東京理科大学(薬学部・B方式)の英語対策

本記事は東京理科大学(薬学部・B方式)の英語対策について記載しています。

薬学部は6年制の薬学科4年制の生命創薬科学科にわかれています。

2017年度まで薬学科と生命創薬科学科の問題は別々に出題されていましたが、2018年度から統一されました。

薬学部の英語の試験時間は60分で配点は100点満点です。

目標得点について

合格最低点が70%台の年度もありますが、基本的に60%強で推移しています。

したがって、英語が得意な人は75%以上苦手な人は(数学・理科でじゅうぶん得点できるとして)65%以上を目標にしましょう。

各項目の傾向と対策

年度大問1:一般~教育論(長文)大問2:科学・医学(長文/対話)大問3:医療・薬学(長文)
2025食と母の愛、H Martでの体験談古代DNAと現代医療の関わり(対話)日本における「ドラッグ・ラグ」と「ドラッグ・ロス」
2024人間の物語への渇望と記憶の仕組み紙の切り傷が痛む理由(短文)鳥の睡眠の仕組み(短文)
2023公衆演説(TED)における「インスピレーション」の真偽宇宙での骨密度低下を防ぐ遺伝子組み換えレタス(大問2つ構成)

試験時間は60分で、マークシート方式です。 最大の特徴は、「薬学部」という学問領域を強く意識した専門性の高い長文が出題される点です。特に近年(2024・2025年度)は、大問3つ構成が定着しており、語彙・内容ともに高いレベルが求められます。

専門的トピック: 骨密度、遺伝子、創薬、免疫など、理系・医学系の背景知識があると有利な文章が多いです。

精読力の重視: 単なる内容一致だけでなく、下線部の言い換えや、指示語が指す内容を正確に問う問題が頻出します。

論理構造の把握: 文脈に合う空所補充や、文の挿入・並び替え問題により、文章の論理展開を追う力が試されます。

●対策

1. 専門語彙と背景知識の補強

大問2や3では、“transgenic”(遺伝子組み換えの)“clinical trials”(治験)、”multiple sclerosis”(多発性硬化症)といった専門的な語彙が登場します。注釈もつきますが、基本的なバイオ・医療系の英単語はターゲットやシステム英単語に加え、理系用の単語帳で補強しておくと、読解スピードが格段に上がります。

2. 下線部言い換え・内容説明の徹底

「It is closest in meaning to…」という問題が非常に多いです。

  • 対策: 単語の直訳だけでなく、前後の文脈からプラス・マイナスのニュアンスを判断する練習をしてください。特に2024年度の「potent (強烈な)」や2023年度の「fueled (加速させた/供給した)」など、文脈に応じた柔軟な解釈が必要です。

3. 論理展開の意識(空所補充・挿入)

「この文はどこに入るか?」「空所に適切な接続詞は何か?」という問いが頻出します。

  • 対策: 段落ごとのトピック(要旨)をメモしながら読む癖をつけましょう。特に2025年度大問3のような制度解説文では、「問題点→原因→対策→現状」という論理構成を意識することが正答への近道です。

4. 科学対話文への慣れ(2025年度大問2)

2025年度にはラジオ放送のスクリプト形式(対話文)が出題されました。

  • 対策: 専門的な内容を「聞き手(素人)」と「話し手(専門家)」がやり取りするため、「質問=問題提起」「回答=解説」という構造になっています。質問文をしっかり読むことで、次に何が語られるかを予測するトレーニングが有効です。

5. 時間配分のシミュレーション

60分で2,000〜2,500語程度の英文を読み、精緻な設問に答える必要があります。

  • 配分案: * 大問1(一般長文): 20分
    • 大問2(科学系): 15〜18分
    • 大問3(医療・薬学系): 20分
    • 見直し: 2〜5分

薬学部の入試らしく、最新の科学トピック(2025年度のドラッグ・ラグなど)が出題されるため、日頃から科学ニュースなどに英語で触れておくことも強力な対策になります。

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