中央大学 6学部共通選抜の世界史対策

本記事では中央大学 6学部共通選抜の世界史対策について記載しています。

6学部共通選抜は法学部、経済学部、商学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部の6学部の合否を1つの試験で判別する試験です。

世界史の試験時間は60分です。配点はこちらを参照してください。

目標得点率は70%に設定して勉強しましょう。

6学部共通選抜の情報

6学部共通選抜の募集人員などの情報はこちらを参照してください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

フランス革命12問(選択・24点)
A:エーゲ文明、ミケーネ文明
B:アテネとスパルタ
C:ペルシア戦争、ペロポネソス戦争
14問(選択・28点)
ⅰ:製紙技術の発展
ⅱ:漢字の歴史
12問(選択・24点)
1924~1939年のドイツ12問(選択・24点)

・2023年度

データなし

・2022年度

朝鮮史、中国史(隋~唐)13問(選択・26点)
17~18世紀のオーストリア、プロイセン、ロシア12問(選択・24点)
オスマン帝国史12問(選択・24点)
第二次世界大戦後のアジアの独立13問(選択・26点)

・2021年度

古代のインド史13問(選択・26点)
五代十国時代の東アジア史12問(選択・24点)
ウィーン体制下のヨーロッパ12問(選択・24点)
世界恐慌の影響13問(選択・26点)

・2020年度

アケメネス朝ペルシアの興亡12問(選択・24点)
14~16世紀のヨーロッパ12問(選択・24点)
ヨーロッパの植民地政策13問(選択・26点)
第二次世界大戦後の世界構想13問(選択・26点)

2022年度まで大問4つと大問ごとの設問数が12~13問という構成に変化はありません。
古代から第二次世界大戦前後までバランス良く出題されています。
特定の時代、地域が多く出題されるということはありません。
すべて選択問題で、空所補充問題と文の正誤判定問題が出題されます。

●問題別の分析
・空所補充問題
文章中の空所にあてはまる語句を4つの選択肢から選ぶ問題です。
実際に2020年度で出題された問題を見てみましょう。(文章は省略しています)
…マラトンの戦いやサラミスの海戦に従軍した(A)は、アテネの三代悲劇詩人の一人で、その代表作は『アガメムノン』である。…
(A)にあてはまる人物を一人選びなさい。
a アイスキュロス
b ソフォクレス
c エウリピデス
d アリストファネス

正解はaです。
ギリシアの三代悲劇詩人はアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデスで、『アガメムノン』の作者はアイスキュロスです。
アリストファネスは『女の平和』などの作者であり、喜劇詩人です。
空所の前後を見て判断しましょう。本問は「三代悲劇詩人の一人」と「『アガメムノン』」という語句で特定できます。

・文の正誤判定問題
文が4つ並んでいて、その中で正しいことや誤っていること、適切なものを選ぶ問題です。
実際に2021年度で出題された問題を見てみましょう。
下線部①の1920年代のアメリカについての説明として、間違っているものを一つ選びなさい。
a 女性の社会進出の声が高まり、女性参政権が認められた。
b 大資本への反感が高まり、反トラスト法が制定された。
c 冤罪とされるサッコ・ヴァンゼッティ事件が起こった。
d 日本人などアジア系移民を事実上禁止する移民法が制定された。

正解はbです。
aは1920年、bは1890年、cは1920年、dは1924年です。
年号だけでなく様々な観点から出題されるので、教科書の記述を正確に覚えるようにしましょう。

Follow me!