早稲田大学 社会科学部の日本史対策

本記事では早稲田大学 社会科学部の日本史対策について記載しています。

社会科学部の日本史の試験時間は60分で、配点は40点です。
選択科目間で得点調整されます。

30字以内の記述説明問題があります。
教科書や参考書に書いてあることを確実に覚えていきましょう。

2025年度入試から社会科学部では日本史の出題がなくなります。
他の大学、学部を受験する時の問題集として使用することをオススメします。

社会科学部の情報

年度募集人員志願者数受験者数合格者数実質倍率合格最低点
20244508,8647,8338698.584.219/130(64.8%)
20234508,8627,8558269.078.92/130(60.7%)
20224509,1668,0828239.489.451/130(68.8%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

宝物の歴史10問(選択)
中世・近世の徳政令(史料問題)8問(選択と記述説明)
外圧と日本(史料問題)10問(選択)
日本人の海外渡航10問(選択)

・2023年度

土地制度史(史料問題)10問(選択)
日本の世界遺産10問(選択)
関東大震災(史料問題)9問(選択と記述説明)
人々の暮らしと変化9問(選択)

・2022年度

女性史9問(選択)
政治と祭祀(史料問題)9問(選択)
海上交通史10問(選択)
史料問題10問(選択と記述説明)

・2021年度

公共事業の歴史10問(選択)
文化史9問(選択)
議会制度史10問(選択と記述説明)
大隈重信(史料問題)9問(選択)

問題数は38問です。
主に適切なものを選ぶ問題、不適切なものを選ぶ問題、整序問題、記述説明問題などが出題されます。
2022年度まで不適切なものを選ぶ問題がほとんどでしたが、2023年度は適切なものを選ぶ問題が中心になっています。
記述説明問題が出題されますので、落とさないように教科書や参考書の記述を確実にインプットしておきましょう。

●問題別の分析
・テーマ史

早稲田大学では頻出ですが、基本的にテーマ史の形で出題されます。
早めに通史を終わらせてテーマ史対策や文化史暗記に移れるかが合否をわけます。

・正誤判定問題
適切なものを選べ、不適切なものを選べという問題がほとんどです。(複数選ぶものもあります)
難しい問題もありますが、基本的に教科書や参考書の記述を確実に覚えているかを問われています。
過去問をみて難しい問題があるからといって、マイナー用語の暗記に執着しないようにしましょう。
2021年度まで該当しない場合はホを選べという形式の問題は2022年度から出題されていません。

・整序問題
年号を覚えたり、教科書や参考書を読んでいるときは順番を意識してみましょう。
いくつかの耐久消費財について世代普及率が50%を越えた年代順など通史学習のときにあまり意識しないことも出題されます。

・記述説明問題
毎年1問出題されます。
記述説明問題の過去3年分の出題は下記の通りです。問題は要約しています。
・2024年度
分一徳政令について45字以内で記述

・2023年度
綿糸や綿布のアジア市場の輸出と生糸のアメリカ市場への輸出が伸びたことについて、国際情勢の変化を30字以内で記述

・2022年度
史料に書かれている政府の方針について30字以内で記述

・2021年度
「民主主義」ではなく「民本主義」を用いた理由について30字以内で記述

教科書や参考書に書かれている基本事項なので確実に答えられるようにしましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。

Follow me!