早稲田大学 人間科学部の英語対策

2023年8月7日

本記事は早稲田大学人間科学部の英語対策について記載しています。

早稲田大学人間科学部の英語は90分50点(文系方式)、150点(理系方式)です。

早稲田大学人間科学部の英語は得意であれば得点率75%以上狙いたいところですが、70%前後を基本的な目標にして勉強をしていきましょう。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
大問数は3問です。
大問1は200~300語程度の短い文章が8問出題されます。
大問2は前置詞の空所補充問題です。
大問3は文法・語法などの正誤問題です。
大問1はあまり長い時間考えることができず、すぐに処理しないと時間切れになります。
大問2、3についてはレベルが高く、文法・語法・熟語などについて曖昧な知識であることは許されません。

●大問1(長文読解)
文章自体は短いのですが、量が非常に多いのが特徴です。
速読力が重点に置かれがちですが、大切なのは速く読むことではなく、速く正確に解答することです。
速く読んだところで内容を理解していなければ正答を選ぶことはできません。
したがって、基本的な文法・語法、英文解釈をやったら、多読に移りましょう。
長い文章を読む必要はないので、短い文章の問題をとにかく大量に解いてみましょう。
1問あたり6~8分程度が目標です。

大問2(空所補充)
空所に入る前置詞を選ぶ問題ですが、「繰り返し使用していい」「使われない語が含まれている語がある」「何も入らなければ、NO WORDを選択する」という条件があり、これが難易度をあげています。
この条件によって消去法を使用することができず、正確な知識と文脈把握が求められます。
前置詞が出るからといって、熟語を覚えてさえいればいいというわけではありません。
とはいえ、毎年決まって前置詞が問われているわけなので、対策自体はしやすいです。

●大問3(正誤問題)
英文に下線が引かれており、誤った英語表現がある部分を指摘し、どこも誤っていない場合はNO ERRORを選ぶ問題です。(早稲田大学社会科学部でも同様の問題が出題されます)
文法・語法問題の中でも受験生が苦手としている形式の問題です。
空所補充問題とは違い、これもまた正確な文法、語法知識が必要です。

・正誤問題でよく出題されるパターン
☆単数・複数の間違い
☆熟語の前置詞が違う
☆動名詞、to 不定詞の間違い
☆自動詞・他動詞の間違い
☆主語が違う
☆時制が違う
☆冠詞のミス

以上のように問われやすいパターンがあるので、これは最低限おさえておきましょう。

全体的に時間が短く、知識問題も即答できる種類の問題ではないので、事前にしっかり対策しておきましょう。