早稲田大学 文学部の世界史対策

本記事では早稲田大学 文学部の世界史対策について記載しています。

文学部の世界史の試験時間は60分で、配点は50点です。

大問の数が他学部に比べて多く、多様な問題が出題されます。

文学部の情報(一般選抜)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
20243407.7557,3308607.8130.4/200(65.2%)
20233407,5927,1108408.5129.8/200(64.9%)
20223408.0707,53274110.2131.9/200(65.9%)
20213907,8147,37471510.3130.8/200(65.4%)
20203908,2227,56969810.8132.2/200(66.1%)
20193908,3607,73368211.3134.0/200(67.0%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で6〜9つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

古代エジプト4問(選択と記述)
先史時代11問(記述と選択)
中世の西欧世界の発展7問(選択と記述)
ヨーロッパの戦争11問(選択と記述)
イェルサレムの概略図5問(選択と記述)
戦争における造形美術6問(選択と記述)

・2023年度

古代文明5問(選択と記述)
五胡十六国〜9世紀の中国6問(選択と記述)
7世紀〜15世紀のアラブ・ムスリム5問(選択と記述)
中近世のヨーロッパの教皇権の盛衰8問(選択と記述)
中華帝国の諸宗教に対する政策6問(選択と記述)
フランス革命とナポレオン8問(選択と記述)
「聖なる存在」の表し方4問(選択と記述)

・2022年度

古代エジプト5問(選択と記述)
古代の思想家5問(選択と記述)
中世ヨーロッパの民族移動5問(選択と記述)
「中国」概念の相違6問(選択と記述)
百年戦争後のイギリス5問(選択と記述)
ルイ14世の政策5問(選択と記述)
アメリカと中東、その周辺地域の関わり5問(選択と記述)
第二次世界大戦5問(選択と記述)
ミュージアムの成立の歴史5問(選択と記述)

・2021年度

古代オリエント地域5問(選択と記述)
元号の歴史5問(選択と記述)
中世ヨーロッパ世界6問(選択と記述)
中国とヨーロッパの関わり6問(選択と記述)
宗教戦争7問(選択と記述)
ビスマルクの施作7問(選択と記述)
第二次世界大戦後の英米6問(選択と記述)
イスタンブルの聖ソフィア聖堂1問(記述)
西欧中世聖堂3問(選択)

問題数は41~42問を推移しています。
主に正しいもの、誤っているものを選ぶ問題、空所補充、一問一答、年代整序問題、記述問題などが出題されます。
2022年度まで大問は9つありましたが、2023年度は7つまで減り、2024年度は6つまで減っていました。(問題数は減っていません)
文学部に特徴的ですが、古代~第二次世界大戦あたりまでの範囲で満遍なく出題され、文化史についても深い知識が要求されます。
二国間や2つの地域の関わりに関する歴史が頻出です。横のつながりを意識して覚えていきましょう。
写真や絵をつかった問題もあるので資料集にも目を通しておいてください。

●問題別の分析
・正誤判定問題
教科書や参考書にない細かい用語も選択肢の中にあります。
しかし、基本は教科書、参考書を正確に覚えているかどうかが合否をわけます。
細かい用語も重要ですが、まずが基本を疎かにしないようにしましょう。
教科書や参考書を通読しながら用語集で詳細な説明に目を通しておくと後々本格的に覚えるときに楽です。

・記述問題
人名や地名などを空所補充する問題や一問一答形式の問題などが出題されます。
漢字やカタカナを間違って覚えないように、ややこしいものは事前に何回も確認しておきましょう。
こちらも細かい用語が問われることがあるので、難関大学対応の一問一答や用語集を確認しておきましょう。

・年代整序問題
大きな流れだけでなく、もっとズームアップして短期間で起きたことも出題されます。
文化史についても各人物が活躍した時代で並べる問題もあり、教科書に出てきた順で丸暗記していると解くことができません。
年号だけでなく、教科書や参考書の流れや因果関係をおさえるようにしましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。

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