上智大学 総合人間科学部 教育・社会・看護学科(共通テスト併用方式)の独自試験対策

本記事では上智大学 総合人間科学部 教育・社会・看護学科の独自問題対策について記載しています。

教育・社会・看護学科の独自試験の試験時間は75分です。

科目は学科によって異なります。
・教育、社会学科
共通テスト英語(リーディングとリスニング):60点
共通テスト国語:40点
共通テスト地歴または公民または数学:40点
独自試験:100点

・看護学科
共通テスト英語(リーディングとリスニング):60点
共通テスト国語:40点
共通テスト数学または理科:40点
独自試験:100点

共通テストで最大限点数を稼いで独自試験で逃げ切るような形がいいでしょう。
独自試験は読解力とグラフや表の読み取り能力が主に問われます。
過去問演習を徹底的にやっていきましょう。

各項目の傾向と対策

2024年度
・文章の読解
出典:『賃労働の系譜学:フォーディズムからデジタル封建制へ』今野晴貴
1. 漢字問題×3
2. 文章の正誤問題×3
3. 空所補充問題×4
4. 下線部の意味として不適切なもの
5. 労働三法について
6. 下線部の定義
7. 下線部の説明として間違っているもの
8. 下線部の例
9. 記述説明問題(40字以内)
・日本の子育てや家庭教育のあり方に関する文章の読解
1. 空所補充問題×4
2. 空所補充問題(記述)
3. 記述説明問題(40字以内)
4. 空所補充問題(記述)
5. 記述説明問題(30字以内)
6. 下線部の説明
7. 記述説明問題(30字以内)
2023年度2022年度2021年度
・文章の読解
出典:「ネット右翼とは誰かーネット右翼の規定要因」永吉希久子
1. 漢字問題×3
2. 下線部に関する問題
3.下線部の説明
4. 空所補充問題
5. 見出しの記述(15字以内)
6. 空所補充問題×2
7. 空所補充問題
8. 文章の正誤問題×10
9. 表を読んで正しいかを判断する(50字以内)
・文章とグラフの読解
出典:『世論調査を読む:Q&Aから見る日本人の<意識>』井田正道

1. 空所補充問題
2. 空所補充問題(記述)×4
3. 見出しの記述(20字以内)
4. 文の補充
5. 下線部の例として適当でないもの
6. 下線部の説明
7. 適当なグラフ
8. 空所補充問題
9. 空所補充問題(記述)
10. 空所補充問題(記述)
11. 空所補充問題(記述)×2
12. 空所補充問題(記述・40字以内)
・文章とグラフの読解
出典:『移民と日本社会』永吉希久子

1. キーワードを用いた空所補充問題(60字以内)
2. 空所補充問題×6(記述)
3. 下線部の理由(80字以内)
4. 適当なグラフ
5. 空所補充問題
6. 文章の要約文の補充(80字以内)
・プログラミング教育に関する文章の読解
1. 空所補充問題
2. 空所補充問題
3. 空所補充問題
4. 空所補充問題(記述)
5. 空所補充問題
6. 空所補充問題
7. 正誤判定
8. 空所補充問題
9. 計算手続きの誤りの指摘
10. 記述説明問題(60字以内)
11. 下線部の意味
・文章の読解
出典:『考えるとはどういうことか:0歳から100歳までの哲学入門』梶谷真司

1. 漢字問題×4
2. 空所補充問題×3
3. 空所補充問題
4. 空所補充問題
5. 下線部の説明
6. 下線部の説明
7. 下線部の意味の説明(40字以内)
8. 空所補充問題
9. 下線部の理由(60字以内)
・文章の読解
出典:『「わかり方」の探求:思索と行動の原点』佐伯胖

1. 漢字問題×4
2. 空所補充問題×3
3. 下線部の説明
4. 空所補充問題
5. 空所補充問題
6. 下線部の理由
7. 文の補充
8. 空所補充問題
9. 下線部の説明
10. 下線部の理由(80字以内)

大問は2つで、問題数は20問程度で推移しています。
主に漢字問題、空所補充(選択・記述)、正誤判定問題、○×問題、記述説明問題などが出題されます。
人間と社会に関わる事象に関する文章があり、その内容に対して解答していく問題です。
文章の読解力だけではなく、資料(グラフや表など)を読み取る能力も必要です。
与えられた情報を整理して適切に解答していきましょう。

●問題別の分析
・漢字問題
下線部が引かれているカタカナを漢字で書く問題です。
『漢字マスター1800+』などの受験用漢字問題集を1冊仕上げておけば対応できます。

・空所補充問題(選択と記述)、○×問題
事前に暗記して対処する問題ではなく、文章を読んでわかっていることを整理したり、抽象化しながら解答する問題です。
現代文の勉強をするときに「つまりどういうことなのか」ということを意識しながら文章を読み、それをわかりやすく人に説明できるのかどうかという視点を持つようにしましょう。

・記述説明問題
資料(グラフや表など)を参照しながら60~80字程度で記述説明する問題です。
毎年3~4問出題されます。
文章の内容を理解し、資料を適切に読み取りながら文章で表現できるかが問われます。
他の問題でも同じですが、論理構造の把握や情報整理の力が問われます。
過去問をつかって練習を重ねていきましょう。

過去問を何周もして当学部が求めている臨機応変に情報を理解、整理して、表現できる能力を身につけていきましょう。
間違えたら解答解説を読んで、注目すべきポイントを探っていきましょう。

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