早稲田大学 商学部の英語対策

本記事は早稲田大学商学部の英語対策について記載しています。

商学部は地歴・公民型と数学型にわかれています。

地歴・公民型の英語の試験時間は90分で、配点は80点です。
数学型の英語の試験時間は90分で、配点は60点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強していきましょう。

商学部の入試情報

・2024年度

受験方式募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
地歴・公民型3557,7307,0396959.3128.7/200(64%)
数学型1502,7522,3294005.8109/180(61%)

・2023年度

受験方式募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
地歴・公民型3557,9497,2866569.7131.6/200(66%)
数学型1502,4902,1293705.2109.05/180(61%)

・2022年度

受験方式募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点
地歴・公民型3558,2307,60169411.0130.6/200(65%)
数学型1502,6482,2763666.2109.4/180(61%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度
・会話問題
1. 空所補充問題×5
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 文中の整序問題
4. 下線部の英訳
・長文読解
1. 下線部の意味に近いもの×5
2. 内容に関する問題×3
3. 文中の整序問題
4. 本文のタイトル
・長文読解
1. 下線部の意味に近いもの×4
2. 空所補充問題×4
3. 下線部の内容
4. 文中の整序問題
5. 内容に関する問題×3
・長文読解
1. T/F問題×5
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 下線部の意味に近いもの×4
4. 空所補充問題×3
5. 空所補充問題×3
6. 内容に関する問題×3
・長文読解
1. 空所補充問題×4
2. 空所補充問題×4
3. 下線部の意味に近いもの×4
4. 抜き出し問題(記述)
5. 内容に関する問題×4
2023年度2022年度2021年度
・会話問題
1. 空所補充問題×5
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 下線部英訳
・会話問題
1. 空所補充問題×5
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 抜き出し問題(記述)
4. 文中の整序問題
・会話問題
1. 空所補充問題×4
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 文中の整序問題
・長文読解
1. 内容に関する問題×3
2. 下線部の意味に近いもの×5
3. 本文のタイトル
4. 下線部の書き換え(記述)
・長文読解
1. 内容に関する問題×3
2. 空所補充問題×5
3. 下線部の意味に近いもの×3
4. 下線部の意味に近いもの
5. 下線部の内容
・長文読解
1. T/F問題×5
2. 空所補充問題×4
3. 下線部の意味に近いもの×2
4. 文中の整序問題
5. 下線部の内容
6. 本文のタイトル
・長文読解
1. 空所補充問題×3
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 空所補充問題×4
4. 内容に関する問題×4
5. 文中の整序問題
・長文読解
1. T/F問題×4
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 空所補充問題×4
4. 文中の整序問題
・長文読解
1. T/F問題×5
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 空所補充問題×4
4. 文中の整序問題
5. 空所補充問題
・長文読解
1. 空所補充問題×4
2. 下線部の意味に近いもの×4
3. 内容に関する問題×4
4. 本文のタイトル
5. 文中の整序問題
・長文読解
1. 内容に関する問題×4(英問)
2. 下線部の意味に近いもの×2
3. 文中の整序問題
4. 空所補充問題×4
・長文読解
1. 内容に関する問題×3
2. 下線部の意味に近いもの×2
3. 空所補充問題×5
4. 空所補充問題
・長文読解
1. 下線部の意味に近いもの×4
2. 空所補充問題×5
3. 内容に関する問題×3
4. 文中の整序問題
5. 抜き出し問題(記述)
・長文読解
1. T/F問題×4
2. 下線部の意味に近いもの×3
3. 空所補充問題×4
4. 文中の整序問題
5. 空所補充問題
・長文読解
1. 内容に関する問題×4
2. 空所補充問題×4
3. 下線部の意味に近いもの×3
4. 下線部の内容

全体の傾向
大問は全部で5つあり、大問1が会話問題、大問2~5までは長文読解という構成は変わりません。
一問一答的な文法・語法問題は出題されず、せいぜい文中での整序問題くらいです。
長文読解がメインですので文法・語法や単語、熟語暗記ばかりをやっていると対応することができません。基本的な部分は早々に終わらせて、長文をひたすら読んでいきましょう。

会話問題(目標解答時間:15分)
2人の会話が展開され、会話の流れに合うように適当な表現を空所に入れていく問題が出題されます。
年度によってはインタビューをもとにした問題が出題されています。
また、空所補充の他に下線部の意味にもっとも近いものを選ぶ問題や和訳、指定語数内での英訳なども出題されています。
会話問題には文脈から判断するもの会話表現をアウトプットする問題がありますが、商学部の会話問題は2つ組み合わせた問題です。
会話表現を覚えているのは前提で、そのうえ文脈で判断するというタイプなので、過去問演習を欠かすことはできません。
ある程度、空所に何が入るのかを予測して選択肢にあたると解答スピードが速くなります。
下線部の意味にもっとも近いものを選ぶ問題は、意味を文脈から判断するものが多く、何かを覚えてどうにかする問題ではありません。

長文読解(目標解答時間:60分)
大問2から大問5まで長文読解が続きます。1題15分程度のペースで解いていきましょう。
主な問題は下線部の意味にもっとも近いものを選ぶ問題、空所補充、内容一致問題、下線部の和訳、タイトル決定問題、文中の整序問題(日本語を英訳するという前提)、文中の表現を指定語数内で英語にする問題、T/F問題などです。

下線部の意味にもっとも近いものを選ぶ問題は難しい単語簡単だけど文しだいで意味が変化する単語が狙われます。
語彙力は多いに越したことはないのですが、出題者の意図は「わからなくても文脈から判断できるかどうかを確認する」ということです。

空所補充問題もある程度の語彙力があるのが前提として、文脈で判断するというタイプです。
文法や熟語などの知識で対応できるものは少なく、あくまで読解力を試されます。

内容一致問題でよくあるパターンは段落ごとに問題があるというものですが、商学部の内容一致問題は段落ごとに設定されておらず、文全体の内容を理解していないと回答できません。
T/F問題(文内容の正誤問題)も同じで、文全体の内容を理解していないと対応できません。

文中の整序問題は、ある程度文法や熟語のかたまりを作り、並べかえるという手法で対応できますが、できあがった文が文脈に合致しているのかを確認する必要があります。
文法的には正しくても意味が通じないので間違えというタイプの問題が出されます。

早稲田大学商学部の全体観

すでに述べていますが、やはりどれだけ早く長文読解の演習に入れるかが重要です。
いつまでたっても文法・語法問題や英文解釈をやっているようでは到底間に合わず、理想としては高校3年生の夏休み前までに単語、文法・語法問題、英文解釈は終わっている状態でいたいところです。*覚えるものは受験本番まで継続します。

夏休みはセンター試験の過去問、共通テストの過去問、日東駒専あたりの過去問などで長文読解の練習を重ねて、9月からGMARCHや早慶上智の個別対策、他の受験科目の本格的な対策にうつっていければベストだと思います。

英語は成績上昇までとにかく時間がかかりますので、早めの対策を心掛けましょう。
英語で点が取れなかったら終わりだと思って、手を抜かないようにしてください。

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