早稲田大学 法学部の日本史対策

2023年8月7日

本記事では早稲田大学 法学部の日本史対策について記載しています。

法学部の日本史の試験時間は60分で、配点は50点です。

すべての時代からまんべんなく出題されており、必ず史料問題が1題あります。
早稲田大学の学部全般にいえることですが、テーマ史形式での出題が多いです。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つで、問題数は30問です。
主に空所補充問題、正しいものを選ぶ問題、誤りを選ぶ問題、記述問題、整序問題などが出題されます。
このうち記述問題は2021年度が18問、2022年度が15問、2023年度が17問でした。
漢字で記述する必要があるのでケアレスミスに気をつけましょう。

●過去3年分の問題内容
・2023年度
大問1 食料の調達
大問2 中世の日中・日朝関係
大問3 明治末~大正期の日記(史料問題)
大問4 近現代の地方制度

・2022年度
大問1 元号と改元
大問2 近世・近代の外交と琉球
大問3 大津事件(史料問題)
大問4 1970年代以降の日米中関係

・2021年度
大問1 畿内七道
大問2 中世・近世の一揆
大問3 近代の情報・通信(史料問題)
大問4 円為替相場の歴史

●問題別の分析
・記述問題
一問一答形式の問題です。
さまざまな知識を複合させて回答するものもありますが、基本的には教科書や参考書の記述や一問一答問題集を覚えいれば対応できるものが多いです。

・正誤問題
正しいものを選ぶ問題、誤りを選ぶ問題です。
用語をただ覚えるのではなく、歴史的な前後関係や結果、内容も頭に入れましょう。
難しい問題もありますが、その対策に集中するより基本的な問題で落とさない方が効果的です。

・整序問題
出来事や史料を早い順に並べ替える問題です。
各出来事の年号や順番を覚えておきましょう。一つのテーマで並べ替える問題と政治史、経済史などを混合して並べ替える問題が出題されます。
特に混合問題については教科書、参考書の順番で覚えるのではなくテーマに沿って自分でまとめておきましょう。

・史料問題
教科書や参考書にある史料は見ただけで何の史料かわかるようにしましょう。
東進から出ている『日本史史料問題一問一答【完全版】』が効果的です。

教科書、参考書、一問一答、用語集、資料集を先史時代~現代まで何回も目を通しておきましょう。とにかく基礎をどれだけ固めているかが勝負です。

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