早稲田大学 商学部の国語対策

本記事では早稲田大学 商学部の国語対策について記載しています。

商学部の国語の試験時間は60分で、配点は60点です。

試験時間が短いので時間配分に注意して解いていきましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。問題数は22問程度で推移しています。
現代文、古文、漢文の順番で出題されます。
上述のとおり時間が短いので過去問演習を通じてスピード感を身につけておきましょう。

●過去3年分の出典
・2023年度
大問1 現代文 『経済社会の学び方』猪木武徳
大問2 古文 『積翠閑話』
大問3 漢文 「航西日誌」森鴎外

・2022年度
大問1 現代文 『死にかた論』佐伯啓思
大問2 古文 『今鏡』
大問3 漢文 「黄州快哉亭記」蘇轍

・2021年度
大問1 現代文 『経済学の哲学』伊藤邦武
大問2 古文 『堤中納言物語』
大問3 漢文 『巣林筆談』龔煒

●現代文の傾向(目標時間:30分)
主に漢字、傍線部はどういうことかを問われる問題、空所補充、傍線部の理由を問われる問題、脱落文補充などが出題されます。

漢字は傍線部を漢字で書く問題です。『漢字マスター1800+』などで漢字を覚えておきましょう。
また、抜き出しや空所補充などの問題では記述の形式で問われることが多いので過去問演習を通じて慣れておきましょう。

脱落文補充は早稲田大学の国語では頻出の形式なので他学部の過去問を使用してもいいです。

論理展開の検討、選択肢、記述内容の徹底した検討、正解にたどりつくまで考え抜くことをテーマにして現代文の勉強をしていきましょう。
まずは制限時間を設けずに徹底して考えていきます。制限時間なしでも正解にたどりつけない状態だと、制限時間があればなおさら解けません。

難しい内容の文章に出くわしたときは、専用のノートをつくって整理していきましょう。

●古文の傾向(目標時間:15分)
主に文法問題、傍線部の解釈、傍線部の内容、内容一致などが出題されます。
年度によって和歌の解釈、敬語の対象、文の整序、空所補充、脱落文補充などの多様な問題は出題されます。

2022年度までは典型的な問題が出ていましたが、2023年度は文の整序や脱落文補充など他の学部ではあまり見ないような問題が出題されました。

文法、古文単語を覚えたら読解の練習を積んでいきましょう。

●漢文の傾向(目標時間:15分)
主に傍線部の解釈、傍線部の意味、書き下し文や返り点、内容一致(不一致)などが出題されます。
2022年度までは短めの漢文が出題されていましたが、2023年度は長めでした。
しかし、森鴎外が書いたものということで比較的読みやすかったかもしれません。

句法を覚えたら読解の練習を積んでいきましょう。

早稲田大学対策のまとめはこちらです。

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