早稲田大学 商学部の世界史対策

2023年8月11日

本記事では早稲田大学 商学部の世界史対策について記載しています。

商学部の世界史の試験時間は60分で、配点は60点です。

毎年、論述問題が出題されますので過去問を使って練習しておきましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つで、問題数は48~49問を推移しています。
主に適当なものを選ぶ問題、誤っているものを選ぶ問題、一問一答、空所補充、年代整序問題、論述などが出題されます。
他学部では文章の正誤判定問題がよく出題されますが、商学部は一問一答形式の設問が非常に多いです。
教科書(参考書)+資料集+一問一答+用語集で知識を増やしていきましょう。
また、100字以内の論述問題も出題されます。現代から出題されることが多いです。

●過去3年分の問題内容
・2023年度
大問1 中世ヨーロッパ史
大問2 清朝の歴史
大問3 革命の歴史
大問4 民主主義の歴史(論述あり)

・2022年度
大問1 アテネの歴史
大問2 モンゴル帝国の統治
大問3 ルネサンス
大問4 アメリカ史(論述あり)

・2021年度
大問1 古代ローマの貨幣
大問2 朱子学
大問3 中世、近代イギリス史
大問4 アメリカの黒人の歴史(論述あり)

●問題別の分析
・正誤判定問題
並んでいる文章の中から正しいものや誤っているものを選択する問題です。
教科書や参考書の記述を正確に覚えるようにしましょう。用語ごとに用語集にも目を通して知識を深めておくとさらに得点の可能性が広がります。

・一問一答
商学部では一問一答形式の問題が多く出題されます。
教科書、参考書レベルの知識をベースとして難関大学対応の一問一答や用語集の確認もしておきましょう。空所補充問題も同様です。

・年代整序問題
出来事を年代別に並べる問題です。
細かいことも選択肢に入っているので、これも用語集を見ながら確認していきましょう。基本は他の設問と同じように教科書や参考書がベースです。

・大問4の空所補充と論述問題
大問4は文章中の空所に入る用語を記述する問題と文章の内容に関連する論述問題が出第されます。論述は100字以内という語数の指示があります。

過去3年分の出題内容は下記の通りです。(要約しています)
・2023年度
ジャクソンが大統領選に勝利した背景や要因について

・2022年度
1982年にメキシコで起こった経済的に重要なことと背景について

・2021年度
民主党支持者の多い南部で多くの支持者を増やした背景と事情について

連続してアメリカに関する文章が出題されていますが、過去の出題例では他の地域もあります。
現代に焦点をあてた文章が多いため、1900年以降の歴史を重点的に学習しましょう。
論述は過去問などで練習して添削してもらいながら実力をつけていきましょう。

『荒巻の新世界史の見取り図』のような流れや仕組みの説明をわかりやすくしている参考書を利用して、理解度を深めていきましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。