早稲田大学 社会科学部の国語対策

2023年8月7日

本記事では早稲田大学 社会科学部の国語対策について記載しています。

社会科学部の国語の試験時間は60分で、配点は40点です。

試験時間が短いので時間配分に注意して解いていきましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で2つです。問題数は18~19問で推移しています。
現代文、古漢融合問題の順番で出題されます。
2021年度までは現古漢融合問題が出題されていましたが、2022年度からは古漢融合問題になっています。
すべて選択式で記述問題は出題されません。

●過去3年分の出典
・2023年度
大問1 現代文 『現代哲学の論点』仲正昌樹
大問2 古漢融合問題 古文:東関紀行 漢文:『晋書』巻三十四「羊祜」

・2022年度
大問1 現代文 『新世紀のコミュニズム』大澤真幸
大問2 古漢融合問題 古文:『雨月物語』上田秋成 漢文:『史記・五帝本紀』司馬遷

・2021年度
大問1 現代文 『大衆新聞がつくる明治の<日本>』 山田俊治
大問2 現古漢融合問題 『交流する平安朝文学』田中隆昭

●現代文の傾向(目標時間:30分)
主に漢字の選択問題、傍線部の理由が問われる問題、傍線部の説明が問われる問題、空所補充、文の整序などが出題されます。

漢字は基本的なものばかりなので『漢字マスター1800+』などの漢字問題集をつかって覚えておきましょう。

傍線部の理由や説明が問われる問題は現代文の典型的な問題なので、社会科学部の過去問や他学部の過去問をつかって練習しておきましょう。

空所補充は語句を入れることが多いです。文脈にあわせて適切なものを選びましょう。

文の整序は冒頭の「しかし」や「また」などの言葉でざっくりと順番を並べ替え、思考の負担を減らしていくとスムーズに回答できます。

論理展開の検討、選択肢、記述内容の徹底した検討、正解にたどりつくまで考え抜くことをテーマにして現代文の勉強をしていきましょう。

まずは制限時間を設けずに徹底して考えていきます。制限時間なしでも正解にたどりつけない状態だと、制限時間があればなおさら解けません。

難しい内容の文章に出くわしたときは、専用のノートをつくって整理していきましょう。

古漢融合問題(目標時間:30分)
主に古文は傍線部の意味、主語の確定、文法問題、内容一致、文学史などが出題され、漢文は空所補充、傍線部の説明を問われる問題、返り点などが出題されます。

早稲田大学で頻出なのは古文の場合、傍線部の内容確認、主語の確定、文法問題、和歌、敬語の対象、漢文の場合、書き下し文、返り点、傍線部の内容確認です。
近年で出題されていなくても対策をしておきましょう。

古文の内容に関連した漢文が出題されます。

古文は文法と単語を覚え、読解の練習を積んでいきましょう。
漢文は句法を覚え、読解の練習を積んでいきましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。