心、新しい時代に対応した理解力・分析力・コミュニケーション能力・行動力を身につけようとする姿勢、的確な知識と豊かな創造性に裏付けられた意見表明を通じて地域、日本そして世界の創造的発展に貢献しようとする意欲など、多様な背景をもつ者を選抜する。こうして選抜された学生が、政治学という学問の場でお互いに切磋琢磨することを通じて、学問的深みと人間的成熟を追求する場となることを目指す。

・経済学科
経済学科における入学者選抜の基本理念は、「経済を中心とした社会現象を論理的に理解し説明することに深い関心と素養をもつ学生を選ぶ」ことにある。このことは、政治経済のみならず広く社会の現状と歴史に関心を持つことに加えて、論理的思考を重視する学生が望まれることを意味する。経済学を習得し社会現象の理解に活用するためには、一定程度の数理的能力が不可欠である。たとえ多少の苦手意識があっても、数理的に展開される論理を根気よく追跡する姿勢が必要とされる。政治経済の現在や過去に関する豊富な知識を持つ学生、数理的思考に長けた学生、国際関係に強い関心を持つ学生など、多様な学生がそれぞれの長所を活かしつつ切磋琢磨する過程で社会経済現象の論理的な分析力を身につけていくことが理想である。このため、複数の入試形態によって、さまざまな長所をもつ学生を集めるように努力する。

・国際政治経済学科
現代の国際社会における政治・経済などの諸現象とその結びつきに強い関心を持ち、グローバルな課題を自分たちの問題として専門知識を用いて分析した上で実現可能な解決方法を探り、地域や世界の発展に役立ちたい、という気概をもつ学生を求める。また国際化社会に対応できるコミュニケーション能力と論理的な思考法、さまざまな人々の立場を思いやれる幅広い感受性を備え、積極的かつ自省的に行動ができる者が望ましい。特に政治・経済を中心とした幅広い学問領域について、既存の枠にとらわれずに新たな知見や多様な考え方を吸収しようとする学生の好奇心を尊重する。あわせて、必修科目の多さにも気後れせず、日英両言語による専門科目を積極的に履修する意欲を持ち、分析力・思考力・実行力を身につける努力を惜しまない学生が望まれる。

●法学部
法学部では、早稲田大学建学の理念と法学部の教育理念に即して展開される高度な学部教育カリキュラムを履修することにより、進取の精神に富んだ、広い意味での法律家として国内外のさまざまな分野でリーダーとして活躍できる人物の養成を目指しています。

法学部は、段階的な法学専門教育を徹底しており、基本から応用までの多彩な科目を含む体系的なカリキュラムを整え、深く幅広い専門知識の教授とその運用能力の涵養を行っています。その一方で、法学の専門教育のみならず、社会科学、人文科学や自然科学の科目のほか、法学と融合した学際的な科目など、多種多様な科目を設置しており、高いレベルで行われている外国語教育と合わせて、充実した語学・教養教育を展開しています。加えて、学んだ知識を具体的な問題に実践的に応用できるように、少人数の演習教育も重視しています。

法律専門科目と語学・教養科目をバランスよく学ぶことによって、公平や公正という鋭い感覚を磨き、法曹はもとより、国家・地方公務員、民間企業や国内・国際機関の職員、法学研究者といった多様な進路、あらゆる場面においても、深い洞察力と的確な法的判断力をもって活躍できる市民を育成します。

●文学部・文化構想学部
早稲田大学では、「学問の独立」の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れる。文化構想学部が特に入学者に求める資質・能力は、次のとおりである。

  • 「文化の様相と構造を解明し、表象の分析と文芸の創造に取り組み、人間と社会の本質に迫ることによって、新しい時代にふさわしい文化を構想する」 「文化学の叡智を現代の課題で照らし、これまでの学問領域を大胆に乗り越えて、広領域的・学融合的アプローチを実践する」という学部の理念・目標を理解し、学位取得に積極的に取り組む意欲がある。
  • 文化構想学部の基礎から専門に亘るカリキュラムを理解して、入学後の修学に必要な基礎学力を有する。また入学以前に幅広い学習と経験を積んでいる。

●教育学部
早稲田大学では、『学問の独立』の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れる。

教育学部の主要な教育目的は二つある。一つは高等師範部以来、幾多の教育指導者を斯界に輩出してきた100年の伝統を継承し、優秀な教育者を送り出すことであり、一つは広く実社会の各分野で活躍しうる有能な人間を育成することである。この二つの目的は決して別のものではなく、その根底は、深い専門性、幅広い知識、豊かな教養、優れたコミュニケーション能力を身に付けた人間を育成することにある。

