早稲田大学 法学部の政治経済対策

本記事では早稲田大学 法学部の政治経済対策について記載しています。

法学部の政治経済の試験時間は60分で、配点は40点です。

論述問題があるので、政治経済をある程度勉強したら過去問に目を通して、どのような問題が出ているか確認しましょう。

法学部の情報

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
20243504,3463,8097034.689.5/150(59.6%)
20233504,7804,2698115.390.25/150(60.1%)
20223504,7094,1367544.889.895/150(59.9%)
20213504,7974,2627384.990.295/150(60.1%)
20203504,7124,0586645.290.295/150(60.1%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

人身の自由の歴史10問(選択と記述)
行政の仕組み9問(選択、記述、記述説明)
経済体制10問(選択、記述、記述説明)
気候変動10問(選択と記述)

・2023年度

人権の歴史10問(選択、記述、記述説明)
地方政治10問(選択と記述)
消費関数6問(選択と記述)
労働者の権利9問(選択、記述、記述説明)

・2022年度

日本国憲法の人権規定10問(選択、記述、記述説明)
「法の支配」について9問(選択、記述、記述説明)
市場の外部性7問(選択と記述)
消費者の権利10問(選択、記述、記述説明)

・2021年度

新しい人権9問(選択、記述、記述説明)
民主主義について9問(選択と記述)
経済成長について10問(選択と記述)
国際経済体制8問(選択と記述)

問題数は36問前後で推移しています。
主に記述式の空所補充問題、適切なもの、不適切なものを選ぶ問題、計算問題(選択・記述)、記述説明問題などが出題されます。
計算問題や記述説明問題が必ず出題されますので、時間内に終わらせることができるように過去問を使って演習をしておきましょう。
大問1、2が政治の問題、大問3、4は経済の問題です。直近の3年間で大問1が必ず人権に関する問題です。

●問題別の分析
・記述式の空所補充問題
文章中の空所に入る用語を記述で回答する問題です。
教科書や参考書、一問一答などを使って用語を覚えていきましょう。
覚えるときに関連情報まであわせて覚えてください。

・正誤判定問題
適切なもの、不適切なものを選ぶ問題です。
政治問題は用語の内容だけでなく、法律がどのような場合に適用されるのかなど、実際に社会で決められていることが現実問題にどのように作用するのかまで問われることがあります。

経済問題も同じように、経済状況がある変化をした場合、グラフがどのように動くのか、現実社会がどのような反応をするのかについて問われることがあります。

たくさん用語を知っていることよりも、1つ1つどのような内容なのか、どのように社会に影響を与えるのかの方が重要です。

・計算問題(記述)
経済問題で経済成長率や付加価値の合計などを計算する問題が出題されます。
高度な数式を使う必要はありませんが、情報を整理して適切に答える必要があります。
問題集や過去問などを使って演習しておきましょう。

・記述説明問題
10字以内の短いものや200字、250字以内の大型論述問題まであります。

過去4年の出題は下記の通りです。(問題は要約しています)
○2024年度
①大日本帝国憲法下と日本国憲法下における内閣内での内閣総理大臣の地位の違い、日本国憲法において内閣総理大臣に強い権限が与えられているのはなぜかを200字以内で説明
②日本の相対的貧困率は何の割合を表わしているかを30字以内で記述

○2023年度
①人権保障のための「国民の不断の努力」の具体例と、それがどのように人権保障の実現につながっているかを100字以内で記述
②男女雇用機会均等法の変遷を200字以内で記述

○2022年度
①靖国参拝が諸外国から批判された理由を10字以内で記述
②日本の裁判員制度は陪審制と参審制どちらに近いかについて250字以内で記述
③文章中の改正法において消費者の権利尊重のほか何があるか10字以内で記述

○2021年度
①アクセス権を保障する意義と問題点について250字以内で記述
②ソーシャルメディアの特徴のうち、民主政治の活性化のために克服すべき課題を2つ記述

政治問題で出題されます。
各用語についての解像度を上げておきましょう。正誤判定問題と同じですが、ただ用語を知っているだけでは回答することができません。
問題集や過去問を使って演習しておきましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。

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