東京外国語大学(前期日程)の日本史対策

本記事では東京外国語大学(前期日程)の日本史対策について記載しています。

日本史の試験時間は90分で、得点は150点です。(2025年度入試から)

東京外国語大学の入試情報

東京外国語大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で2つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

北方開拓とアイヌの生活(史料)8問(記述と論述問題(400字以内)・60点)
『政談』の現代語訳7問(記述と論述問題(100字以内)・40点)

・2023年度

1『経済白書』からの抜粋9問(記述と論述問題(400字以内)・60点)
2四国八十八ヶ所巡礼に関する史料6問(記述と論述問題(100字以内)・40点)

・2022年度

118世紀前半、江戸の町々や大名に対して出された法令や町奉行書に出された願書の現代語訳8問(記述と論述問題(400字以内)・60点)
2吉田茂の回想記からの抜粋6問(記述と論述問題(100字以内)・40点)

・2021年度

1孫文が犬養毅に宛てた書簡からの抜粋8問(記述と論述問題(400字以内)・60点)
2屋久島に上陸したイタリア人宣教師が長崎で取り調べを受けた時の供述書と処分に関する建言書の現代語訳6問(記述と論述問題(100字以内)・40点)

近現代からの出題が多く、論述問題が必ず2題出題されます。
史料や現代語訳からの出題が多めです。
要求されている知識のレベルは教科書や基本的な参考書程度で高度な知識を求められることはほとんどありません。
その代わり教科書や参考書の内容を理解した上で覚えておかないと論述問題に対応することができません。

●問題別の分析
・一問一答問題
下線部や史料の内容に関する一問一答問題が出題されます。
基本的に教科書や参考書の内容を逸脱するような問題は出題されません。
通史学習をする中で用語の定義や内容を頭に入れていくようにしましょう。
時代背景なども併せて理解しておくようにしてください。

・論述問題
大問1は400字以内、大問2は100字以内の論述問題が出題されます。
指定の語句を使って論述する問題です。
問われていることは歴史的事象や史料の背景の部分なので用語を覚えるだけで終わらせずに5W1Hを意識して整理しながら覚えていきましょう。

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