これらの目的に照らし、教育学部の志望者には、①教科に関する確かな基礎学力に加え、②「教える・伝える力」の基盤となる高い論理的思考能力と言語運用能力、さらに③異質な他者との関係性のなかで自ら求めて学ぶ姿勢を備えていることが求められる。入学後は、教育者としての資質をもって、学校を含む社会の各分野で活躍しうる人間となるべく、本学部の教育課程を通じて、学問的に裏打ちされた知識を基盤に物事を多面的に捉え、的確に判断していく力を身につけることが目指される。

多様な学生に開かれた学部であるために、本学部では一般入試、指定校推薦入試、帰国生・外国学生入試、学士入試の各制度を設けている。

一般入試では、学科試験において①及び②を評価し、指定校推薦入試では出願書類を通じて①③を測るとともに面接試験において②③を評価している。帰国生・外国学生入試及び学士入学試験においては、出願書類、学科並びに小論文試験及び面接試験を通じて、①②③を総合的に評価している。

●商学部
早稲田大学の建学の理念である『進取の精神』の涵養を目指す、一定の高い基礎学力を持ちながら、かつ知的好奇心が旺盛で、自分で計画を立て、種々の課題に積極的に立ち向かう意欲に満ちた個性的な学生を、全国各地や世界中から多数迎え入れる。
「学識ある実業家」の養成を創設以来の教育理念に掲げる本学部は、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力等のビジネス・スキルを修得する場であるとともに、それ以上に広い視野に立って経済社会を質・量ともに豊かにすることを目指す「商学」の基本理念を理解し、自らの使命や役割を認識した上で判断・行動しようとする人々の学びの場である。そのために、論理的思考力や社会科学の基礎となる学力が必要不可欠である。国際感覚・倫理観を兼ね備えた企 (起)業家精神を養い、深い学識と教養に裏付けられた実業家を目指し、ビジネスリーダーとして地球社会に貢献しようと志す学生を受け入れたいと考えている。

●社会学部
【社会科学部の特色・社会的役割・大学教育で発展・向上させる力】

社会科学部は、早稲田大学教旨(『学問の独立』『学問の活用』『模範国民の造就』)を本旨として、日本各地また世界各国から多種多様な学生達が相互に刺激し感化し合いながら独創的な知を研鑽し、その成果を社会的責任の自覚のもとに活用して困難な課題に立ち向かう地球社会の未来への貢献者を育てる。

そのために、学際性(多くの専門領域の知識・技能によって本質を見抜き、学際的で独創的な知をもって問題解決する力、自由な討究によって相互に刺激・感化し合いながら社会的に共有・発信する力)、臨床性(豊かな感性をもって現実やその課題を発見・洞察する力、困難な状況にあっても解決策を切り開く力)、国際性(国・言語・民族・文化の理解の壁をこえて、問題解決のためにむけて利害等を統合する力)を発展・向上させる。

【入学者に求める資質】

豊かな人間性(自己内で対話する力、忍耐力、道徳、他者との共感的理解、多様性や新しい考えに開かれた態度、自立的活動力)、確かな学力(広く深い社会への知的な関心・想像力・探究心、論理的思考力、それらを支える確かな言語・数量・情報の知識と技能)、および実践力(課外活動の経験による自己管理、自己修正、チームワーク、困難な課題に立ち向かう勇気、やり遂げる力)において優れた個人の資質、活動実績のある者を幅広く日本国内および世界より求める。

●国際教学部
早稲田大学では、『学問の独立』の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れる。

国際教養学部は以下のような学生の選抜に努めている。

  1. 英語で勉強する強い意欲を持つ者
  2. 母語以外の言語で効果的に意思疎通できる言語能力、または、その潜在能力を有する者
  3. 複数の学問分野の視点から諸課題に取り組むにあたり、総じて高い学力、または、その潜在能力を有する者
  4.  独自の視点から問題を分析できる批判的能力、または、その潜在能力を有する者
  5. 考えや情報を発表するときに、明確かつ正確にそれらを伝達できる表現能力、または、その潜在能力を有する者
  6. 日本国内、および、海外の多様な文化的、教育的経験を持ち、本学部に多様性をもたらす者
  7. 新しい環境において生活、学習することに挑戦できる適応性と柔軟性を有する者
  8. 国際的、相対的視点から知的、道徳的問題に取り組む意思と意欲を有する者

