英会話学校は役に立つ?経験者が考察してみた
英語が重要視されはじめて中学生や高校生、早いと小学生のときから英会話学校に行き始めている人が多くなってきたと思います。
学校では英会話メインの授業は基本的にありませんし、学校で学ぶ英語は文法ばかりで生きている感じがしないので、英会話学校にいったほうがいいかもしれないと感じるのは自然です。
そこで、前職で研修として約1年間英会話学校にいっていた僕が「英会話学校は本当に役に立つのか」を考察してみようと思います。
英会話学校での授業はどうなっているの?
英会話学校は全国にたくさんあり、学校によって授業形式は違うのですが、ここでは僕が体験した授業形式をご紹介します。
僕の通っていた英会話学校では40分でマンツーマンのレッスンでした。
*週に何回も授業をいれていい形式でした。ただし上限があります。
もちろん講師はイギリスやアメリカ出身のネイティブスピーカーや英語に堪能なノンネイティブスピーカーたちです。
各ブースにわかれていて、40分間テキストに沿って表現を学んでいくこともできますし、希望すれば雑談することも可能でした。
終わりにはその日の授業で学んだ表現の復習をしました。
英会話の内容はレベルごとにわかれていてテキストを終えたらレベルをあげるためのテストを受けることができます。
テストはネイティブスピーカーの質問に答えていく形式です。
大雑把ですが、以上が1回の授業の流れです。
結論は「どん欲に表現を吸収しないとまったく意味がありません」
英会話をやっていると何となく勉強をした気になってしまいますが、どん欲に表現を吸収していく姿勢がないとまったく意味がありません。
具体的にいうと、会話中に講師が言った知らない表現をメモしたり、テキストにのっている知らない表現を授業後に復習して自分でも言えるようにするということです。
どん欲な姿勢がないまま、講師と話してもそれは自分が知っている表現を吐き出しているだけです。
インプットがないのにアウトプットだけやっても上達しないのは目にみえています。
僕の場合はテキストの復習とあわせて、講師に日本の文化を話すという課題を自分に課して授業にのぞんでいました。
例えば、仏教と神道の違いを説明したり、千日回峰行を説明したりなどです。
また、返答するときはYesやNoだけでなく必ず文章にするという取り組みもしました。
特に日本語でも説明することを説明しなければいけないときが成長のチャンスです。
なんとなく授業に参加して、適当に短文で答えて、授業の復習もしないということであれば本当に通うのをやめた方がいいです。
そもそも英会話の時間が短すぎる
英会話学校全体にいえることだと思うのですが、そもそも英会話に触れている時間が短すぎます。
僕が通っていた英会話学校は1回の授業で40分だけです。
他の英会話学校でもだいたい40~50分あたりが相場です。
毎日通うのであればいくらか効果があるかもしれませんが、週に1,2回程度だったらあまり意味があると思えません。
なので、僕から提案する英会話上達の方法は、できるのであれば高校在学中に留学するか、大学入学後に留学するという方法です。
文法と単語をおさえていれば英会話の上達は早いので、高校在学中は学校の授業に集中してもいいと思います。
英会話学校の学費はけっこう高いのでよく考えて通ったほうがいいですよ。