東京外国語大学(前期日程)の世界史対策

本記事では東京外国語大学(前期日程)の世界史対策について記載しています。

世界史の試験時間は90分で、得点は150点です。(2025年度入試から)

東京外国語大学の入試情報

東京外国語大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で2つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

1朝鮮戦争に関する文書9問(記述と論述問題(400字以内)・60点)
2「世界犠牲システム」という観点からの論考の抜粋7問(選択と記述・40点)

・2023年度

1中央アジアとその周辺の政治秩序や国家間関係9問(選択、記述、論述問題(400字以内)・60点)
2啓蒙に関する文章7問(選択と記述・40点)

・2022年度

1第一次世界大戦後の国際秩序をめぐって1918年以降に書かれたものの抜粋9問(記述と論述問題(400字以内)・60点)
2グローバル・ヒストリーの観点から地球環境問題の歴史を概述する文章7問(選択と記述・40点)

・2021年度

1核兵器開発をめぐって、ニュージーランド、ソヴィエト連邦、アメリカ合衆国で書かれたものの抜粋7問(記述と論述問題(500字以内)・60点)
2現代ドイツの歴史家が世界史の時代区分について論じたもの7問(記述・40点)

記述問題、選択問題、記述説明問題、論述問題で構成されています。
一問一答形式の記述問題で求められる知識はほとんどが教科書レベルです。
論述問題は400〜500字以内と記述量が多い問題です。

●問題別の分析
・一問一答問題
下線部や史料の内容に関する一問一答問題が出題されます。
基本的に教科書や参考書の内容を逸脱するような問題は出題されません。
通史学習をする中で用語の定義や内容を頭に入れていくようにしましょう。
時代背景なども併せて理解しておくようにしてください。

・論述問題
400〜500字以内の論述問題が出題されます。
基本的な世界史の知識を有機的につなげて覚えているか、理解しているかが問われます。
問われていることは歴史的事象や史料の背景の部分なので用語を覚えるだけで終わらせずに5W1Hを意識して整理しながら覚えていきましょう。


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