国際教養学部の各入試制度では上記のうちの複数の原則に重きを置きつつ、全体として八原則をバランスよく体現するよう努めている。

慶応義塾大学のアドミッションポリシー

●文学部
文学部では次のような資質・能力を有する学生を求めている。

  • 慶應義塾の精神に対する十分な理解、および学問に対する意欲と向上心
  • 先人による古典類から最新の研究成果が書かれた論文に至るまでの諸文献を読み込み、理解するための基礎となる語学力(日本語、および英語・フランス語・ドイツ語・中国語)
  • 与えられた課題に対して論理的に思考し、それに対する自分の考えを正確かつ十分に記述する能力
  • 現在の社会や文化の成り立ちを理解するための基礎となる歴史的な知識(日本史または世界史)

これらは、文学部が設置しているすべての専攻(哲学、倫理学、美学美術史学、日本史学、東洋史学、西洋史学、民族学考古学、国文学、中国文学、英米文学、独文学、仏文学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学)に共通しており、入学後、それぞれの専攻における独自のカリキュラムに従って、専門的な知識や能力を身につけてゆく。したがって、文学部に入学する者は、これらの専攻が対象とするいずれかの学問に対する関心・好奇心を有することもまた必要である。
以上の方針に基づき、一般選抜を実施する。さらに、この方針に沿いつつ、より多様な人材を入学させるための自主応募制による推薦入試(自己推薦入試)や、帰国生入試や留学生入試を行う。
具体的には、一般選抜は、外国語・地理歴史・小論文の三科目の試験による選抜であり、文学部にふさわしい高い学力を要求する。自主応募制による推薦入試は、高等学校で一定の評点に達していることを条件に、在学中の活動実践や社会的活動をも加味した総合的な考査によって選抜する。そのほか、帰国生入試と留学生入試では、学業成績と勉学意欲を勘案した選抜を行う。

●経済学部
社会に積極的に関与する強い意志を持ち、自らの智力によって変化する社会を把握しようという気概をもった人間を求めています。また、学問的基礎に基づいて厳密に考える能力にすぐれると同時に、バランス感覚に富み、多様なものの見方を尊重できる人材の育成を目指しています。このような知性により社会の指導的役割を担える潜在力を備えた多彩な学生を受け入れたいと考えます。

●法学部
法学部では慶應義塾の建学の精神を理解し、国際的な視野に立ちつつ、新しい社会を創造し先導する気概を持つ人材を求めています。この使命の実現のため、知的好奇心・個性あふれる学生を選考する入試制度、すなわち一般選抜、帰国生入試、留学生入試、指定高校長推薦入試、そして自己推薦形式でのFIT入試といった多様な入試制度を設けています。なお、FIT入試では地域ブロック枠を設定した方式も行われています。

●商学部
商学部では、産業社会の抱える問題を自ら発見し、説得力ある解決策を導き、発信する能力を養うことにより、国際社会に貢献できる人材の育成を目指しています。入学者の選抜もこの方針に沿って実施されており、社会に対する強い関心、論理的な思考能力、資料を読み解く力、英語をはじめとする基礎学力をとくに重視しています。

●総合政策学部
総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。

●環境情報学部
ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。

上智大学のアドミッションポリシー

●神学部
本学部では、カトリック神学を主な教育研究の対象としており、以下のような学生を受け入れます。

  1. キリスト教に関する基本的知識を持っていること。
  2. 異文化や国際性に開かれた柔軟な思考能力があること。
  3. 人間の尊厳と社会正義に関心を持ち、ボランティア活動などの実践にも積極的であること。
  4. カトリック教会と人類社会への貢献を望むこと。

多様な背景をもった学生を積極的に受け入れるために複数の試験制度を設け、日本語の他に英語やそれ以外の語学能力と歴史の知識の試験を行い、面接試験を重視します。また聖職志願者をはじめ社会の多様な人々を受け入れるため、編入学枠を設けています。

●文学部
本学部は、人間性の探究および人文教養の各領域について深く幅広い関心と動機づけを持つ学生が、学科を選択して入学し、自発的かつ積極的な態度で学業に研鑽することを期待します。そこで、次のような学生を受け入れます。

