東京理科大学(薬学部・B方式)の英語対策

本記事は東京理科大学(薬学部・B方式)の英語対策について記載しています。
薬学部は6年制の薬学科と4年制の生命創薬科学科にわかれています。
2017年度まで薬学科と生命創薬科学科の問題は別々に出題されていましたが、2018年度から統一されました。
薬学部の英語の試験時間は60分で配点は100点満点です。
目標得点について
合格最低点が70%台の年度もありますが、基本的に60%強で推移しています。
したがって、英語が得意な人は75%以上、苦手な人は(数学・理科でじゅうぶん得点できるとして)65%以上を目標にしましょう。
薬学部の入試情報
| 年度 | 学科 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点 |
| 2026 | 薬 | 39 | 1,178 | 1,101 | 295 | 3.7 | 165/300(55%) |
| 生命創薬科 | 37 | 832 | 784 | 227 | 3.4 | 170/300(57%) | |
| 2025 | 薬 | 39 | 1,223 | 1,142 | 288 | 3.9 | 199/300(66%) |
| 生命創薬科 | 37 | 872 | 821 | 234 | 3.5 | 199/300(66%) | |
| 2024 | 薬 | 40 | 964 | 899 | 310 | 2.9 | 209/300(70%) |
| 生命創薬科 | 40 | 689 | 645 | 267 | 2.4 | 203/300(68%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で2~3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
| 1 | ・長文読解(32点) 1. 空所補充問題×3 2. 下線部の言い換え×3 3. 文脈に合わせて変化した単語 4. 下線部の例として適当なもの 5. 下線部の説明 6. 下線部に関する問題 7. 下線部の言い換え 8. 下線部に関する問題 9. 内容不一致 10. 内容一致 | ・長文読解(66点) 1. 下線部の意味に最も近いもの 2. 下線部の意味に最も近いもの 3. 下線部の理由 4. 下線部の意味に最も近いもの 5. 下線部の意味に最も近いもの 6. 下線部の言い換え 7. 下線部の説明 8. 空所補充問題 9. 空所補充問題 10. 下線部の言い換え 11. 下線部の説明 12. 下線部の意味に最も近いもの 13. 空所補充問題 14. 文の組み合わせ 15. 空所補充問題 16. 下線部の説明 | ・長文読解(67点) 1. 下線部の意味に最も近いもの 2. 下線部の意味に最も近いもの 3. 下線部に関する問題 4. 下線部の意味に最も遠いもの 5. 段落の内容に関する問題 6. 下線部の意味に最も近いもの 7. 下線部の意味に最も近いもの 8. 段落から推測できないもの 9. 下線部の意味に最も遠いもの 10. 下線部の説明 11. 下線部が言及していること 12. 下線部が言及していること 13. 下線部の意味に最も遠いもの 14. 下線部の言い換え 15. 正誤問題 16. 下線部の意味に最も近いもの 17. 下線部の言い換え 18. 下線部が言及していること 19. 下線部の言い換え 20. 空所補充問題 21. 本文中で議論されていること×2 22. 文の補充 23. 正誤問題 |
| 2 | ・対話問題(34点) 1. 下線部に関する問題 2. 空所補充問題 3. 下線部と同じ意味 4. 下線部から理解できること 5. 内容に関する問題 6. 下線部の言い換え 7. 空所に関する問題 8. 下線部に関する問題 9. 空所に関する問題 10. 下線部の意味に最も近いもの 11. 下線部に関する問題 12. 内容一致 13. 対話の内容に合致するもの 14. タイトル選択問題 | ・文中の下線部に関する問題(16点) 下線部の意味に最も近いもの×4 | ・長文読解(33点) 1. 空所補充問題 2. 下線部の意味に最も近いもの 3. 空所補充問題 4. 空所補充問題 5. 空所補充問題×6 6. 文の整序 7. 文の組合わせ |
| 3 | ・長文読解(34点) 1. 下線部に関する問題 2. 下線部の意味 3. 下線部に関する問題 4. 空所補充問題 5. 下線部の意味 6. 下線部の意味 7. 下線部の意味 8. 文中の整序問題 9. 下線部の意味 10. 空所補充問題 11. 内容不一致 12. 内容不一致 13. 内容一致(2つ) | ・文中の下線部に関する問題(18点) 下線部の意味に最も近いもの×6 |
長文読解や下線部の意味に最も近いものを選ぶ問題など年度によって問題構成が異なります。
長文読解は頻出ですが、2025年度のように全問長文に関する問題の年度もあるので素早く情報を処理する練習は過去問などを通じてやっておきましょう。
試験時間は60分で、マークシート方式です。 最大の特徴は、「薬学部」という学問領域を強く意識した専門性の高い長文が出題される点です。特に近年(2024・2025年度)は、大問3つ構成が定着しており、語彙・内容ともに高いレベルが求められます。
専門的トピック: 骨密度、遺伝子、創薬、免疫など、理系・医学系の背景知識があると有利な文章が多いです。
精読力の重視: 単なる内容一致だけでなく、下線部の言い換えや、指示語が指す内容を正確に問う問題が頻出します。
論理構造の把握: 文脈に合う空所補充や、文の挿入・並び替え問題により、文章の論理展開を追う力が試されます。
●対策
1. 専門語彙と背景知識の補強
大問2や3では、“transgenic”(遺伝子組み換えの)、“clinical trials”(治験)、”multiple sclerosis”(多発性硬化症)といった専門的な語彙が登場します。注釈もつきますが、基本的なバイオ・医療系の英単語はターゲットやシステム英単語に加え、理系用の単語帳で補強しておくと、読解スピードが格段に上がります。
2. 下線部言い換え・内容説明の徹底
「It is closest in meaning to…」という問題が非常に多いです。
- 対策: 単語の直訳だけでなく、前後の文脈からプラス・マイナスのニュアンスを判断する練習をしてください。特に2024年度の「potent (強烈な)」や2023年度の「fueled (加速させた/供給した)」など、文脈に応じた柔軟な解釈が必要です。
3. 論理展開の意識(空所補充・挿入)
「この文はどこに入るか?」「空所に適切な接続詞は何か?」という問いが頻出します。
- 対策: 段落ごとのトピック(要旨)をメモしながら読む癖をつけましょう。特に2025年度大問3のような制度解説文では、「問題点→原因→対策→現状」という論理構成を意識することが正答への近道です。
4. 科学対話文への慣れ(2025年度大問2)
2025年度にはラジオ放送のスクリプト形式(対話文)が出題されました。
- 対策: 専門的な内容を「聞き手(素人)」と「話し手(専門家)」がやり取りするため、「質問=問題提起」「回答=解説」という構造になっています。質問文をしっかり読むことで、次に何が語られるかを予測するトレーニングが有効です。
5. 時間配分のシミュレーション
60分で2,000〜2,500語程度の英文を読み、精緻な設問に答える必要があります。
- 配分案: * 大問1(一般長文): 20分
- 大問2(科学系): 15〜18分
- 大問3(医療・薬学系): 20分
- 見直し: 2〜5分
薬学部の入試らしく、最新の科学トピック(2025年度のドラッグ・ラグなど)が出題されるため、日頃から科学ニュースなどに英語で触れておくことも強力な対策になります。
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