早稲田大学 文学部の世界史対策

2023年11月2日

本記事では早稲田大学 文学部の世界史対策について記載しています。

文学部の世界史の試験時間は60分で、配点は50点です。

大問の数が他学部に比べて多く、多様な問題が出題されます。

文学部の情報(一般選抜)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
20233407,5927,1108408.5129.8/200(64.9%)
20223408.0707,53274110.2131.9/200(65.9%)
20213907,8147,37471510.3130.8/200(65.4%)
20203908,2227,56969810.8132.2/200(66.1%)
20193908,3607,73368211.3134.0/200(67.0%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で7つで、問題数は41~42問を推移しています。
主に正しいもの、誤っているものを選ぶ問題、空所補充、一問一答、年代整序問題、記述問題などが出題されます。
2022年度まで大問は9つありましたが、2023年度は7つまで減っていました。(問題数は減っていません)
文学部に特徴的ですが、古代~第二次世界大戦あたりまでの範囲で満遍なく出題され、文化史についても深い知識が要求されます。
二国間や2つの地域の関わりに関する歴史が頻出です。横のつながりを意識して覚えていきましょう。
写真や絵をつかった問題もあるので資料集にも目を通しておいてください。

●過去3年分の出題内容
・2023年度
大問1 メソポタミアと古代ギリシア
大問2 中国史
大問3 ムスリムとヨーロッパの関わり
大問4 中近世ヨーロッパ史
大問5 公認の歴史
大問6 フランス革命
大問7 「聖なる存在」について

・2022年度
大問1 古代エジプト史
大問2 思想家の歴史
大問3 中世ヨーロッパの民族移動
大問4 「中国」という概念について
大問5 百年戦争後の世界
大問6 ルイ14世の事績
大問7 アメリカと中東の関わり
大問8 第二次世界大戦のドイツ
大問9 ミュージアムの歴史

・2021年度
大問1 古代オリエントの歴史
大問2 元号の歴史
大問3 中世ヨーロッパの栄枯盛衰
大問4 ヨーロッパと中国の関わり
大問5 宗教の対立
大問6 ビスマルクの事績
大問7 第二次世界大戦、戦後の英米関係
大問8 聖ソフィア聖堂について
大問9 聖堂について

●問題別の分析
・正誤判定問題
教科書や参考書にない細かい用語も選択肢の中にあります。
しかし、基本は教科書、参考書を正確に覚えているかどうかが合否をわけます。
細かい用語も重要ですが、まずが基本を疎かにしないようにしましょう。
教科書や参考書を通読しながら用語集で詳細な説明に目を通しておくと後々本格的に覚えるときに楽です。

・記述問題
人名や地名などを空所補充する問題や一問一答形式の問題などが出題されます。
漢字やカタカナを間違って覚えないように、ややこしいものは事前に何回も確認しておきましょう。
こちらも細かい用語が問われることがあるので、難関大学対応の一問一答や用語集を確認しておきましょう。

・年代整序問題
大きな流れだけでなく、もっとズームアップして短期間で起きたことも出題されます。
文化史についても各人物が活躍した時代で並べる問題もあり、教科書に出てきた順で丸暗記していると解くことができません。
年号だけでなく、教科書や参考書の流れや因果関係をおさえるようにしましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。