  1. 人文教養を主体的に探究しようとする意欲と、学業への誠実な態度を持っている。
  2. 志望する個別の専門分野について具体的な関心を持っている。
  3. ものごとを批判的に考え、自らの意見を明確に表現するための基礎的なスキルを身につけている。
  4. 大学での学修に必要とされる基礎的な教養、知識、語学能力を備えている。

●総合人間科学部
人間の尊厳とは何かを理解しその実現に向けて、教育、医療、福祉、さらには日々の生活の中で実践できる人材の養成を目指している総合人間科学部では、以下のような学生を受け入れています。

  1. 個人や社会、さらには諸外国で起きている人間の尊厳に関わるさまざまな事象に対して強い関心を持っている。
  2. それらの事象を論理的かつ客観的に分析し表現するために必要な基礎的な知識と能力を持っている。
  3. コミュニケーション能力を高め、他の専門領域の人々とも積極的に協働することができる。
  4. 困難な状況にある個人や地域社会を支援し、国際社会の発展に貢献したいという意欲に満ちている。

●法学部
本学部では、大学入学前までに身に付けておくべき学力を有することを前提として、国内外を問わず、現代社会に生起する問題や紛争、地球規模の環境問題などに関心を抱き、それを法学・政治学的な観点に照らしつつ、客観的かつ柔軟に考察し、みずからの意見を主張するとともに、相手の意見に耳を傾けられるような学生を求めています。

●経済学部
本学部は、キリスト教ヒューマニズムの精神を基盤とし、現代社会の諸問題に対して、経済学と経営学を基礎とした複眼的な視点から判断して適切に対応できる能力を養い、グローバルな社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

  1. グローバル化する社会において、多様な諸問題に関心を持ち、その解決のために高い意欲をもって主体的に行動する学生を求めています。
  2. 経済学と経営学の専門分野の特性を考慮し、外国語の能力とともに、経済学科では論理的思考力(数学)、経営学科では歴史などの社会科系の素養に秀でた学生を求めています。
  3. 経済学と経営学の知識をもとにし、営利・非営利組織を問わず、多方面で社会に貢献しようとする意志と、潜在的な可能性を持つ意欲ある学生を求めています。

●外国語学部
日本語の運用能力を基盤に、外国語運用能力の獲得に真摯に取り組むことのできる学生を求めています。また、単に言語運用能力にとどまらず、自らの住む地域から世界全体に至るまで起こっていることに積極的に関心を持ち、それを自分の問題として考え、解決策を見出していこうと努力を重ねていけることを期待します。

●総合グローバル学部
知的な関心と意欲を主体的努力によって伸ばし、グローバルな共生社会の形成に貢献しようとする以下のような学生を受け入れます。

  1. グローバル化する世界が呈する正負の諸側面に対する大きな関心を抱き、高等学校在学中の現代社会に関わる授業等を通して一定の知識を有する者。
  2. 世界を構成するさまざまな地域や人々の多様性がもたらす人類の社会と文化の豊かさに対する大きな関心を抱き、高等学校在学中の地理、世界史に関わる授業等を通して一定の知識を有する者。
  3. 物事に対して根拠に基づいた論理的な思考ができ、かつ主体的に取り組むことができるよう努力を重ねてきた者。
  4. グローバル化する世界の動きを理解するのに必要な基本的な文献を読解することのできる英語能力を有している者。

●国際教養学部
The Faculty of Liberal Arts of Sophia University welcomes students who are:
本学部は以下のような学生を求めます。

  1. Motivated to become active and responsible members of the global community and to participate in the creation of social, economic, and humanistic values essential for its sustenance and betterment.
    能動的にかつ責任を持って、グローバル化する社会の一員となる意欲を持ち、その維持と改善に欠かせない社会的・経済的・人文的な価値の創出にすすんで参画する。
  2. Intellectually curious and eager to improve their communication and analytical skills to constructively interact with others from diverse socio-cultural backgrounds.
    多様な社会文化的背景をもつ他者と建設的に交流するために欠かせない知的好奇心の旺盛さ、自らのコミュニケーション能力・分析力を改善する強い意欲を持つ。
  3. Prepared to expand further their knowledge so that they become able to identify and approach with competence global issues.
    グローバルな問題を見極めアプローチしてゆくことができるよう、自らの知識を増やしてゆく覚悟がある。

以上となります。

参考にしたサイトは下記の通りです。
早稲田大学
慶応義塾大学
上智大学

同じような名前の学部であっても、目指していることが異なっています。
アドミッションポリシーを通して、身近に感じられるような学部を選ぶのも志望大学決定の材料となるでしょう。