早稲田大学 人間科学部の国語対策

2023年8月7日

本記事では早稲田大学 人間科学部の国語対策について記載しています。

人間科学部の国語の試験時間は60分で、配点は50点です。

時間が短いので時間配分に注意しましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。問題数は24~26問で推移しています。
現代文、古文、漢文の順番で出題されます。
2023年度は現代文で2つの文章が出題されました。
選択問題が中心ですが、記述問題も出題されます。

過去3年分の出典
・2023年度
大問1 現代文 A:吉川浩満の文章 B:中尾央の文章
大問2 古文 『無名抄』鴨長明
大問3 漢文 『貞観政要』呉兢

・2022年度
大問1 現代文 竹田青嗣の文章
大問2 古文 『宇治拾遺物語』
大問3 漢文 『桑華蒙求』

・2021年度
大問1 現代文 北野圭介の文章
大問2 古文 『北越雪譜』鈴木牧之
大問3 漢文 『列仙伝』劉向

●現代文の傾向(目標時間:25分)
主に空所補充(記述・抜き出し)、傍線部の理由を問われる問題、傍線部の説明を問われる問題、内容一致、空所補充が出題されます。

2022年度まで最後の問題が内容一致でしたが、2023年度はAとBの文を読んだ大学生が作成した報告文で、A、Bの内容に合っているものを選ぶ問題でした。

抽象的な内容の文章が多く、対策をしていないと時間切れになってしまいます。
普段から抽象度の高い文章に触れて、1回1回、文章の理解度をあげていきましょう。

現代文の問題を解くときは、はじめは制限時間を設けずに解答の根拠が自分の中で明確になるまで考え抜く練習をしましょう。

瞬時に解答根拠を探せるようになったら、制限時間を設けて時間内に解く練習をしましょう。

●古文の傾向(目標時間:20分)
主に傍線部の説明を問われる問題、傍線部の意味を問われる問題、空所補充、文法問題、現代語訳、内容一致などが出題されます。

比較的に短い文章なので時間をかけずに、知識で解ける問題を瞬時に解けるように古文単語や文法は習熟しておきましょう。

漢文の傾向(目標時間:15分)
主に読み下し文、書き下し文、空所補充、傍線部の意味が問われる問題、内容一致などが出題されます。

短い文章かつ問題も典型的なものが多いです。

漢字から意味を推測する力と文脈把握の力を必要とするので、句法と漢字の知識をインプットしたら読解の練習をしていきましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。