明治大学 法学部の世界史対策

本記事は明治大学法学部の世界史対策について記載しています。

法学部の世界史の試験時間は60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

法学部の入試情報

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
20243153,9713,2837714.3241/350(68.8%)
20233754,3253,6371,0273.5222/350(63.4%)
20223754,7393,9968444.7238/350(68.0%)
20213754,5283,9351,1063.6255/350(72.9%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2024年度

イベリア半島の歴史10問(選択)
モンゴルの歴史10問(選択)
技術、発明品の歴史10問(選択と記述)
第一次世界大戦後の経済10問(選択と記述)

・2023年度

革命の歴史10問(選択と記述)
エジプトの歴史10問(選択)
クルド人の歴史10問(選択)
明朝の歴史10問(選択)

・2022年度

古代人の自由10問(選択と記述)
ムガル帝国の歴史10問(選択)
中南米諸国の歴史10問(選択)
世界的な商業の活発化10問(選択)

・2021年度

アメリカとフランスの歴史10問(選択と記述)
ロシアの歴史10問(選択)
ヨーロッパの文化史10問(選択)
中国の貨幣の歴史10問(選択)

全体の傾向
2020年度までは大問1、2が空所に入る語句を記述する問題と各設問の答えを記述する問題、大問3、4が空所に入る語句を選択する問題と正誤問題が出題されていましたが、2021年度から大問の1は変わりませんが、大問2が大問3と4と同じ形式に変わりました。
しかし、2024年度は2020年度までの形式に戻っています。

●空所に入る語句を記述する問題+各設問の答えを記述する問題
文章の中に空所があり、そこに入る語句を記述する問題(5問)と各設問に対する答えを記述する問題(5問)です。

問われている語句のレベルは教科書レベルが大半で、難しい語句は1、2問程度です。
難しい語句が問われていることに注意が向いてしまうかもしれませんが、教科書レベルの問題を確実に回答できる方が重要です。

教科書+一問一答で対応することができます。

●空所に入る語句を選択する問題+正誤問題
空所に入る語句をA~Zの26個の選択肢の中から選ぶ問題です。
空所の数は5つですので、入らない選択肢が21個あります

選択肢が多いので、ある程度、選択肢がなくても答えられるような準備が必要です。
問われる語句のレベルは問題1と同じく教科書レベルです。

通史、テーマ史、文化史など扱われるテーマは多様なので、どれも軽視することのないようにしましょう。

正誤問題(5問)の特徴は選択肢の文章が約3行以上と、比較的長文である点です。
一文ずつ精査することを心がけ、適当に答えないようにしましょう。

また、選択肢の文章の内容も史実の確認だけではなく、ある歴史的事象から考察できることが選択肢に並んでいることもあります。
例)(価格革命が起きた)ヨーロッパにおける物価上昇の原因と影響に関しては諸説あるが、以下の記述のうち正しいものはどれか。

教科書を読んでいるときに歴史的事象を丸暗記するだけでなく、そこから導き出される結果なども念頭にいれて読んでいきましょう。

文章だけでなく、歴史的な出来事を起きた順番に並べる問題語句を確認する問題なども出題されます。

全体の戦略としては教科書の内容の理解と暗記を最優先にして、語句問題を一問一答で対応していくということになります。地図問題は出題されないので、資料集は参考程度でいいです。

明治大学法学部専願の人は難しい用語対策よりも基本語句を完全に頭に入れることを重視しましょう。
早稲田大学や慶應義塾大学など超難関大学を第一志望としている人は難しい用語も含めて答えられるべきです。

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